前回の更新から2ヶ月ぐらい経っちゃったんですが、
免許合宿の続きを書こうと思います。
前回まで追ってない人はこちらを
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第4話で少しお話したヒョロメガネさんですが、今回もその話
ヒョロメガネさんは何に対しても不器用でした。
にもかかわらず免許に関してはMT(マニュアル。クラッチやらギアチェンジやらをガッチャガチャするや〜つ)で受講しており、
ハンコをもらうペースが遅れていました。
で、普通はMTだと17日で免許合宿が終わる予定なんですが、
どうやらメガネさんはそのペースでは終わらないという話が出てきて、気になったので
「大丈夫なんですか?」と本人に聞くと
「いや〜今日は坂道発進だったんですけどね。『教官に発進して』って言われたんですが、うまく発進できなくて」
「ああ難しいですもんね。」
「で、発進しようとしたのですが、半クラッチ?がうまくできなくてエンジンが
ギュィィイイイイイン!!!!と空回りし始めました。
そしたら、教官が『エンジン焼ききれちゃうよ!!!』と叫びまして、
で、クラッチをパッと話したら
車が【ドンッ!!】って前に進みましてね〜
教官が『教官やってて始めて死ぬかと思った』って言ってましたね(笑)」
僕は「あ、ああ」と相槌を打つと
メガネさんは「ははは」と笑っていました。
なぜか、その笑いにとても狂気を感じました。
その翌日
僕らの前に入居していた宿舎の先輩的な人たちがいたんですが、
その中にやべー6人組がいまして
- 背中に全面刺青入ってる人
- ちっちゃいけど空手インターハイ出場者
- アマボクサー(プロ目指してる)
- 柔道インターハイ出場者
- あと2人はなぞ
っていう完全な武闘派集団がいました。
※ちなみにその刺青の人は、ヤ◯ザ2人と喧嘩してボッコボコにしたら、その組の組長が「悪かったな」って謝りに来て、しかも勧誘されたそうです。
もちろん包茎の僕はその人たちが怖くて、顔を合わさないようにしていたんですが、食堂でその刺青の人が話しかけてきました。
刺青「おい!」
僕「ふぁ!ふぁい!!」
刺青「おめーんとこのメガネ。ありゃ大変だな」
僕「え?」
話を聞くと〜〜〜
いつものごとく食堂で他の人に話かけていたメガネさん、その日は武闘派集団に話しかけに行ったそうです。
「で、メガネが『講習がうまくいかない』んですよ。っていうからよ。」
「はい」
「悪いことはいわねぇからAT(オートマ。ギアチェンジやクラッチがない)に変更しろよ。って言ったんだよ。」
「そうなんですね」
「そしたらよ、メガネくんが『なんでですか?』って聞いてきたら、『このままだとどんどん合宿期間が伸びるぞ?お前は親の金できてるんだろ?親に迷惑かけたらダメだぞ』と言ったんだけど、
急に机をダン!と叩いて
『僕はガチャガチャがしたいんですよぉ!!」って言ってきたから
『ガチャガチャって言うけど!
お前まだガチャ(1速)しかやったことないだろうが!!』
って言ってやったよ」
って
確かにメガネさん遅くてガチャしか入れてないもんね。
でも、そんなに怖いことがあってもメガネさんはAT(オートマ)には変更していませんでしたし、やっぱり合宿は延長になっていました。
ちなみに、うちの部屋ではパセポンも風邪を引いて合宿期間を延長していたそうです。
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