【師匠を超えた?】漫画家師弟関係

こんにちは。元漫画家志望の松田です。

漫画家を志望していたこともあり、漫画家のことをよく調べたりします。あの先生はいくつだとか、どこ出身だとか、趣味は何とかなどです。その中でも、師弟関係はなかなか興味深いんですよね。

漫画家の卵である新人は、すでに活躍している漫画家の元でアシスタントをしながら経験を積むのはご存知の方も多いと思います。(中にはアシスタント未経験の先生方もいます。「NARUTO」の岸本斉史先生、「BLEACH」の久保帯人先生など)

どの漫画家がどの漫画家の元で修行していた、などはなかなか知る機会がないと思います。意外なところでつながったり、師弟関係ならではのエピソードなどもあるので漫画好きなら是非知ってほしいと思い、今回まとめてみました。

小畑健先生のアシスタント

「ヒカルの碁」「DEATH NOTE」「バクマン。」等の作画で有名な、漫画界随一の画力を誇る小畑先生。憧れる人も多いと思うので、アシスタント先としても人気が高いはずです。

小畑先生の超絶画力に見合う技術力も求められると考えられるので、なかなか大変だと思います。しかし、その分学べることも多いのではないでしょうか。

歴代のアシスタント経験者も、一際画力が高い作家さんが揃っています。

和月伸宏先生

「るろうに剣心」「武装錬金」で有名の和月先生です。「剣心」の初期は少女漫画のような画風でしたが、進むにつれ少年漫画風の荒々しい画風に変わっているのが印象的でした。画風の幅がかなり広いですよね。

矢吹健太朗先生

代表作に「BLACK CAT」「To LOVEる」を持つ作家さんです。矢吹先生もデビュー時から画力の高さが注目されていました。

「To LOVEる」シリーズでは画力の高さだけではなく、あの手この手で18禁描写を施すテクニシャンとしても高い評価を受けていますよね。

村田雄介先生

「アイシールド21」「ワンパンマン(リメイク版)」が代表作の作家さんですね。もともと「アイシル」の時から画力が高かったのですが、「ワンパンマン」からデジタル環境を導入して特殊効果や細かいメカ描写なども凄まじくなりました。

余談ですが、村田先生は中学生時代に人気ゲーム「ロックマン」シリーズのボスデザインのコンテストで入賞し、実際にゲームに採用されました。漫画家になる前から、類まれなる才能を発揮していたのですね。

クリスタルマン

©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

和月伸宏先生のアシスタント

小畑先生の元でアシスタントをしていた和月先生ですが、和月先生の元でもその後のジャンプを支える作家を輩出しています。

ヒット作家が多いことから、「和月組」とも呼ばれることがあります。(和月先生自身はこの呼び方に難色を示しているそうですが)

尾田栄一郎先生

ご存知「ONE PIECE」の作者ですね。ジャンプどころか、日本の漫画界のトップと言ってもいいくらいの人気作家になりました。

尾田先生はこのほかにも、まだ少年ジャンプで描いていた頃の甲斐谷忍先生(代表作「ONE OUTS」「LIAR GAME」など)や徳弘正也先生(代表作「ジャングルの王者ターちゃん」など)の元でもアシスタントをしていました。

武井宏之先生

「シャーマンキング」のオーバーソウルなど、ずば抜けてたデザインセンスの持ち主ですね。和月先生の作品内にも武井先生デザインのキャラクターがいるそうです。

武井先生は、和月先生の元で尾田先生と出会い、「自分は王道でこの人に勝つのは無理だ」と感じたそうです。武井先生の作品がどこか尖ったところが多いのはこのことがあったからかもしれません。

また、中学生の頃には、当時人気だったミニ四駆漫画「ダッシュ!四駆郎」の主人公のミニ四駆デザインコンテストで入賞し、ライバルである進駆郎のシューティングスターとして採用されました。その縁で現在、コロコロアニキ誌上で続編「ハイパーダッシュ!四駆郎」を連載中です。

ハイパーダッシュ四駆郎
©武井宏之・徳井ザウルス/小学館

藤田和日郎先生

最近「うしおととら」のアニメ化で話題を集めた少年サンデーの大御所です。その他にも「からくりサーカス」「月光条例」などを手がけました。

藤田先生の元からのちにヒットやデビューする作家も多いことで有名です。新人がアシスタントで入ってくるときに藤田先生は「ここに来たら、全員漫画家になって出てってよ」ともおっしゃっています。

雷句誠先生

「金色のガッシュ!!」で一躍ヒットを飛ばした作家さんです。

師弟関係のおかげか、双方の作品に共通点が見受けられる気がします。例えば、下の2つのシーンでは、キャラクターの感情の高ぶりを、まるで体が震えているかのように荒々しい線で表現していますね。

からくりサーカス
©藤田和日郎/小学館

金色のガッシュ!!
©雷句誠

また、登場するキャラクターの感情表現がかなり豊かという点も共通しているのではないでしょうか。

安西信行先生

代表作は「烈火の炎」「MÄR」などです。「烈火」連載中に画力がメキメキ上がっていった印象が強いですね。序盤と終盤はまるで別人が描いているようでした。

また、ジャンプ出身の和月先生とも交友があり(ガンダムの同人誌出版の経験あり、尾田先生も参加)、意外な交友関係をお持ちのようです。

その他の師弟関係

上記以外にもなかなか興味深い先生方がいます。少しだけ紹介しておきましょう。

原哲夫先生の師匠

「北斗の拳」などで有名な原哲夫先生ですが、新人時代は犬漫画「銀牙 -流星 銀-」で有名な高橋よしひろ先生の元でアシスタントをしていました。

原先生はデビュー時から画力が抜きんでて高かったこともあり、なんと高橋先生から漫画の扉絵を任されたこともあったそうです。メインのキャラクターや扉絵は作者自身が描くことがほとんどなので、これはかなり驚きですね。

松井優征先生の師匠

異色作「魔人探偵脳噛ネウロ」で連載した後、「暗殺教室」で初版発行部数100万部突破、アニメ化、実写映画化など輝かしい功績を残した売れっ子作家さんですね。松井先生自身はストーリー物を手がけていますが、師匠は意外なことにギャグ漫画家の澤井啓夫先生(代表作:ボボボーボ・ボーボボ)です。

「ボーボボ」の空きページには新人時代からすでに独特な画風のボーボボキャラが描かれていたり、松井先生が独立した後にも「ボーボボ」に「ネウロ」の至郎田正影(ドーピングコンソメスープ)が登場しました。

久米田康治先生の師匠

「かってに改造」「さよなら絶望先生」などアクの強い作風で有名な作家さんですね。

少年サンデーでデビューした直後、「メジャー」の満田拓也先生の元にアシスタントに入りました。が、特に出来ることが無く、2日で辞めることになったそうです。

篠原健太先生の師匠

「SKET DANCE」がアニメ化もした先生で、新人時代は「銀魂」の空知英秋先生の元でアシスタントをしていました。実は、篠原先生は脱サラして漫画家を志したのもあり、空知先生よりも年上とういう珍しい師弟関係です。

「SKET DANCE」がアニメ化した際には、「銀魂」とのコラボも行われました。「SKET DANCE」が劣化銀魂呼ばわりされるなどヒヤヒヤする場面もありましたが、これも2人の仲の良さがなせるのでしょう。

まとめ

漫画家の師弟関係にも色々ありますね。師匠の影響を色濃く受けているパターンも、そうでもないのもありました。尾田先生徳弘先生の教えから綿密に描き込むようになった、というのは影響を受けたパターンですね。

この他にもたくさんあるのですが、長くなってしまうので今回はここまでとしておきます。皆さんも興味があれば調べてみるといいです。

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マツ

高2から陰キャでコミュ障になり、最終学歴高卒フリーターの人生がけっぷち屑野郎へ。 こっから人生大逆転ホームラン狙ってます。担当はゲームとお菓子調達です。よろしこ