あけましておめでとうございます。
バンコクから高橋です。
この記事を書いているのが12月の中旬なのですが、バンコクもクリスマスムード一色で、気温30度を超える中マライヤキャリーの「恋人たちのクリスマス」が街中で流れています。
7月や8月に海いく車内で、広瀬香美の「ロマンスの神様」流していただければわかると思うんですが、半袖短パンで汗だくで聞く「恋人たちのクリスマス」は違和感がすごい。
前振りが長くなりましたが先日友達がわざわざバンコクまで遊びにきてくれました。
下柳くん(仮名)という童貞なのですが、「人生で1番爆発した」と彼が自信を持って豪語するくらい最高のバンコク旅行だったみたいなので、その一部始終を何話かにわけて書いていきます。
主人公の紹介
- 名前:下柳(仮名)
- 年齢:25歳彼女なし童貞(いた経験もない)
- 顔:典型的な童貞顔
- 身長:童貞のくせに180cmくらいあってスタイルはいい
- 滑舌:童貞特有のどもり方をして聞き取りづらい
- 髪型:タイにくるにあたり、童貞のくせに若干染めて来た
- 仕事:webスキルの高い引きこもり
- 収入:引きこもりで童貞だけど同年代以上はある
- タイ旅行の目的:以下のCWでのやりとりでわかっていただければ・・・
童貞バンコク上陸
基本僕はバンコクまで遊び来ても空港まで迎えに行くなんてことは絶対にしないので、住所だけ渡してタクシーで家の下まで来てもらいます。
ちなみに住所さえわかれば、日本の場合タクシーにナビがあるし、ほぼ100%目的地に辿りつけると思うのですが、これがタイだと話しは別。
英語が全く通じない人多いし、英語で住所書いてあっても全く読めない人が結構います。挙句の果て全然意味わからないところ連れてかれた上、「ここだ!」って降ろされたことも何度か(筆
者は経験あり、ウーバーを使いましょう)
タイあるあるだと思いますが、、、、
ま、下柳くんは男だし、最悪なんか会った時に助けに行けばいいかという感じで彼の到着を待ちます。
するとこんな連絡が、、、
タイに限りませんが、言葉も通じない、地理的なことも全く把握してない人なら、普通にぼったくられるんですよね。日本が特別優秀なだけで、ぼったくられるのが普通です。
あらかじめ400バーツもあれば僕の家まで辿りつけると告げ、「最悪500バーツ超えたら、完全にわけわからないところ連れてかれてるってことだから連絡して」って言ったのですが、それすらもわからない状況に追い込まれたようです。
人生初の〇〇
・・・・・・・
・・・・・・・
その後、ぼったくられつつ、なんとか僕の家の近くまで来たとのことですが見当たらず。
すると暗闇の中からすごい勢いで走ってきました。
下柳だ!
ドカーーーー(タタタタッッッッ)
25歳童貞はタクシーでどこに連れてかれてるのかわからない孤独感が相当苦しかったみたく、僕を見つけるやいなやすごい勢いで抱きついて来ました。
人生初めてのハグ
だったそうです。
なんかこちらまで複雑の気分ですね。
パンツを調達にナイトマーケットへ
下柳くんは、タイにくるにあたりパンツすら持って来ていないのでパッポンナイトマーケットへ買いに。タイに詳しい方ならわかると思いますが、パッポンと言えばそういうお店がいっぱいあるところです。
普通に家族連れでショッピングを楽しみような通りに、水着の女の子がいっぱい踊ってるお店(通称ゴーゴーバー)が並んでるわけです。
ま、これもいわばタイの観光スポットですし、長時間フライトやタクシーでの緊張感でクッタクタの下柳くんを励ますべく、「一杯だけビール飲もう!」と言ってお店に入ります。
タカハシ:下柳、どー?これがタイやけど楽しい?
下柳: いや、普通に疲れたし早く帰って寝たいわ ※この言葉を覚えておいてください
タカハシ: だよね。これ飲んだら帰ろうか。
下柳: うん。早く飲んで帰ろう
下柳くんのテンションの低さとは裏腹に、そゆお店で日本人は格好の餌食なので、獲物を見定めたかのようにステージから女の子がいきなり降りてきて僕らの隣に座ります(呼んだ覚えないけど)。
ステージから女の子が降りて隣で飲むのは300バーツらしい(日本円で1000円)ので呼んでないし、勝手に隣座って来ただけなんですけど払いました。
タカハシ: 下柳、楽しい?
下柳: ・・・・・・(硬直状態。童貞なので、女の子が密着するだけでこうなる)
タカハシ: いや、下柳、さすがにこゆとこでそれはない。普通に腰にて回すくらいしたらええんちゃう?
下柳: お、お、お、おー(どもりながら)
・・・・・・・・・
タカハシ: ま、ビールも飲み終わったし、そろそろ帰るか。正直、タイに住み始めてからこゆとこ来ても本当に何も思わんくなったわ
下柳: 僕まだ飲み終わってない
タカハシ: お、ごめん。それ終わったら行こうか
下柳: ・・・(シカト)
タカハシ: いや、待って、水着の中手っつこんでるけど大丈夫?
下柳: めっちゃ触らしてくれるわこの子!!!
タカハシ: いやいや、いや、
下柳: やばい。もー勃○起が止まらなくて爆発(射○精)しそう
タカハシ: え、もー帰るよ。今日はそゆ日じゃないやん?明日打ち合わせもあるんでしょ?
下柳: ・・・(不満そう)
タカハシ: わかった。一回お店でて話し会おう!楽しんでくれて嬉しいけど、もー遅いしさ。
「童貞卒業するのかしないのか会議」開始
タカハシ: めっちゃ水着の中手っつこんでたね。上も下も。
下柳: うん。マジでやばかった。俺、今日我慢できないわ
タカハシ: いや、我慢できないって言ってもウチがあなたの宿舎やん?さすがにこの流れでうちでオナニーされてもねー
下柳: きょ、、、きょ、、、今日、、、そ、、、、そ、、、そっ、、、卒業してもいいわ(得意のどもり)
タカハシ: わかった、わかった。
※ここで日本語がめちゃくちゃうまいタイ人スカウト登場
スカウト: コンニチハー
タカハシ: 日本語うまいですね
スカウト: キモチイイヨ キモチイイヨ(女の子の写真とか見せられる)
タカハシ: なんかこの人ソープのスカウトらしくて、その場にやるとこ完備してあるらしいねん。下柳そっちでやったらええんちゃう?ゴーゴーだと、どっか持ち帰ってやらなきゃならんけど、あなたウチが宿舎だから無理やん?
下柳: いや、俺行くわ。今日童貞卒業するわ!
タカハシ: ここに来て決断早すぎ。ま、いいんだけどさ〜〜〜〜〜
スカウト: ンジャボクニツイテキテネー
どこに連れてかれるのかもわからずタクシーへ。とりあえずソープは近いとのこと。その情報だけを頼りに車に揺られること15分。
いざ決戦の地へ(ソープだけど)
スカウト: ツキマシタヨー
タカハシ: なんか結構綺麗やね、つかここどこかわからんけどw
下柳: ・・・・・(ここに来てなぜか緊張を隠せない)
スカウト: ンジャ、コッチガワニスワッテルヒトハサイゴマデオッケーネ。コッチガワハマッサージダケネー(右側のソファーに並んでる女の子は最後までおっけー。左側に座ってる子はマッサージだけ)
※そもそもマッサージだけってなにかはわからないけど。みんなすげーセクシーなドレス着てるしただのマッサージではすまないのは確か
タカハシ: 下柳、どれにする?俺、下柳が決めたら先に帰ってるけど、、、
下柳: え、俺1人でセックスして帰るの?
タカハシ: いや、お前、どちらにせよ、俺と一緒にセックスするわけじゃないんだから、俺が帰っ
た時点でそんな変わらんやろ
下柳: ま、そうだけどさみしいやん
ひたすら悩む下柳・・・・・・・・・・・
タカハシ: あの子ええんちゃう?かわいいやん。あ、あの子もええやん。あ、あの子も。つかみんなかわいいから、もー誰でもええんちゃうん?
下柳: ・・・・(真剣な表情で、少し僕にイライラしてる)
タカハシ: ・・・・・・・・(あ、忘れてた。下柳にとっちゃ記念すべき童貞卒業のお相手選びをしてる
んだった)
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
そして見定めること10分
下柳: んじゃあの子で!!!!!
力強い下柳の声が場内に響きます。
ここで僕はその場を立ち去ろうとしました。スカウトにタクシーの手配をお願いしつつ、下柳くん童貞卒業の瞬間に少しでも関われたことを誇りに思いながら。
しかし、、、しかしです。
部屋へ向かう、下柳くんと女の子を見て言葉を失いました。
あまり隠し事が好きじゃないので、正直に言いますが彼が選んだ子というのがカビゴンみたいな子でした。
可愛い女の子30人くらい中でも、多分100人中98人くらいは絶対選ばないような女の子だと思います(僕のセンスの問題だったらごめんなさい)
あの子で!!!!
と場内に響いた下柳くんの声と指差した先はカビゴンだったのですね。その隣に、顔が小さくて可愛い板野友美似の子がいたので、その子だと勘違いしてました。
「童貞には珍しく清楚系じゃなくてギャル系が好きだったのねー」なんて僕の勘違いも虚しく、カビゴンですよカビゴン。
顔も体型もカビゴンでした。
童貞卒業すると男は男になる
ことを終えて1人帰宅してくる下柳
タカハシ どうだった?下柳?
下柳: ・・・・・・(首をかしげる)
タカハシ: え?なによ、お前もしかして腰触れなかったんやろw特別な筋肉使うからなw童貞あるあるや!
下柳: いや、それはできたよ
タカハシ: え、じゃなに?どうしたのよ?どうだったの?
下柳: んーーーーー
タカハシ: いや、なによ。感想の1つや2つあるやろ
下柳: ま、普通かな
ドヤ顔でこー述べた下柳。童貞卒業をしたこの日をきっかけに、この後も素人童貞のくせに遊び全くっていたのは言うまでもありません。
続く・・・