2chまとめ騒動が示す今後のメディアサイトのあり方

2chまとめ業界が存亡の危機に立たされています。

その始まりは2月20日に2chの新管理人に就任したジム・ワトキンス

前の経営者は、2chの運営経費のための資金を十分な収入を獲得ことができなかったので、首にしました。1以前に、自律的に働かせましたが、その時は名誉を毀損されました。2chを維持するための十分な所得創出力を失われました。適切な管理次第、2chを再び動かすことができるでしょう。

という声明からでした。

2chが収益を確保できなくなってきた、最も大きな理由に2chまとめの存在あげられます。

『2chまとめ』とは、2chの掲示板のコメントをまとめ自分のサイトにアップしているサイトのことをいうのですが、2chユーザーの多くがまとめサイトの方に流れてしまったためです。そして『ニュー速VIP』『なんでも実況J』『ニュース速報+』への転載禁止が決定されたわけですが、結局は

http://netgeek.biz/archives/6000

というように、丸パクリはNGで、まとめたものはOKという決着になったようです。

他のコンテンツの流用をしている他のサイトは?

2chまとめは2chから情報をまとめているために、どこに問題があるのかがわかりやすいですが、まとめサイトの最大手であるNeverまとめは、一般ユーザーがほかのウェブサイトからの情報をまとめているため、どこに問題があるかがわかりづらくなっています。

しかし、これらの記事には明らかにコピーコンテンツと言えるものばかりです。ですが、ページの作成が一般ユーザーであるため日々サイトの評価も非常高く、オリジナルコンテンツよりも高い評価を受けていることが少なくありません。RSSやサイトのAPIを使ってコンテンツを自動生成しているわけでもないので、まとめ記事にもある程度の評価はあるということでしょう。

なぜ一般のユーザーが精力的に作ってくれるのかというと、PVや広告収益に応じて、ページの製作者がお金をもらえる為です。中にはNeverまとめで生活をしている人もいるようです。

http://www.j-cast.com/2013/04/12172728.html?p=all

ネイバーまとめは自身のサイトを『情報をまとめ直し、新しい価値を提案するキュレーションサイト』であると言っていますが、コンテンツのオリジナルサイトよりも検索順位が高くなってしまっているというのは、元コンテンツの製作者としてはいい気分はしませんよね。

弱小サイト運営者はNeverに取り上げられると被リンクがもらえるので喜ぶ方もいますが。

(実際、僕もうれしい)

2014年以降のメディアサイトの在り方

近年の流行に『バイラルメディア』という物があげられます。

これらは、ページに1本動画を張っただけで、特に文章もないシンプルなサイト設計になっていることが多いのですが、最も特徴的なのはアクセスの質です。バイラルメディアのアクセスの9割がSNSからの流入、facebookで言えば『イイネ』、Twitterで言えば『ツイート』といった感じで、今までの検索流入ではなく『口コミ』による拡散でアクセスを集めているわけです。

2013年の11月ぐらいから日本でも流行始めましたが、2014年3月の時点では好調のようです。

好調の理由

2000年代前半は可処分所得を奪い合うサービスが一般的でした。ユーザーのお金を貰うためのサービスです。
しかし、ケータイが流行るにつれてネットサービスはモバゲー・GREEなどのケータイゲームがメインに移動していきます。

これはサービスの重要なポジションが『可処分所得』から『可処分時間・可処分場所』になった為でしょう。そのほかにも、フリー戦略が流行ってきた為にサービスの利用にお金が必要なくなってきたこともあげられます。

更に時代が進み、端末が進化しスマホやタブレットなど受け取れるコンテンツが増え、ソーシャルによる【シェア】の概念が生まれ、情報をシェアする時代に突入しました。グノシーがいい例だと思います。

キュレーションの是非

ネットの中では、キュレーションサイトがもてはやされている一方、2chまとめが追いつめられていますが、これは非常におかしいことだと思います。現在のキュレーションサイトはほとんどのコンテンツは海外の動画まとめサイトなどからの流用でしかありません。

『だから、価値がない』と言いたいのではなく、『それすら価値がある』というのが僕の意見です。

キュレーションとは結局他人のコンテンツであるので嫌う方も多いですが、そもそもネットの情報なんて言うのは95%は他人のコンテンツでしょう。

ですので2chまとめがNGなら、今あるバイラルメディアも存在してはいけないことになります。ネットの世界で情報のキュレーションを禁止するということが不可能だし、必要ないことです。

だから2chまとめの騒動はこれで簡潔でいいと思います。ダメなのは、他人のコンテンツを自分のコンテンツのように見せることでしょう。

キュレーションサイト・バイラルメディアは業界の転換期になりえるか?

グルーポンの時以上に、今年多くのバイラルメディアが生まれると思れ、その9割は死んでいくはずです。グルーポン以上に参入障壁が低いので多くの方が参入するはずですからね。

さて、今まで検索エンジンからしかアクセスを見込めなかった業界のパラダイムシフトになって行くのか?非常に楽しみです。

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    タロウ

    1990年3月9日神戸生まれ。 webが好きです、でもラーメンはもっと好きです。SEOには自信があります。最近太ってきたせいで着る服がありませんが、太ってきたのであったかいです。 Twitter・Facebookから友達申請よろ!