世の中いろんなポイントサービスがあるけど、どれも貯まるばかりで使い道ってないよな〜・・・
と、思ったそこのあなた!
僕も少し前までそう思っていました。あまりに意味を見出せなさすぎて、いつからかポイントカードを出すことすら面倒くさくなったほどです。
そんな人たちに朗報!
あなたの財布の中に眠っているポイントカード、有効に活用する方法があるんです。しかも、無駄な買い物も必要なし!
それが投資。
なんと、Tポイントなどのポイントが資産運用に利用できちゃうんです。もちろん僕も、現在Tポイントを使ってネオモバに投資しています。
今回は主なポイントサービスが利用できる投資と、各種手数料についてまとめました。今回まとめているのは次の4つです。
- Tポイント→SBIネオモバイル証券(ネオモバ)
- 楽天ポイント→楽天証券
- LINEポイント→LINE証券
- dポイント→dポイント投資
Tポイント→SBIネオモバイル証券(ネオモバ)

SBIネオモバイル証券、通称ネオモバは僕もやっているポイント投資の一つです。Tポイントで日本国内の株式を売買することができます。
単元未満株で株が買えたり、手数料が月額利用料のみだったりと、手持ちの資金が少ない方でも挑戦しやすいのが特徴です。
手数料が比較的安い
ネオモバは月額のサービス手数料のみ必要で、取引や入出金などはお金がかかりません。
サービス手数料は1ヶ月間の約定代金の合計によって変わり、最低で220円かかります。
が!
約定代金の合計が1ヶ月50万円以下の場合、ネオモバ内だけで使えるTポイントが200円分もらえるので、実質サービス利用料は20円!
あまり資金がない方や、ポイントだけネオモバに入れるという方でも売買しやすい仕組みになっています。
数百円で株が買える
普通の株取引の場合、”単元“という単位で売買を行います。単元とは株を売買するときの最小の単位です。
例えばソフトバンクグループ、単元数は100株となっています。
2020年1月28日時点で1株およそ4,500〜4,600円といったところですが、単元数が100株となっているため、最低でも45万円はないと購入できません。
これがネオモバなら、単元数を無視して1株から買える銘柄もあるんです。1株単位であれば値段も高くないので、貯まったポイントでも十分買うことができます。
1株から買える銘柄の例として、みずほフィナンシャルグループがあります。みずほ銀行の親会社ですね。2020年1月28日時点で株価は160円ほど、小学生のお小遣いでも十分買えるくらいです。
ポイントだけで株を買うのはなかなか難しそうなイメージがありますが、このくらいだったら全部ポイントでも買えますね!
また、IPOに関しても1株から申し込みすることができます。
SBIネオモバイル証券の手数料
約定代金合計金額/月 | サービス利用料 |
---|---|
0~50万円 | 220円 |
300万円 | 1,100円 |
500万円 | 3,300円 |
1000万円 | 5,500円 |
1000万円を超える場合は、100万円ごとに1,100円が加算されます。
楽天ポイント→楽天証券

楽天証券は、ネット通販やクレジットカードでおなじみの楽天グループが提供しているサービスです。
他の楽天サービスの例に漏れず、口座開設で最大10,000ポイントがもらえたり、スーパーポイントアップ(SPU)の対象になっていたりと楽天ポイントが貯まりやすい仕組みが豊富です。
楽天証券では、国内株式(NISA含む)の売買に楽天スーパーポイントを利用することができます。
ポイントが貯まりやすい
楽天ポイントといえば、ポイントの貯まりやすさ。
加盟店もそこそこ多く楽天市場はもちろん、ファミリーマートやマクドナルドといったチェーン店、楽天が提供している各種サービスを利用することでも貯まります。
楽天市場ではポイントの高還元も度々行っているので、気付いたらちょっといいランチが食べられるくらいになってることも。
また楽天証券自体もSPU(スーパーポイントアップ)の対象となっていて、月に1回以上・500円以上ポイント投資をしていると、楽天市場の買い物で+1%の還元もあります。
NISAに対応
NISA(ニーサ)とは、個人投資家のためにつくられた税制優遇制度のことで、専用口座で行った取引が毎年120万円まで非課税となります。
他のポイント投資はNISAに対応していないことが多く、利益を出すことを考える際に税金のことも考えなくてはいけません。
楽天証券は、楽天ポイントによる投資でもNISAを利用することができるので、税金がない分かなり楽になるはずです。
楽天証券の手数料
楽天証券では、取引のたびに手数料がかかるものの1回の手数料が安くなりポイント還元もある超割コース、1日何回取引しても一定のいちにち定額コースの2パターンがあります。
超割コースには、取引金額が大きい投資家を対象に大口優遇制度もあります。
超割コースの手数料 | |
---|---|
取引金額 | 手数料 |
〜5万円 | 55円 |
〜10万円 | 99円 |
〜20万円 | 115円 |
〜50万円 | 275円 |
〜100万円 | 535円 |
〜150万円 | 640円 |
〜3000万円 | 1,013円 |
3000万円を超える | 1,070円 |
いちにち定額コースは、1日の取引金額の合計によって手数料が変わります。50万円までなら手数料はかかりません。
いちにち定額コースの手数料 | |
取引金額の合計/日 | 手数料 |
〜50万円 | 0円 |
〜100万円 | 943円 |
〜200万円 | 2,200円 |
〜300万円 | 3,300円 |
300万円を超えた分は、100万円増えるごとに1,100円加算されます。
LINEポイント→LINE証券

LINEポイントはスタンプの購入やゲーム内での利用の他にも、LINE証券で株式の購入することもできます。LINE証券で扱っているのは、国内株式300銘柄とETF15銘柄です。
単元未満株での購入ができるので、小額投資やポイントだけの投資も気軽に行うことができます。
LINEアプリで取引ができる
スマートフォンを持っている人でLINEアプリをインストールしていないという人はなかなかいないと思いますが、LINE証券はこのLINEアプリで入出金から取引まで行うことができます。
専用のアプリが必要ない、いつも使っているアプリで手軽に株の売買ができる、というのは初心者にはありがたいですよね。
口座開設する際も、LINEアプリ内の「証券」をタップして手続きができます。
小額から投資ができる
LINE証券では、単元数に満たない単元未満株、つまり1株から株を購入することができます。
有名企業の株でも1株なら数百円から買うことができたりするので、これまでまとまった資金がなくて資産運用をしてこなかったという方でも気軽に株取引をすることができます。
LINEポイントでの購入もできるので、「あまりスタンプ買わないからポイント余ってる」というような場合は投資に回してみるといいでしょう。
LINE証券の手数料
LINE証券では、口座開設や維持、取引手数料などはかかりません。
ただ注意しないといけないのは、スプレッドがあるという点です。スプレッドとは買うときの金額と売るときの金額の差のことで、実質手数料のようなものです。
スプレッド の厄介なところは、あらかじめ〇〇円という表記がされず、投資家からは確認しにくい点です。買値と売値を見比べれて計算することはできますが、銘柄ごとに違うので確認するのも一苦労なのは否めません。
LINE証券を利用する際は注意が必要です。
dポイント→dポイント投資

dポイント投資は、ドコモの携帯料金や加盟店でのお買い物で貯まるdポイントを投資に回せるサービスです。実際にはロボアドバイザーのTHEO(テオ)で運用します。
ロボアドバイザーは、設定以外は専門のロボットに運用をお任せできるので、投資のための時間や知識は必要ありません。資産運用の入り口として人気の投資方法です。
THEOでポイント運用ができる
Tポイントではウェルスナビでしたが、dポイントはTHEOで資産運用を行います。
THEOではおまかせ運用かテーマで運用、さらにおまかせ運用ならアクティブコースとバランスコース、テーマで運用なら日経225や新興国など細かく選ぶことができます。
運用方法を選んだらあとはそれに沿ってロボットが動いてくれます。
一点注意したいのは、利益が出て出金をする場合にはdポイントでの引き出しになるということです。現金での出金はできません。
公式サイトでも「投資体験ができる新しいサービス」と謳っているので、本格的に資産運用をしたいのであれば別の資産運用を考えた方がいいでしょう。dポイントをよく使うという方にはおすすめです。
手数料は無料
お金ではなくポイントを運用するゆえか、サービス利用料などの手数料はかかりません。
ポイント投資で気軽に資産運用
ポイント投資の何より大きいメリットは、自己資金へのダメージが少なくなるという点です。中には楽天証券やLINE証券など、ポイントだけで小額から運用できるサービスもあります。
株取引など資産運用は必ずプラスになるという保証はなく、損を出すだけで終わってしまうということもあります。かくいう僕も始めの頃は普通にマイナスになったことも・・・。
ポイントも大事な資産といえばそうですが、正直使い道に困っている人も多いと思います。期限があることも多く、使わないまま失効してしまうということもしばしばでしょう。
結局無駄にするなら資産運用に回して、マイナスになったら仕方ない、プラスになったら喜ぶのも悪くないんじゃないでしょうか?