パンダアップデートとは

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2016年現在の検索エンジンは、あなたにとってよき回答者ですか?

5年前と比べて、検索エンジン質は格段と上がり、Google先生なんて呼ばれるように世間的にも信憑性が高いものだとの認知をされています。

ただ、そんなGoogleも、5年も前を見るとまだまだ隙だらけの仕様でした。

そしてこの隙をしっかり防ぐ役割を果たしたのがパンダアップデートと言われる、大きな仕様変更です。

業界の人なら、必ず聞いたことあるであろうパンダとペンギん。

今日はパンダアップデートについて詳しく解折していきましょう!

パンダアップデートとは

Googleのガイドラインに添ったコンテンツ、すなわちホワイトハットSEOを行ってるサイトの順位を上げ、ブラックハットSEOを行うサイトの順位を下落させましょういうのがパンダアップデートです。

2011年2月(日本では2012年7月)から導入されているアルゴリズムで、このペンギンアップデート自体のアップデート・更新が今までで計31回ほど行われています。

パンダアップデートが行われた理由は?

2011年以前のGoogleの検索結果は、「コンテンツファーム」なんて呼ばれる、コンテンツの質よりも量を重視したようなサイトが検索上位を占めるケースが非常に多かったです。

しかし、ボリュームがあってもユーザーに伝わらなくては意味がありませんし、そのようなコンテンツが上位表示されている=ユーザーの満足度が下がると判断したGoogleは、低品質なコンテンツを排除しようとパンダアップデートに踏み切りました。

パンダアップデートではなにが行われたの?

パンダアップデートでは、以下のような過度なSEOを行ったサイトを取り締まりました(順位の下落やペナルティー)。

ワードサラダ

キーワードや文字数を指定すると、自動で文章を生成してくれるツールを使って仕上げたようなコンテンツを指します。

このようなコンテンツは、確かにキーワードを抑えられているのでなんとなく意味がわかりますが、人間の目で見れば明らかに言い回しがおかしかったり、文章として成り立っていない場合が多いです。

ワードサラダであれば、ボリュームのある記事を短時間で仕上げることができるので、コンテンツファームが評価される時代において大活躍した手法です。

コピーコンテンツ

以上で説明した、ワードサラダと同じく、コンテンツボリュームを増すための施策としてコピーコンテンツがあります。

既に上位に表示されているコンテンツのテキストをわずかに変更してオリジナリティーを演出したり、酷いものだとそのまま複製するようなケースが後を経ちませんでした。

商品説明の引用

アフィリエイトサイトによく見られたのですが、商品の販売元のレビューをそのままコピーして、独自コンテンツとして見せるような行為です。

ドアウェイページ

「ドアウェイ」日本語に直すと誘導なんて意味があります。
サイトへ訪れたユーザーを、他のページ誘導することが目的のページのことです。

例えば、「歯医者 渋谷」「歯医者 原宿」「歯医者 表参道」というキーワードで、検索上位にくるような施策をこらしたにも関わらず、
コンテンツを見ると、3つとも横浜の歯医者のことしか書いてないなどのケースが誘導ページと指定されます。

パンダアップデートで検索結果が大幅に変化?

英国圏でのデータになりますが、パンダアップデートにより大幅な検索結果の変動が起きました。

 

  1. 2011年2月24日に導入されたパンダアップデート1.0では全体の検索結果の約12%に変動
  2. 2011年4月11日:2%の検索結果に影響
  3. 2011年5月10日:影響度は公表されず
  4. 2011年6月16日:影響度は公表されず
  5. 2011年7月23日:影響度は公表されず
  6. 2011年8月12日:約6-9%の検索結果に影響
  7. 2011年9月28日:影響度は公表されず
  8. 2011年10月19日:約2%の検索結果に影響
  9. 2011年10月19日:1%以下の検索結果に影響
  10. 2012年1月18日:影響度は公表されず
  11. 2012年2月27日:影響度は公表されず
  12. 2012年3月23日:約1.6%の検索結果に影響
  13. 2012年4月19日:影響度は公表されず
  14. 2012年4月27日:影響度は公表されず
  15. 2012年6月9日:1%の検索結果に影響
  16. 2012年6月25日:約1%の検索結果に影響
  17. 2012年7月24日:約1%の検索結果に影響
  18. 2012年8月20日:約1%の検索結果に影響
  19. 2012年9月18日:0.7%以下の検索結果に影響
  20. 2012年9月27日:2.4%の検索結果に影響
  21. 2012年11月5日:1.1%の検索結果に影響
  22. 2012年11月21日:0.8%の検索結果に影響
  23. 2012年12月21日:1.3%の検索結果に影響
  24. 2013年1月22日:1.2%の検索結果に影響
  25. 2013年3月15日:影響度は公表されず
  26. 2013年6月18日:アップデートは継続するが公表はしないことを発表

引用元:Search Engine Land

 

 

パンダアップデートの影響を受けないために

SEOで1番重要なのは、コンテンツの量より質というところへの意識が大切です。

序盤でもお話ししたように、コンテンツファーム時代はとにかく量を重ねていけば評価につながりました。

それによって、低品質なコンテンツが上位に表示され、ユーザー離れの懸念からパンダアップデートが行われてので、パンダ=質を見分けるアルゴリズムだということです。

サイトのコンテンツの検索順位が落ち始めたなーなんて思ったら、小手先のスキルでコンテンツ量を増やしたりするのではなく、しっかり記事の修正に励みましょう。

万が一ペナルティーを受けてしまったら?

パンダアップデートの影響を受けてるのでは?なんて時の対策方法を、Googleのマットカッツ氏は以下の動画で語っています。

マットカッツの声明を翻訳

Googleは高い品質のコンテンツを評価しているので、パンダの影響を受けている可能性があるのであれば、最優先で行うべき事は高品質のコンテンツかどうか確認する事です。

高品質のコンテンツとは、人々が楽しんだり、夢中になったり、雑誌や本のように愛読されたり、参考にされたり、友達にメールで送られたりといったような事があるものです。

引用元:ALLEGRO様より

2016年1月からはコアアルゴリズムに!?

Googleのゲイリー・イリーズ氏はTwitterで以下のように、SEMPOSTの記事をシェアしています。

コアアルゴリズムになった?なんてとれる記事ですが、リアルタイムで更新されているアルゴリズムではないようで、この記事をシェアしたゲイリーも否定しています。

パンダアップデートも改良する点も少なく、リアルタイムアルゴリズムの中で以下に検索順位を決めていけるかが重要だと後に述べています。

このことから、ペンギンアップデートのようにコアアルゴリズムに導入された訳ではないようです。

ABOUTこの記事をかいた人

ケニー

ピンポンキャッチという「箸を使って、1分間でピンポン玉をいくつキャッチできるか!?」という企画のギネス記録を持ってましたが、最近中国人に記録を抜かれた上、僕はピンポン球を投げ、親友がキャッチするというスタイルから、投げる側の凄さが認められず、ギネス記録保持者の欄から名前まで抹殺されました。