あなたは「バズ」なんて言葉を聞いた事があるでしょうか?
「バイラルマーケティング」や「バズマーケティング」とも言われ、ソーシャルメディア上で爆発的な注目を集めることを言います。
これらはソーシャルメディアを駆使したwebマーケティングの1つですが、果たして「バズ」を起こすようなコンテンツを、SEOの視点で見た時にGoogle社はどのように判断しているのでしょうか?
その点を以下で説明させていただきます。
ソーシャルメディアにSEOの価値はない
TwitterやFacebookには、「リツイート」や「いいね」「シェア」と言った、個人が情報を拡散するツールがあらかじめ備わっていて、web業界ではこれらをソーシャルシグナルと呼んでいます。
いいねやシャア数など、数字を見れば、どれだけ多くの人がこのコンテンツに興味を持っているのかが一目瞭然なので、SEOにも大きな影響を及ぼすという意味でソーシャルシグナルは注目されてきました。
そんなさなか、Googleのエンジニアがこんな声明をだしました。
「ソーシャルシグナルにはSEO的な効果がない」
この発言を繰り返しアナウンスしたので、意味がないものだと判断している方も少なくないでしょう。
ソーシャルシグナルは効果がある?
Googleの声明とは裏腹に、ソーシャルシグナルによってSEO的な効果を感じてる人がいるのも事実です。
TwitterやFacebook上からの流入が多い期間に順位をあげ、その後も長期にわたってサイト全体の評価が向上し続けたといったケースも少なくありません。
ソーシャルシグナルが直接評価に反映されているのかは定かではないですが(2016年8月現在)、そこから発生する
- 訪問者数の増加
- 滞在時間の増加
- SNS上で流行っているコンテンツをまとめサイトからのリンクをもらう
といった、副次的な効果はSEO的にも多いに関連のあることなので、Google社の声明を鵜呑みにするのは少なからず疑問が残ります。
また、SNS上で拡散されるコンテンツというのはユーザーに指示されるコンテンツです。
SEOの視点から見ても、ユーザーに指示されるコンテンツを上位に表示したいというのがGoogle社の考えなので、ソーシャルシグナルを得られるコンテンツ制作を意識することで、サイトの質は大幅に向上することでしょう。
まとめ
- Googleは効果がないと声明をだしているが、実際には効果がある
- ソーシャルメディアで指示を得られるコンテンツ制作は、サイトの質の向上につながる
以上のように、ソーシャルメディアとSEOは全く関係ないものではない事が理解頂けたでしょうか?
SEOにおいて重要な他サイトから被リンクをもらう、といった視点で見れば、ソーシャルメディアからのリンク自体の評価はされません。
ただ、リンクから起こる副次的な効果がSEOに大きく関連してくるので、効果がないとは言えないです。