合宿免許の話その①　部屋のメンバー決定

もし僕に子供ができたら運転免許は通いじゃなく、合宿に行かせようと思っています。

僕自身は運転免許を合宿でとったのですが、
そう思えるくらい楽しい経験をしました。

というわけで、今日から何回かに渡ってその話を。

もう５年以上前のことなので前後関係がおかしかったりするけどその辺は愛嬌でおねしゃす！

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その時、僕は大学２年生でした。

大学に友達はおらず、高校の友達と会うことが多かったです。

周りが運転免許を取って車で学校に来たりしていたので、
「運転免許はいつか取らないと」と思っていましたが、お金もなかったのでいくことができませんでした。

ですが、父に「今のうちに免許とっとけ！」と言われ、お金も出してもらったので運転免許を取ることに。

本当は通いが良かったのだけど、父が「合宿のほうが時間も金も安い」という理由から合宿で免許を取ることに、
しかも、一人部屋が良かったのに６人部屋になりました。

お金を出してもらっているし、文句は言えませんでしたが「なんで知らない奴と相部屋だよ、、、一人で行くのに、、、」と不満だらけでした。

そして免許合宿始まりの日、
僕は常磐線で友部自動車学校に向かいました。

行きの電車は恐ろしく人数が少なく、その車両にいたのは僕を覗いて２〜３人だけでした。

そして、そのうちの一人が僕と同じようなトランクを持っていました。
片側を刈り上げていて少し体格のいいお兄さんという感じでしょうか。

なんとなく「この人も免許合宿にいくのだろうな」と思い話しかけてみると、
「お！君も免許合宿？」と気さくに答えてくれました。

その人（以降、麻雀先輩）は大学４年で就活が終わっていたらしく、一人で不安だったのか免許所までずっと話をしてくれました。

そして、1時間ほど話していると友部駅に着きました、そこは思った以上に何もない街でした。

どれくらい何もないかというと駅前ですら飯を食う場所があるのかないかのかぐらいの田舎ぐあい。

すぐに教習所の車がやってきて、２０分ほどかけようやく友部教習所にたどり着きました。

ちなみに、その教官曰く「友部は日本で１・２を争う事故の多い場所だから悲しい」と言っていたのが印象的でした。

そして、他の交通手段で来た８月３１日入居の５０人ほどが1部屋に集まりました。

教官が入居に関して一通りの説明をし、終わりに「何かわからないことがある人はいますか？」と聞くと

明らかに周りとは年齢が異なる男性が手を挙げました。おそらく４０〜５０代といった感じ、周りは１０代ばかりなのでとても違和感がありました。

教官に差されるとその人は「え〜ワタシの部屋はドコデスか？」と質問をしていました。

その人は中国人（以降、チュウさん）のようで、日本語がそこまで堪能ではないのかどうやら自分の部屋がわからないようでした。

そしてもう一人

「はい！それは〜〜〜ってことですか」と少しやばそうな細身メガネ（以降、メガネ）が質問していました。

僕はその人たちを見ながら『この2人だけとは一緒の部屋になりたくない、、、２週間も一緒に過ごしたくない』と思っていました。

というか、

みんなそう思っていたと思います。

とはいえ、５０人もいるので！一緒になる確率はめちゃめちゃ低いんですけどね！

なんせ２週間同じ部屋はきつい、、、

その２人の質問を答えると教官が「では解散です、今日は講習がないので自分の部屋に荷物を置いたら自由にしてください。」と言い、皆が部屋を出て行きました。

僕は一番乗りで自分の部屋に入り、

遅れてぞろぞろと同居人が入ってきました。

そしてその同居人の中に、

さっきの２人が両方いました。

続く、、、