携帯電話大手キャリアのドコモが運営している定額制動画配信サービス
dTV
以前は「dビデオ powered by BeeTV」という名称のサービスで、もともとはドコモの携帯電話を契約しているユーザー向けのサービスでしたが、2014年よりドコモユーザー以外でも利用できるようになりました。
会員数が定額制動画配信サービスとして国内最大規模の450万人異常を誇り、日本人向けの動画も豊富です。dTVオリジナル動画も多数配信されています。
動画のダウンロードができるのも特徴で、あらかじめスマートフォンにダウンロードしておいて外出先で通信制限を機にすることなく視聴できるのもメリットです。
※Android端末のみ
入会した最初の1ヶ月間は無料でお試しができるうえ、無料期間中に退会すると利用料金が発生しません。
今回は、このdTVについてまとめてみました。
※しばらく使用してみた感想もまとめてみました。
利用料金
料金は月額500円/月(税別)です。同業他社の「Hulu」や「U-NEXT」などと比べて安価に設定されています。
ドコモユーザーのみですが、携帯料金と一緒に支払うことも可能です。
動画ラインナップ
気になるのは配信されている動画ですよね。dTVでは、どのような動画を視聴できるのでしょうか?
動画総数が120,000本以上を誇り、比較的どのジャンルもまんべんなく揃っているようです。こちらも人気のHuluが約30,000本なので、4倍近いボリュームになります。
Huluに無かった映画でもdTVにはある、ということもありました。筆者の好きな「スター・ウォーズ」シリーズも「フォースの覚醒」まで揃っていました。
しかしこれには注意点がありまして、この「スター・ウォーズ」を含む人気作品や新作は、料金を支払ってレンタルするという形式になります。料金は1本150円〜400円程度になるのですが、これなら近くのレンタルビデオ店でも良いかとなる方もいるかもしれません。外出の必要が無くなるのはメリットですが。
ただ単品レンタルは会員じゃない方でも利用できるので、
月額料金500円を支払ったうえで、別途レンタル料が必須
というわけではありません。見放題サービスとは別途のサービスと考えて良いと思います。
Huluは日本テレビの子会社ということもあり日テレ番組に偏りがちでしたが、こちらは各局偏りなく揃えているのもポイントです。
テレビ東京系列で放送されているちょっとエッチな人気バラエティ「ゴッドタン」が独占配信されているのも良いですね。dTVだけで観ることができるネット限定動画もあるので、「ゴッドタン」ファンの方には朗報ではないでしょうか?
対応しているデバイス
もともとスマートフォン向けとしてスタートしているので、スマートフォンとタブレット端末が基本です。もちろんパソコンも可能です。
このほかのデバイスとしては、
- dTV対応テレビ
- dTVターミナル(dTVで有償提供される端末)
- NexusPlayer
- AN-NP40(シャープ製ストリーミング端末)
- Apple TV
- Amazon Fire TV
- Amazon Fire TV Stick
- Chromecast
- ひかりTVチューナー
- SmartTV dstick(ドコモ製ストリーミング端末)
となっています。
ドコモが運営していることもあり、NTT関連の端末が多く対応しています。対して競合他社で対応していることの多い各種ゲーム機には対応していません。
画質
HuluはフルHD以上に未対応と残念でしたが、dTVはどうでしょうか?
dTVの対応画質は、
- 200kbps(超荒い)
- 500kbps(スマートフォンの標準)
- 480p
- 720p(HD)
- 2160p(4K 一部対応動画のみ)
の5つから選択できます。フルHDには対応していませんが、一部4Kの超高画質で視聴することができます。2017年1月現在、4K対応作品は数えるほどしかありませんが今後も増えていくことでしょう。
4K作品を見るためには、4K対応デバイスを準備する必要があります。現在対応しているのは以下の通りです。
テレビ
ソニー ブラビア
- Z9Dシリーズ
- X9350Dシリーズ
- X9300Dシリーズ
- X8500Dシリーズ
- X8300Dシリーズ
- X7000Dシリーズ
- X9400Cシリーズ
- X9300Cシリーズ
- X9000Cシリーズ
- X8500Cシリーズ
- X8000Cシリーズ
パナソニック テレビ「ビエラ」
- DX950シリーズ
- DX850シリーズ
- DX800シリーズ
- DX770シリーズ
- DX750シリーズ
- DX600シリーズ
- CX800Nシリーズ
- CX800シリーズ
- CX700シリーズ
- AX900シリーズ
- AX900Fシリーズ
東芝 テレビ「レグザ」
- Z700Xシリーズ
- M500Xシリーズ
Androidスマートフォン/タブレット
Xperia Z5 Premium SO-03H (OS 5.1,6.0)
その他
- Amazon Fire TV
- AN-NP40
登録方法
dTVの登録は下のリンクから行えます。
登録はこちらこちらの方法は、スマートフォンから登録する場合でも同様です。リンク先のページ内「31日間無料おためし」をクリックしてください。

dTVを利用するには、dアカウントが必要です。

すでにdアカウントを持っている方は上段の「dアカウントのID」「パスワード」を入力して「ログイン」をクリック、持っていない方は「dアカウントを発行する」をクリックしてください。
dアカウントの発行は、
- ドコモユーザー
- それ以外にユーザー
の2つのパターンに分かれます。

ドコモユーザーの方は上画面の赤枠「ドコモの回線をお持ちの方」をクリック、それ以外の方は青枠「ドコモの回線をお持ちでない方」をクリックしてください。ドコモ回線以外でdアカウントを取得する場合、
- Yahoo! JAPAN
- Google+
- mixi
のいずれかのアカウントが必要です。1つも持ってない場合は、ここで取得しておきましょう。
dアカウントの取得ができたら先ほどの画面からログインします。「STEP 1 手続き内容選択」画面を下にスクロールして、「2 手続き内容を確認」項目で「dTVを申し込む」「dTV の利用規約・注意事項に同意する」にチェックしてください。

「3 適用開始日の確認」項目は飛ばして、「4 受付確認メールの送信」項目でメールの送信先を次の3から指定します。
- ドコモメール/spモードメールアドレスへ送信
- ご指定のメールアドレスへ送信
※チェックを入れるとメールアドレスの入力欄が表示されます。 - 送信しない
一応料金が発生する場合もあるので(お試し期間後も継続する場合)、トラブル防止のためメールは受信しておきましょう。メールアドレスが選択できたら「次へ」をクリックします。

「ご注意・ご確認事項」「STEP 2 手続き内容確認」の2つの画面で「次へ」をクリックすると手続きは完了です。
※注意点
dアカウントと紐付けされているスマートフォン等の端末を持っている場合、手続きが完了した時点で自動でdTVのアプリがインストールされます。受信データが大きいのでWi-fi環境などで手続きをするようにしましょう。
無料お試し期間が終了する翌日から料金が発生します。日割り計算は無く、料金が1月分丸々発生するのでお試し期間の終了日はよく確認しておきましょう。
視聴してみる

サイト左上のメニューバーから動画を探すことが可能です。検索を利用したい場合は、虫眼鏡アイコンにマウスポインターをのせると検索ボックスが出現します。
動画のサムネイルをクリックすると一旦動画の紹介ページが表示され、「再生する」をクリックして再生することが可能です。

再生画面はいたってシンプルで、シークエンスバー、再生ボタン、音量、フルスクリーンを設定できます。

パソコンから操作してAndroid端末にダウンロードさせることも可能です。設定方法はアプリを起動して、左下のボタンまたは右へスワイプしてメニューを開き「設定」→「プッシュ通知設定」にチェックを入れてください。

スマートフォンで視聴してみる
もともとがスマートフォン向けサービスなので、スマートフォンでも快適に視聴することができます。
スマートフォンアプリの再生画面は以下のようになっていて、パソコン版と違うのは画質などの設定が行える点です。左下の歯車アイコンをタッチすると次の3つの項目が設定できます。
- 画質
※パソコン版はネット環境により自動で切り替わる - 再生速度
- エピソード連続再生機能
ドラマやアニメなど複数エピソードを話数順に連続再生できる

↓

まとめ
ダウンロードがAndroid端末のみの対応だったり、アプリ版の充実した再生画面など、スマートフォンで利用することを前提にしたサービスという印象でした。
ドコモ回線を契約していれば携帯料金等で溜まったドコモポイントで支払うことも可能なので、ドコモユーザーにおすすめの動画サイトとなっています。
dTV以外の動画配信サービスも調べてみました。
各社サービスの比較はこちら