みなさん、「DAZN(ダ・ゾーン)」という動画配信サイトをご存知でしょうか?
イギリスのパフォーム・グループという企業が、2016年夏にドイツ・スイス・オーストリアでスタートさせたサービスです。日本で2016年8月からサービス開始しました。
CMはこちら。
他の動画配信サイトと違って、スポーツを中心としているのが特徴です。
- Jリーグ
- ブンデスリーガ
- セリアA
- リーグ・アン
- エミレーツ・カップ
- DFBポカール
- コッパ・イタリア
- コパ・デル・レイ
- フットボールリーグカップ
- F1
- メジャーリーグ
- NBA
- NFL
- NHL
- Vリーグ
- UFC
- ATPワールドツアー
- WTA(女子プロテニス)
- PDC(プロダーツ)
などなど、サッカーを中心に国内外の様々なスポーツ動画を中継やオンデマンドで配信しています。スポーツ好きにはたまらない動画配信サイトです。
また、長年スカパーが担ってきたJリーグの生中継を2017年以降、こちらのダ・ゾーンが引き継ぐことでも昨年話題になりました。いろいろと賛否両論ありましたが、先週2月25日にJリーグ開幕と同時にいよいよ動画配信をスタートさせたわけです。
しかし、事件が起こってしまいました。
開幕初日の2月25日、セレッソ大阪対ジュビロ磐田戦と大宮アルディージャ対川崎フロンターレ戦の2戦が、試合途中から視聴不可能となるトラブルが起こってしまったのです。
これにはファンも大激怒。
ダ・ゾーン側も慌てて公式サイトで謝罪文を掲載するに至りました。
そして迎えた翌日26日。
J2が開幕したこの日、またしても愛媛FC対ツエーゲン金沢戦の途中から、J1のガンバ大阪対ヴァンフォーレ甲府戦の中継が視聴不可能となりました。また、この日は本来予定していたJ2の見逃し配信も正常に配信されないトラブルが起きるなど、Jリーグ開幕2日で散々な結果となってしまったのです。
なぜ起きた?
ダ・ゾーン側は、トラブルが2日続いた翌27日に公式サイトにて謝罪文を掲載しました。その中で、
配信映像へ方式変換するプラットフォームにあるスケジューリングシステムの構築誤差が起因したと予測されます。DAZNプラットフォームにて障害の対処を試みるも非常に稀な事象であったため即時復旧に至らず時間を要してしまいました。尚、中継制作による障害ではありません。
と原因を語っています。
正直専門家ではないのでわかりませんが、すでにサービス開始から半年が過ぎ、他のスポーツ中継を行っているサイトでいきなりこういうトラブルが2日連続起こることってあるんですね・・・。
ちなみに、Jリーグ開幕前にダ・ゾーンCEOであるジェームズ・ラシュトン氏は以下のように述べています。
私たちのCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)は、むしろより多くの人が視聴しているほうがパフォーマンスに関しては安定することができる。パフォームグループでは、サッカー以外にもこれまで様々なスポーツをライブストリーミングしてきた実績がある。ローンチ前にもテストを行い、何百万人が同時に視聴しても映像の質に問題がないと確認されています
つまり、何百万人のユーザーが同時視聴してもサーバーがダウンしたりすることは無い、と答えていたわけです。
今回は、サーバーダウンなどとは別の問題のようですが、ファンからすれば「そんなの関係無い!結果観れてないんだよ!!」となってしまいますよね。
それでも前向き(?)なファンもいる
2日目のトラブルが起きて、公式ツイッターに500件以上のクレームが寄せられるなど、Jリーグファンを落胆させた今回の事件ですが、中にはこの件すら笑いに変えてしまうような陽気(?)なファンも見受けられました。
本当ははらわた煮え繰り返っているのを押し殺して、なんとか笑い飛ばそうとしているのかもしれませんが・・・。
つよいサポーター「ダゾーン?ホームだろうが、アウェイだろうが、全部現地観戦じゃい!!!!!!!契約する必要ないわ!!!!!!!!」
— いぬゆな(本名) (@inuunited) 2017年2月25日
確かに(笑)。濃いアイドルオタクなんかも全国津々浦々飛び回っていますよね。
チームが負けた不満を吸収する意味ではダゾーン優秀
ダゾーン視聴組は誰も試合内容に不満を言っていない— Parker (@P_RedZweigen) 2017年2月26日
試合を観れていないわけですからね。そこに文句は付けられないでしょう。
【朗報】何故か東レvsジェイテクトに合わせるとガンバvs甲府観れる #DAZN pic.twitter.com/QQmwVJZeJu
— BARASHIO_REDS (@barashio_reds) 2017年2月26日
これよく気づきましたね(笑)。しかし、Vリーグの方を観たかった方は大丈夫だったのでしょうか?気になります。
また、今回のトラブルでファンからは以前のようにスカパーに戻せ!という声も挙げられましたが、それに対してダ・ゾーン側に立った意見も見られました。
スカパーのままだと緩やかにJリーグが死にそうだったから、こういうリスクを織り込み済みでダゾーンに切り替えたのに、肝心の昔からのコアファンが足引っ張ったらもう日本サッカーの未来は暗そうだね。本丸のJリーグが経営破綻したらもう終わりでしょう。現時点でギリギリっぽいのに。
— でろりん (@derorinkuma) 2017年2月25日
そもそも、Jリーグの放送権がスカパーからダ・ゾーンに移ったのは、金銭面でスカパーがJリーグ側の納得出来る数字を出せなかったのも原因の1つです。
スポンサーが変わることで業績がV字回復することは無くもないこと。例えば、某巨大特撮ヒーローシリーズも某パチンコメーカーが制作プロダクション全株式の半分以上を取得して以降、活気を取り戻したように思えます。
ダ・ゾーンは傾きかけたJリーグに救いの手を差し伸べているのだから、今回の件で攻撃するのでは無く、応援していくべきと考えているわけですね。
スカパーオンデマンドよりずっと画質がキレイなので、DAZNには頑張って欲しいですね #DAZN @DAZN_JPN @DAZN_JP_Help pic.twitter.com/gUVB4JIJpa
— 森 正洋/gmgc7 (@gmgc7) 2017年2月28日
画質に関しては、個人の感覚にもよってしまうとは思いますが上のような意見も見受けられました。トラブルに頑張って対処したダ・ゾーンスタッフも浮かばれると思います。
まとめ
開幕2日連続でトラブルが起きてしまいましたが、翌27日、28日と幸いにもトラブルが起きなかったようです。また、今回見れなかった試合に関してはオンデマンド配信も行われました。
これで許してやれば良いやん、とまでは思いませんが、しばらくしてからでも良いのではないでしょうか?今後しばらくはダ・ゾーン体制が続くようですし。
まあ、月々1,750円(税別)と他の動画配信サイトと比較しても決して安くない値段なので、払っている側としては「金返せ!」となってしまうのは当然なんですけど・・・。
最初の無料体験が1ヶ月と割と長めです。スポーツファンの方、まずは試してみてはいかがでしょうか?
また、「dTV」とセットだったり、ドコモユーザーだと利用料金が安くなります。
DAZN単体 月額利用料 |
DAZN for docomo単体 月額利用料 |
dTVとの セットでの 月額利用料 |
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ドコモユーザー | 1,750円(税別) | 980円(税別) | 1,280円(税別) |
ドコモ以外 | 1,750円(税別) | 1,750円(税別) | 2,050円(税別) |