
AIDMAの法則とはアメリカのサミュエル・ローランド・ホールが提唱した仮説で、『アイドマのほうそく』と読みます。
消費者の行動理論を表しています。
【AIDMA】とは
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
の頭文字から出来ていて、
4.の「Memory(記憶)」は「Motive(動機)」と置き換えられることもあります。
例えば、商売をしているなら「どうしたら、沢山のお客さんに来てもらえるだろうか」とか「こんなにも良い商品なのに、なぜ売れないんだろう」という時に、このAIDMAの法則を活かすとうまくいくことがあります。
認知段階(Attention)
1「Attention(注意)」は認知段階といわれ、お客さんにお店や商品の存在を知ってもらう段階です。
「こんなお店がありますよ~」「こういう商品がありますよ~」と、その存在に注目してもらう段階と言えます。
具体的には、チラシを配ったり気付かれやすい看板を立てたりポップでアピールします。
感情段階(Interest・Desire・Memory)
2.「Interest(関心)」 3.「Desire(欲求)」 4.「Memory(記憶)」は感情段階といわれています。
興味を引く
2.「Interest(関心)」についてはお客さんに自分と関係あることだと知ってもらうこと、お客さんに興味を持ってもらう段階です。
『これは美容に良いんですよ』という事を知ってもらえれば、美容に関心があるお客さんは「どんなものだろう?」と興味を持つという事です。
購買意欲を掻き立てる
3.「Desire(欲求)」はお客さんが興味はあるけど、欲しいと思うところまで達してない段階です。
なので、欲しいと思ってもらえるように『どんなメリットがあるか』を知ってもらいます。
お客さんがそれを購入する事で、『こんな体験ができるよ』という事を教えてあげると購入意欲は高まります。
購入の検討をしてもらう
4.「Memory(記憶)」はお客さんが商品名や価格・スペックなどの情報を記憶し、購入の検討をする段階です。
お客さんに『買ってよい理由』を提示できれば、お客さんの購入へのブレーキが外れます。
『悩み事が改善できる』『こんな事に効果がある』『芸能人ご用達』『バレンタインデー』など、買っても良い理由があれば購入意欲が湧きますよね。
購入段階
5.「Action(行動)」はお客さんが商品を購入する段階です。
ここまできて、やっとお客さんが行動に移す段階です。お客さんが買えない理由をすべて潰します。
支払方法に関して、クレジットカードでしか無理なら未成年は買えません。なので、他の支払方法が必要です。
大き過ぎたり多過ぎたりで持って帰るのが困難な場合は、配達サービスがあれば買えますね。
地方限定品などは、遠方の方は買いにくいので通販サイトがあれば買えます。
このように、見込み客が購入に至るまでの心理的プロセスについての法則を【AIDMAの法則】といいます。
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