100%映画を楽しむために一切の予備知識を入れずに映画を見てみた

みなさんは映画を見る時にその基準を何にしていますか?

大体の場合TVCMとかポスターとかのあらすじを参考にすると思います。

 

ではここで、日本映画歴代2位の興行収入を誇った「君の名は。」の予告を見て見ましょう。

これを見ていつも思うんです。

ネタバレしすぎじゃない???

この予告からわかることをメモにすると

  • ”三葉”と”瀧”っていうキャラが入れ替わる
  • 三葉は田舎に住んでいて、瀧は都会に住んでいる
  • なんか夢を見ている間に入れ替わる?とにかく夢が需要
  • 途中でお互いの記憶がなくなる?
  • 会えなくなる?
  • 星の降る日が重要なターニングポイントになる

っていうことがわかるわけです。

では次にHPに記載されている情報を見ると

千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。

そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。

出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が、いま動き出す

もうこの二つの情報を組み合わせたらもう大体ラスト以外はわかっちゃうんじゃないかと思うんですよ。
2時間ある映画だったら90分ぶんぐらいはもうだいたいストーリーが予想できてしまって驚きが減ってしまうのではないかと。

 

というわけで全く何も知らない状態で映画を見に行った

行ったのは吉祥寺の「ココロヲ・動かす・映画館◯」という映画館。

大きな映画館では有名な映画しか取り扱っていないため、全く知らない映画を見るため小さなシアターに行った。

見てきたのは「タレンタイム」
友達に誘われ行ってきたが、「なんの情報も入れずに映画を見てみたい。」と伝えて情報を全て遮断してもらった。

今回は全く知らない情報で映画を楽しむために本当にタイトル以外知らない

映画館に到着

もっとも危険なのが映画館だ。
映画館には今上映中の映画のポスターがたくさん貼ってある。ポスターぐらいいいのでは?と思うかもしれないが、ポスターにも多くの情報が隠されている。
例えば、洋画か邦画か?主人公は誰か?そしてもっとも気をつけないといけないのが、その映画のキャッチコピー。これがわかってしまうと、映画のメッセージ性が伝わってきてしまうのだ。

目線を伏せ目がちにして映画の開演時間を待っていると、カップルの女が「タレンタイムっていう映画はね〜」とネタバレをしようとしてきた。

慌ててトイレに駆け込み、ネタバレを回避。
危ないところだった、まさか客からのネタバレがあるとは、こうなれば全く気が抜けないので、ずっとトイレな中で開演時間を待つことにした。

開演そして鑑賞中

なんとか様々なトラップを乗り越え、全く何も知らない状態で映画が始まった。
まっっったくなんの情報も入れないで見ると、いくつもの新しい発見をした。

1.いつ映画が始まるかわからないドキドキ感

一体どんな映画か?どんな人が出ているのか?わからないため、映画が始まる前の予告を見るたび「あれ?もう始まってる?これ本編?」と思ってしまう。
予告によっては、予告らしい予告もあったのだが、いくつかは「ん?これはもう本編が始まっているのかな?」というものもあって一瞬も気が抜けなかった。

2.邦画だと思っていたら洋画だった

そして本編が始まった。

初めに、監督?の名前のようなものが出てきて、「なるほど。邦画か」と決めつけてしまったのが間違いだった。

 

洋画だった。

 

この先入観は映画が20分ぐらい経つまで抜けなかったので、
「なぜみんな日本語で喋らないの?」「海外にきた日本人の話なの?」とストーリー以前の話で情報がなかなか入ってこなかった。

3.主役だと思ってたやつが主役じゃなかった

これに関しては、映画が終わってから気がついたことだったのだが、

ずっと主人公だと思っていたキャラが主人公じゃなかった。

終わった後ポスターを見たら、違うキャストが表紙だった。

なぜこんなミスをしてしまったのかというと、はじめの方はこのキャストより中心に写っているキャラがいて、
心理的に「ああ、この人が主人公か」と勘違いしてしまうとその勘違いがずっと抜けないのだ。

人というのは不思議なもので、映画の見方というのが決まっていて自然と主人公(だと思っているキャラ)の動向だけを追いかけてしまう。そして、他のキャラの様子は少しざっくりと覚えているようで、映画の中盤以降は表紙の2人の出番がどんどん増えていき、

「なぜ主人公(だと思っているキャラ)が出てこないの?」
「今、主人公(だと思っているキャラ)は何してるの?」

という疑問ばかりが出てきてしまう。

ただ、僕が主人公だと思ったキャラも完全なモブキャラというわけでもなかったので、まあまあいいポジションで(だから間違ったわけだけど)最後は泣かせるような場面もあった。

 

そして映画が終わり

最後の方に関しては、自己解決できない疑問ばかりたくさん残ったまま映画が終わるのでなんとも言えない感情になった。
感動しないわけではないのだが、どこかモヤモヤが残ったような状態でスッキリしなかった。

映画を見終わった後に映画館にあったパンフレットをもらって、改めてストーリーを確認した

ちなみに俺が主演だと思っていたのは、

この子。思ったより小さい。

まとめ 多少は情報を入れてから映画を見ないとストーリーを楽しむ余裕がない

映画が終わってから思ったのは。

「ある程度ストーリーを理解してから映画を見ないと、自分が変な理解をしてしまうとどんどん疑問点が増えて行ってしまい、ストーリー自体を楽しめない。」ということ。

やっぱり最低限の説明は受けないと、「なんで?」「誰これ?」「何を言いたい話なの?」と混乱してしまうことがわかった。
これからはしっかり予告をみて、見る映画を決めたいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

タロウ

1990年3月9日神戸生まれ。 webが好きです、でもラーメンはもっと好きです。SEOには自信があります。最近太ってきたせいで着る服がありませんが、太ってきたのであったかいです。 Twitter(@syuty)・Facebookから友達申請よろ!