
© 「勇者ヨシヒコと魔王の城」製作委員会
どことなく国民的RPG「ドラクエ」っぽい、というかほぼ「ドラクエ」の実写版でありながら、どことなくショボいセットや小道具、それでいてキャストの抜かりのない演技(一部例外あり)で話題をさらったドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」。
「魔王の城」が放送された2011年の翌年、続編である「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」、さらに2016年には「勇者ヨシヒコと導かれし七人」が放送されました。
本来、漫画やアニメ、ゲームの実写化は、ファンからの不評を多く集めがちですが、本作は低予算からくるそのチープな映像などを逆手に取ることで、ギャグ・コメディ作品として大きな指示を集めています。
今回は、そんなドラクエ実写風ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの感想と見る方法を教えちゃいます!
ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズを無料で観る方法
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ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの作品データ
あらすじ
この国がすべて深い森に覆われていた、いにしえの時代・・・。治すことの出来ない謎の疫病が憂延し、多くの人々が命を落をしていた。
そんな中、真面目で純粋な若者・ヨシヒコは勇者に選ばれ、村を救うために旅に出る。
旅の目的はふたつ。疫病を治すための幻の薬草を村に持ち帰るこを。そして、先に薬草を求めて旅に出たきり戻らない、父・テルヒコを救い出すこと。
勇者ヨシヒコの冒険が、今始まる!
出典:番組公式サイト
スタッフ
プロデューサー | 武藤大司 手塚公一 松本彩夏 淺野太 |
監督・演出 | 福田雄一 |
原作・脚本 | 福田雄一 |
制作 | テレビ東京 電通 |
制作協力 | イースト・エンターテインメント |
製作著作 | 「勇者ヨシヒコと魔王の城」製作委員会(第1シリーズ) 「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」製作委員会(第2シリーズ) 「勇者ヨシヒコと導かれし七人」製作委員会(第3シリーズ) |
キャスト
山田孝之 | ヨシヒコ |
木南晴夏 | ムラサキ |
ムロツヨシ | メレブ |
宅麻伸 | ダンジョー |
佐藤二朗 | 仏 |
全体的にゆるゆる、たまにマジメ
作品全体を通して、ヌルくて、だらっとして、ふざけた感じが貫き通されているという事です笑
セリフや衣装(低予算丸出しのふざけた造り)など、世界観がマジでふざけています。とりわけ出現するモンスターの出来は(いい意味で)ひどいです笑。
今では当たり前になったCGは一切使っておらず、学祭レベルのしょうもない造り。もちろん、プロの方たちが、敢えてそういう風に造っているのでしょうが・・。
そんな勇者ヨシヒコですが、実はというかお気付きの方がほとんどだとは思いますが、大人気RPGドラゴンクエストをモチーフにした作品です。よって、至る所にRPGの不思議な事や”あるあるネタ”が盛り込まれています。

© 「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」製作委員会
例えば、人の家に勝手に上がってタンスを調べたり、ツボを壊したり。村人が同じセリフしか言わなかったり笑
ドラゴンクエストにハマった人なら、絶対に笑ってしまうようなことが、あちこちに盛り込まれているのです。
とまあ、このように、基本的にはふざけた世界観が魅力の同作品ですが、時にシリアスになるのが最高にクール!今までのおふざけは何処へやら。いきなりシリアスモードに突入するもんだから、「そういや、本来の目的は、魔王を倒すことだったっけ」みたいな感じで、パッと我に返るんですよね。
このあたりのギャップ感も勇者ヨシヒコの醍醐味だと言えるでしょう。
もう少し”ドラクエ”感が欲しい
どうせなら、もっとドラゴンクエストを意識した造りにしてほしかったですねえ。と言いますのも、この作品、ドラゴンクエストのほかにも、いろんな要素が詰め込まれていまして・・。
例えば、超人気月9ドラマとか、人気コメディアンとか、まあ、詳細をここで述べることは差し控えさせていただきますが、とにかくいろんなネタが盛り込まれているのです。

© 「勇者ヨシヒコと導かれし七人」製作委員会
これはこれでいいんですけどね。ちょっと触手を伸ばし過ぎと言いますか、どうせならドラゴンクエスト一本で完成させてほしかったというのが正直な感想になってしまいます。
今になって振り返ってみると、初期のドラゴンクエスト(というか、初期のファミコンゲーム全て)には、不可解なシーンがすごくあるんですよね。そういった事を徹底的に拾っていって、勇者ヨシヒコならではの”おふざけ”でもって、面白くしてほしかったです。
そういう意味では、記念すべきシリーズ一発目「勇者ヨシヒコと魔王の城」が最もドラゴンクエストらしさを出せているのかな。
大人も子供も、おねーさんも。
小さいころにドラゴンクエストにハマった人にはうってつけの作品です。
まず名前がヨシヒコって、すごくいいトコ付いていると思いませんか?今風の名前、例えばりく、はると、ゆうと・・、こういうオシャレな名前だったら、絶対に流行らなかったはずです。そのあたりのことからも、この作品のセンスの良さをうかがい知ることが出来ます。
とにかく、作品通して笑えるシーンが満載なので、ベタな恋愛ドラマに辟易している人にもぜひ見てもらいたいですねえ。爆笑必至!
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