見つからない財布(財布落とした)

先月、名古屋でヒトデナイトという大きな飲み会があった。
ブロガーアフィリエイターが集まる120ほどの飲み会。

僕もその飲み会に呼ばれた一人だった。

しかし、僕はたどり着けなかった。

 

なぜかって?

最寄り駅で新幹線の切符を買い、電車を乗り継ぎ東京駅に着いたところまでは良かったんだ

問題は東京駅で新幹線に乗ろうとしたときだ。

 

そこからこの物語は始まりを告げる、、、

第1話 見つからない財布

 

「ない、ない。ない!ないない!!」

僕の名前はタロウ。
なんでこんなに慌てているのかって?

財布がないんだ

「ずっと財布はあったの?」そう思う人もいるかもしれない

村上春樹風に答えるならこうだ。

「うん、1時間前はあった。自宅にいたあの時は。僕はそのことをずっと感じつづけていたよ。ケツのポケットには財布があるんだって。
でもそれが財布というきちんとした形になったのは、それほど前のことじゃない。財布は少しずつ形を定めて、そして徐々にその形を失ってきたんだ。僕が東京駅に近くにつれてね。何故だろう? 僕にもわからない。たぶんそうする必要があったからだろうね」

そんなやりとりを脳内で済ませ、カバンの中をひっくり返す。

 

やはり財布がない。困った。

もしかしたら優しい人が駅に届けていてくれている可能性もある。その小さな、でも僕とっては眩しいほどの可能性にかけて駅に電話をした。

駅員「え〜お忘れ物承り所です」

ボク「すみません。財布を落としたのですが、そちらにありませんか?」

駅員「財布の特徴は?長財布とか色とか」

聞かれるままに財布の特徴・免許証の名前を答えると

駅員「じゃあ届けられてないか探してみます」

そして2〜3分の電子音の後に駅員が戻ってきた

駅員「今のところ届いてないですね。」

ボク「そうですか、、、ありがとうございます。。。」

 

絞るように声を出した僕に駅員さんは「でもまだきていないだけかもしれないので夜電話してみてください。」と言ってくれた。

せめて新幹線に乗った後なら名古屋まで行く方法はあったのだが、 お金もねぇ、チケットねぇ、おらの持ち物に財布がねぇ!
そんなリアル吉幾三状態ではどこにもいけるはずがない。

諦めて僕は家に帰ることにした。

こういうのを不幸中の幸いというのだろうか、鍵は無くしていなかったからね。

第2話 過ごせない日常

 

今から、みんなにびっくりすることを言うから心の準備をしてほしい。

いいかい?準備はできたかな?

よし言うぞ、言いたいことっていうのは

人は金がないと生きて行けないということだ

 

財布の中にクレジットカードがあったため、お金をおろすことができない。
財布をなくしてクレジットカードをなくすとどうなるか?

そうお金がない。
厳密には口座にはお金があるが現金がない。

現金がないとどうなるか。そう、生きて行けない。

如何にキャッシュレス時代と言っても、そもそも手元にお金の代わりになる機械(モバイルSuicaとか)もないからキャッシュレスどころか普通にマネーレス状態な訳である。

『現代社会の生態系の頂点に立つものはやはり金なのか」そんなことを考えたりもするがとにかくお金がない。

 

社員にこの事態を伝えたら社員が毎日1000円を貸してくれているので、なんとか過ごすことができている。

 

みんな知らないかもしれないが、これでも僕は社長なのだ。
だが思った、

社員に毎日1000円を貸してもらって過ごす社長はただのニート

 

 

ちなみにpolcaとかでお金恵んでもらおうかと思ったけど、自分が困ってるからって自己責任なのにお金を恵んでもらうのは違うんじゃないかなって思うのでやめました。

第3話 下ろせない現金

金がない金がないと言い続けていたら、友達が「お金貸そうか?」と言ってくれた。

助かった、、、

毎日社員に頭を下げて1000円を借りるのはかなり心が折れる。(今思うとなんでもっと大きい額を借りなかったんだと思うが、なんかこう、、、プライドが、ねぇ?)

持つべきものは友達である。二つ返事で「お金を返してくれ!」と答えた。

友人は「わかった。じゃあ口座を教えて」と言った。

そして気がつく

 

 

振り込んでもらってもお金を下ろせない

(web口座なので通帳は存在しない。)

 

というわけで、さっさとクレジットカードの再発行に行かないと行けないのだが、

自分を証明するものがない、、、

クレジットカードがない、免許証がない、保険証もない。

じゃあまずは免許証を再発行しよう!
→本人確認が必要です
→保険証ない!
→再発行できない
バッドエンド

じゃあ保険証から再発行しよう!
→本人確認が必要です
→免許証ない!
→再発行できない
バッドエンド

詰みである。
王手、飛車角落ち、頭金で詰みである。

自分は紛れもなく自分なのに、
自分であることを証明できない。

 

そうなるとまず住民票から再発行になる。

ただ、住民票の再発行には以下のもの、A.B各1点づつが必要になるのだが、

A.健康保険被保険者証、介護保険被保険者証、共済組合証、国民年金手帳、厚生年金手帳、住民基本台帳カード(写真なし)など、官公署が発行した資格証明書等で顔写真のついていないもの

B.学生証、社員証、法人(国、地方公共団体を除く)が発行した身分証、預金通帳 等

ないよね。

かろうじて年金手帳はあるけど
Bがない。通帳持ってないもん

おわた。

自分が自分であることを証明できないそんな時代にポイズン

俺は俺を騙すことなく生きていくoh~oh~

第4話 返せないホワイトデー

これはここに書くようなことではないかもしれないが、

実はまだホワイトデーのお返しをしていない。もともと遅れるということは言っていたのだが返すことができない。
だって一日1000円で生きてるからね。

え?ブラックサンダーでも返せばいいですか?

 

毎年「ホワイトデーには必ず3倍返しするから、投資だと思ってチョコをくれ」って言ってたのだが、
今年は初の元金割れになりそうだ。

でも投資ってそいうものだしポイズン。

 

 

 

色々な出来事があまりにも辛くて少し泣いた。

泣いたのは本当に久し振りだった。
でもね、いいかい、君に同情して泣いたわけじゃないんだ。
僕の言いたいのはこういうことなんだ。一度しか言わないからよく聞いておいてくれよ。

お願いだから・財布・見つかって。

あと10年も経って、この番組や僕のかけたレコードや、
そして僕のことを覚えていてくれたら、僕のいま言ったことも思い出してくれ。

 

 

~Fin~

 

※要所要所のネタがわからない人は村上春樹を読んでください。

ABOUTこの記事をかいた人

タロウ

1990年3月9日神戸生まれ。 webが好きです、でもラーメンはもっと好きです。SEOには自信があります。最近太ってきたせいで着る服がありませんが、太ってきたのであったかいです。 Twitter・Facebookから友達申請よろ!