こんにちは、
先日、彼女に「結婚してほしい」と男らしく言ったら、
「経済的に安定していない人と結婚することはできない」とさらに男らしい答えをもらったものです。
確かに生きていくのに大切なお金。
僕は自営業ということもあっていつもビクビクしてよく調べたりしているのですが、
今回は「人は死ぬまでにいくら必要なのか? 」をわかりやすくイラストにしてみました。
実際に大きくお金がかかるタイミングは
- 結婚
- 出産
- 子育て
- 車
- マイホーム
- 介護
- 入院
- 老後生活
でしょう。
一つづつ詳しく見ていきましょう。
結婚費用(新婚旅行含む)
結婚から新婚旅行にかかるお金の平均額は約550万円です。
その内訳としてもっとも大きいのが、挙式・披露宴費用の360万円。
そして次に大きいのが新生活にかかる費用に100万円。新婚旅行に90万円で、合わせて計550万円がおおよその金額です。
この550万円の費用は、全額用意しなければいけないというわけでもなく、実際には御祝儀で平均220万円いただけるため、挙式だけに限ってみれば結婚式代としては360万ー220万円の140万が実際に用意しなければいけない金額です。
ちなみに、平均初婚年齢は男性が30歳女性が29歳となっています。
男性の方が結婚時期が遅いイメージがありましたが、実はそこまで差がないようですね。
出産
妊婦は出産前に妊婦健康診断というものを計14回受ける必要があり、おおよそ1回1万円かかるため、約15万の費用がかかります。そして、出産時の費用に47万がかかるため、計62万の費用になります。
ただし、各自治体から約10万円の公費負担をしてもらえ、さらに健康保険から”出産育児一時金”の42万円が支給されます。
ですので、実際にかかる経費としては62万ー52万=10万円程度が実経費と考えて問題ないでしょう。
車
車両購入費が180万ですが、(乗り換える方の方が多いと思いますが一台あたりの平均購入額です。)車は維持費が高く、自動車保険、ガソリン代、駐車場代、車検代などなど、年間20万近くの経費がかかります。
車の経費は軽自動車に乗るか、外車に乗るかで大きく金額が変わってきそうですね。
ちなみに平均8年で次の車へ乗り換えているようです。
マイホーム
夢のマイホーム。大きな家やおしゃれな家に住みたいって考えると思いますが、中でも重要な選択なのが、
「一軒家派」と「マンション」どちらを買うかということ、金額を見てみると
一軒家だと、平均3600万
マンションだと、平均3840万
と、マンションの方が多少お得なようです。
「3600~3800万円なのになんで6000万かかるの?」と思うと思いますが、実際にはこの金額を一括でポンと払う方はほとんどおらず、住宅ローンを組んで購入します。
住宅ローンは金利2%で35年返済として考えると利息が1400万になります。しかも、自分のものになったからといってお金が他にかからないわけではなく、固定資産税やマンションの場合管理費を請求されます。
また、20~25年を超えたあたりから家にガタがきはじめるのでリフォーム・リノベーションといった悠然費用がかかり、合計で平均6000万円がかかるコストなのです。
入院代・医療費
現代は超高齢化社会。長生きできるといっても年齢を重ねる以上、病気・怪我からは逃れられません。
平均的な自己負担額は20万円です。
介護代
嫁姑問題につながってきそうですが、長男もしくは長男の嫁であれば介護をしなければならないでしょう。
平均的な介護期間は5年間。
介護保険を利用すれば介護費用は1割負担に軽減されるものの、平均的な負担額は300万も掛かっています。
老後生活
男性の平均寿命が84歳
女性の平均寿命が89歳
2人世帯の一ヶ月の経費が27万円
単身世帯の一ヶ月の経費が15万円
ですので、
夫婦の生活が24年×12ヶ月×27万=7776万円
旦那が死んだ後、奥さん一人の生活が5年×12ヶ月×15万=900万円
ここに、葬儀代がかかります。葬儀代が一人180万ですので、180万×2人=360万円
これで約9000万ですが、日本人はどんどん長寿命になっていますので、1億円は考えておかないとまずいかもしれません。
老後費用に関しては年金でかなりの額を負担してもらえるのですが、そもそも年金というもの自体、自分たちで支払ったものですので先に払っているかどうかの問題であって、かかっている金額はだいたい同じと考えていいでしょう。(40代以下の人は年金を払っても損をすると言われていますが)
子育て費用
子育てにかかる費用は私立に行かせるか? 公立に行かせるか?
そして人数に応じて変わってきます。
幼稚園・小学校・中学校・高校・大学と全て行かせたとして、
- オール私立の場合 2260万円
- 中学校から私立の場合 1600万円
- オール公立の場合 880万円
そして、その他の教育費に750万が必要になり、子育て一人当たりの金額は1600万程度かかります。
まとめ
様々な資料をまとめながらデータを作りましたので、数字に関しては少しずれがあるかもしれませんが、
やはり1世帯が生きていくためには2億円以上のお金が必要になってくるようです。
参考資料
厚生労働省簡易生命表、日本自動車工業会、ゼクシイ、DUDA