Facebookが売上0円の会社を800億円で買収!?
4年前のことです。
当時社員13人、売上がほぼ0。
会社の先行きなんて見えやしない。
そんな会社に800億円の価値がつきました。
800億の価値がついた会社の名前は「Instagram(インスタグラム)」
800億で買い取った会社の名前は「Facebook(フェイスブック)」
みなさんにも馴染みの深いところで、噓のような本当な話しは実現したのです。
スタートアップ企業の買収額
冒頭ではInstagramとFacebookの話しをしましたが、こんなありえない話しが毎年のように起こるのがビジネスの世界です。
以下では、最近行われた、有名な企業の買収劇を見ていきましょう!
Apple(買う側)→Turi (買われる側)200億円(2016年)
引用元:digi.no20
機械学習と人工知能のスタートアップ企業をAppleが買収。
昨年末にも2社の人工知能関連の企業を買収しているので、Appleの今後は人工知能機能の強化に集点が当てられているのだと、確信するような出来事ですね。
Twitter→Whetlab 数百億(2015年)
人工知能関連のスタートアップ企業WhetlabをTwitterが買収。
正式な売却は発表されていませんが、数百億円には達しているだろうというのが、大方の見解です。
Whetlabは大学の教員ら5人から始まった企業で、機械学習の研究開発を行っていました。
この技術を使えば、ユーザーのつぶやきの目的や意図が解折でき、ターゲット広告などを表示するユーザーの分布ができ上げると目論んでの買収劇と言えます。
Facebook→WhatsApp 2,2兆円(2014年)
引用元:Value Walk
2012年にInstagramを買収したFacebookが、2014年に買収したのがWhatsApp。
「Instagramの成長は日本のおかげ」と言われるほど、Instagramは日本で主流のアプリに成長しましたが、WhatsAppは日本では全くと言っていいほど聞きませんね。
しかし、以下を見てもらえばわかるように、世界一のシェア数を誇るメッセージアプリです。
既に世界一のシェア数を誇るアプリ会社を意図も簡単に買い取れるFacebookには頭が上がりませんね。
引用元:ガジェット通信
Google→Nest 3,200億円(2014年)
引用元:GIZMODO
2014年にGoogle買収したのが、以外や以外と言われたNest。
Googleが買収するくらいの企業だから、さぞかしいけてるITベンチャーかと思えば、サーモスタットと火災探知機を作っている会社というのだから驚きです。
サーモスタットにの働きにより、電気代ガス代を現状より2割程度安くできるというのが売りのNestですが、Googleが3200億円で買い取る価値のある企業なのでしょうか?
実は、Nestはあの初代iPodを開発チームを率いた人物で、スティーブジョブスとも関わりの深い人物でした。
そんな人がトップの会社を勤める会社ですから、モノ作りの天才が集まっているのがNestです。
Googleはビジネスモデルを買い取ろうというより、人材確保に3200億を投じたとされています。
国内スタートアップ企業買収
世界に遅れをとりつつも、日本も企業売買が主流になってきました。
mixi→チケットキャンプ 115億円(2015年)
引用元:THE BRIDGE
創業2年で115億円の価値がついた、フンザが運営するチケットフリマサービスチケットキャンプ。
さすがに過大評価されすぎなのではないか?業界でも冷ややかな目で見られていましたが、月あたりの流通総額は3倍、月間の利用者は500万人と、当初の双方の予想を遥かに上回るペースで業績をのばしています。
KDDI→nanapi 77億円(2014年)
引用元:THE BRIDGE
IPOという選択も十分ありえる位置にいたにもかかわらず企業売却となったnanapi。
メディアの月間アクティブユーザー数や、売上、需要、どれをとっても今後停滞する要素はないnanapiでしたが、「業界自体に大幅な伸びはないこと」「数あるうちの1つに埋もれたくない」「業界にインパクトを与えたい」「大きいとこと組むことにより大きいことができる」などの考えにより、企業売却を持ちかけ、売却という形でKDDIの子会社になりました。
cookpad→コーチ・ユナイテッド 10億円 (2013年)
引用元:THE BRIDGE
コーチユナイテッドが債務超過の状態にあるときにcookpadが買収。
Cyta.jpという、語学、ヨガ、資格取得など、150種類のジャンルレッスンのプライベートコーチが見つかるサイトを運営していたコーチユナイテッドですが、料理のレシピを紹介するサイトとの相性はいかがなものか?とういう議論がありました。
しかし、Cyta.jpがベビーシッターのサービスや、ハウスキーピングのサービスの取扱いを開始するという計画と、cookpadの既存の顧客層の中心が既婚女性であるという点がマッチし、双方のユーザー増加を見込み買収したといいます。
まとめ
企業買収・売却というと、SHARPが業績悪化によって、台湾のホンハイという会社に買い取られてしまったというネガティブなイメージが大きい人もいると思いますが、そんなことはありません。
nanapiがKDDIに買収を持ちかけた例のように、事業を拡大させたいがために、あえて大きい会社と組むこともあるのです。
企業買収・売却が主流となりつつある日本において、今後もこのような動きは活発に行われるでしょうし大注目ですね。