みなさんが常日頃何気なく利用している検索エンジンですが、
「もしも検索エンジンが無かったら」
と考えたことはありますか?
検索エンジンが無かったら、
- どうやって目的のサイトにアクセスすれば良いのか
- 悩みや調べたいことは何で調べれば良いのか
など、様々な問題が起こりそうですね。
今回は、当たり前のように存在している検索エンジンの存在意義というものを解析していきましょう。
検索エンジンがない時代のインターネット
実はインターネット自体の歴史は1960年代まで遡ります。
もちろんその頃には検索エンジンというものは存在していません。
1990年代中頃にようやく検索エンジンが誕生するのですが、現在のGoogleのような使い勝手の良いものではありませんでした。
今でこそ情報収集の手段として使わるインターネットですが、検索エンジンが不完全だったころのインターネットは、どのような目的で利用されていたのでしょうか?
メールを送信する
不特定のユーザーにURLを掲載したメールを送信して、アクセスを促す方法です。
今でも出会い系サイトなどの勧誘メールが来るという方もいるのではないでしょうか?
ただこの方法では、事前にメールアドレスのリストを取得する必要があり、ユーザーに迷惑メールと判断されることも多いので、アクセスアップを促すにはなかなか難易度が高いです。
リンクを利用する
個人のサイトのリンクや、ウェブリングがこれに当てはまります。
近いテーマを持つサイトが集まりやすいので、ユーザーも目的の情報を探しやすくなり、管理者側もよりターゲットとしたユーザーを集めることが可能です。
リンクを獲得するためには、サイトに申請したり登録する必要があります。
そもそもリンク元のサイトやウェブリングを利用しないユーザーに対してアプローチすることができないというのも難点です。
検索エンジンが発展したことにより、利用者が減少し日本の大手ウェブリングJapanは2007年にサービスを終了しました。
Web外で集客
ダイレクトメールやチラシ、広告ポスターなどの紙媒体からテレビやラジオCMでURLを告知する手法です。
現在でも良く使われていますね。
不特定多数に向けて発信するするので多くのアクセスが期待できます。
しかし、高いコストがかかってしまうこと、そもそも興味がない人に対しては効果が薄いという難点があります。
サイトの存在の周知の必要がある
検索エンジンを頼らないのであればほとんどの場合、WebサイトのURLを知らないとそのサイトにアクセスできません。
上記の方法では、サイト管理者であればあらかじめURLを周知させる必要が、ユーザーはURLを取得する手段が必要となります。
これが検索エンジンの進化によって、直接サイトの存在を知らなくてもキーワードで検索することで、ユーザーの求めているものが提供できるようになったのです。
まとめ
検索エンジンが存在しなければ、
- 調べたいことの答えがすぐに見つかる
- 欲しい物や情報がすぐに得られる
といった恩恵はなかなか得られません。
日本ではパソコンの一般普及率が約8割となり、ほとんどの人が携帯・スマホを持ち歩くようになった現代、よりインターネットが身近になっています。
検索エンジンの発展がインターネットの発展を推し進めているのは明白です。
これは、検索エンジン自身が利便性を追求し、ユーザーの要求に応えられるように日々進化し続けている結果でしょう。
この流れは今後も続いてくことは間違いありません。
インターネット、利用するユーザーが存在する限り、検索エンジンは必要とされ続けるというわけです。