はじめまして
たつみそうきち@tatumisoukitiと申します
こんな腹の持ち主です
「昨夜、寝ぼけてバランスボールでも食べたの?」
とでも言われそうな腹ですが、これでもダイエットに成功したことが何度もあります
いや
ダイエット成功者だからこそ、現在こんな腹なのです
ダイエット成功者がまた太る理由
順を追ってご説明いたしましょう
僕の太っちょ人生は小学校高学年から始まります。それから今まで
- 「太る」
- 「運動してダイエットをする」
- 「標準体型になる」
- 「また太る」
これを何度も何度も繰り返してきました
すごろくだと、こういう事です
もどんなよ
その通りです
戻らなければいいんです
ですが、前述のとおり僕は「やせたことがある」という成功体験から
「また太ってもダイエットしてやせられるしなぁ~(鼻ほじ)」
というダイエット成功者ならではの自信を持ってしまったため、この無限すごろくを未だに繰り返しているのです。このすごろくのサイコロは牛脂でできています
ああ・・・脂身のうまさを初めて知ったあの5年生の春さえなければ・・・!なんで体重にセーブ機能ないんだろ?
ダイエット成功者の現在の太りっぷり
30代男性。
まごうこと無き肥満体。
(※厚生労働省によると30代男性の平均体重は70.5kg)
運動不足で食事も偏っているので、よく顔に吹き出物ができます。いつも同じ位置にできるので「レギュラー」と命名
血液検査でもここ数年、「中性脂肪」や「コレステロール値」で引っかかってばかりで、先日はかかりつけの医者に
医者「そろそろ体重を・・・」
と言われてしまいました
この「そろそろ」には「いい加減にしろ」という意味が含まれていることを、僕は分かっています
また太ったとしても、とりあえずダイエットしたら?
やせなくてはいけない理由はたくさんありますが、もうひとつダイエット成功経験者には問題があります
それは・・・・
運動ダイエットを成功させてきたからこその感覚かもしれません
人間はサバイバルなどの「食料が貴重な環境」であっても、同じ味の食事が続くと空腹でも食べることが苦痛になってしまいます
このことからも分かるように、飽きるという感覚は結構なレベルで脅威だと思います。それが逆砂時計みたいな体形になっている僕の現状なのです
二つの問題点とその解決策
整理しましょう
- やせなくてはいけないが、運動ダイエットに飽きたのでダイエットする気になれない。つまり「やせる気にならなくてはいけない」
- ダイエットに成功しても「どうせまたすぐにやせられるし」という油断からすぐ太る。つまり「太らないようにしなければいけない」
この二つを打破しなくてはいけません
そこで考えたのが
「登山DEダイエット」です
登山DEダイエットに秘められた可能性
登山DEダイエットに僕が期待するのは以下の三点です
- 過去のダイエットで経験した数々の運動の中に登山はないので、「飽きた」という感覚を発動させる可能性が低い
- 登山は修行でも使われることがあるので精神力を鍛えられるかもしれない
- 登山はきついので「こんな思いするなら最初から太らなければよかった。二度と太らないようにしよう」と思えるようになるかもしれない
押してもダメなら登っちまえ作戦です
登山だって運動じゃんという意見には、最強の対策「無視」を発動です
筑波山に登ろう
挑戦する山は茨城県にある筑波山です。標高は約800mと低く、比較的気軽に登れる山の一つであるとのことです
ですが「気軽に登れる」という言葉の前に「標準体重なら」という枕詞が付くことを僕は知っています。だからこそ僕にとってはちょうどいいキツさなのではないかと思ったわけです
ですが油断は禁物です
山は僕をナメ切ってるでしょうが僕は山をナメていないので、雪山さえ一人で登る登山好きの知人に、登山に必要なものを聞きフル装備で挑みます。今に見てろよ
ちなみに出発前夜に、生まれて初めて脇の下に吹き出物ができているのを発見しました。イレギュラーと命名
あいにくの天気
当日はなんと雨。しかも冷たい雨。めちゃサミィ。数日前の予報では曇りだったというのに。
(平均気温は7℃。この翌日に隣の埼玉では雪が降りました)
向かう途中で撮影した筑波山。雲で山頂が見えない
不思議なもので「ヤダなあ」という思いと、雨の日登山という「未経験によるワクワク」が同じくらい湧いてきました。いい傾向です
筑波山神社に寄ろう
登山道入口の手前にある筑波山神社です。これから登る筑波山はこの筑波山神社のご神体だそうです
ご利益がありますよう体重減少を祈願しようかと思いましたが、文字通り神様には荷が重いと思ったので登山の無事だけを祈ります
登山コースはこれだ!
いくつかある登山コースの中で、もっとも長いとされる御幸ヶ原コースを登ることにします
楽なコースじゃ無意味だからね!!
ちなみにこの御幸ヶ原コースは登山時間は約90分、登山距離は約2kmだそうです
それではGO!
数々の難関
スタートして数分後です
登山道にRPGに出てくる呪いの森みたいなのが出現しました
怖え。
張り巡らされた木の根が
「お前が登山などできるわけがなかろうフハハハハハ」
と言ってるかのようです
負けるものか
登山道の8割以上がこんな岩だらけで思ったより登るのは大変です
しかし諦めるわけにはいきません
何度か足を滑らせヒヤッとしましたが、
「ここで滑ったら体重がリバウンドする!!」
そう思うと何となく踏ん張れました
おそらく気のせいなので信じないでください
綺麗な花がすっかり汗だくになった自分の努力をねぎらってくれているかのようです
と思って進むと、とんでもないものが現れました
ドンキーコングじゃん
絶対上の方に岩投げてくる奴隠れてるよね?
ダイエットでいうと周りからの
「え~またダイエット?どうせ失敗するって!ほら唐揚げ食うか?」攻撃
でしょうか
腹立つ
イライラゼーゼーしながら進むと嬉しい看板が現れました
山頂まであと1kmの看板です。ちょうど中間地点に来たわけです!
ダイエットで言うと僕の場合、5kg減って75kgになったくらいでしょうか?
これはやる気出ますね!どんどん進みましょう!!
5分ほど進むと、また山頂までの距離を示す看板(石)がありました
・・・ん?さっきの看板もあと1kmだったよな?
ま、まあこういう事もあるでしょう!気を落とさず進みます!
15分後
あっ また看板!
何だこれは。「あと1kmの看板を誰が一番面白い場所に建てられるか選手権」でもやったのか?
ダイエットで言うと完全な停滞期ですね
腹立ってきました
気温低いとはいえ汗かきまくってるし。風呂入りたい。そしてナンコツとハイボールで一杯やりたい。孤独死を疑われるほどの惰眠をむさぼりたい。
しかしダイエットと違って途中でやめられないのが登山です。進むしかありません
ピッコロに放置された悟飯の気持ちがわかります
あっ
湧き水だ!
筑波山は湧き水がたくさん沸いていて、山のふもとにはたくさんの温泉もあるほどの水源の多い山なのです!!
さっそく飲みましょう!!汗だくですから!!
オラアアアア!!ごくごくごくくっ
看板に翻弄された仕返しです。湧き水の見てる前で水道水を飲むことで、プライドをズタズタに引き裂いてやりました
「お前を見たら誰もが駆け寄ると思うなよ・・・戒めよ・・・」
という一言を残して再度、出発です
湧き水から約20分後・・・
あっ
着いたーーー!!
やりました!
めっちゃ寒くて他に誰もいなけど僕はやりました!!
90分の登山コース登るのに110分かかったけど僕はやりました!!!
山の上の食堂が到着とほぼ同時に閉店したけど僕はやりました!!!!
いやー
んじゃ帰ろ帰ろ
登山した結果は?
体重も体脂肪も減りました
そして次の日に体重は完璧に戻りました
減ったのは水分だったんでしょう
湧き水を侮辱した罰が当たったのか??
登山DEダイエットをやってみて
今回、ダイエットのための登山をやったわけですが
- 山を絶対にナメてはいけないし、万全の準備をしなくてはいけないので人には勧めない
- 家に帰るまでが遠足だが登山も同じである
- 未経験なことだとキツくても「やりたくない」とはあまり思わない
- むしろ好奇心がわいた
- 登山はダイエットまでの道のりに例えられる
- 湧き水を侮辱してはいけない
- 登山はきついけど達成感がすごい
- 達成感凄くてダイエットなんてどうでも良くなる
- 帰宅してからのハイボールはめちゃくちゃうまい
- 帰宅して12時間寝る
- 次の日から筋肉痛によりロボットダンス状態が続く
以上のようなことが分かりました
余談ですが人に「ダイエットしてる」と言っても
「へー」
ですが、「登山してきた」と言うと
「すげえ!」
と言われることが分かりました。周りの反応によって「そ、そう?えへへ」となり、登山を続けられそうな気がします。
「登山、飽きた」とならないよう願うばかりです。
それではまたどこかで。
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