バイナリ―オプションについて調べていくと、「利用するなら日本の業者だけに留めておいた方がいい」とか「海外の業者は絶対に利用してはいけない」というフレーズを目にする人も多いのではないでしょうか?
今回は、バイナリ―オプションを行う場合なぜ海外の業者は危険と言われているのか・・・その真相についてご紹介していきます。
海外の業者は危険って本当?その理由とは
海外の業者と取引を行う場合は、どんなときでしょう?「日本国内の業者との取引だけでは物足りなくなってしまった」「日本国内での規制が強まったため海外の業者を利用してみたくなった」など、理由はさまざまあると思います。
海外の業者とバイナリ―オプションの取引をすることは「危険」という認識を多くの方が抱いていることでしょう。果たしてそれは本当なのでしょうか?
海外の業者は信憑性が低い?
海外の業者は信憑性が低いといわれるのには、いくつかの理由があります。海外の業者がすべて悪かった場合と、利用者側に不手際があった場合の大きく2つに分けることができるでしょう。
海外の業者を利用した場合に多いとされるトラブルが「出金ができない」というものです。まずは業者がすべて悪かった例をご紹介します。
「短期間で大儲けをした人」が、いざ出金しようとしたときに「指定していないツールを使って取引を行った」など、さまざまな理由をつけられて出金できなかった・・・というケースです。
反対に利用者側のミスで出金できなかった例を挙げてみましょう。最近では利用者側のミスでトラブルになるケースが増えてきています。
ボーナスキャンペーンを行っているときに利用規約をきちんと確認していなかったことが多いようです。例えば「入金した金額の30倍の取引をしないと出金できない」という条件がついていると、5万円入金した場合150万円以上の取引が発生しないと出金できない・・・という仕組みです。
ボーナスキャンペーンのほかにも、本人確認書類に不備があったり、書類の送付ミスなどという例もあります。海外の業者と取引する場合は、規約を隅々まできちんと読み、正しく理解することが大切です。
国内でのバイナリ―オプション規制
海外の業者を利用する人が増えた背景には、日本国内でのバイナリ―オプションに規制がかかったことが考えられます。
これはどんな規制かというと、2時間以内の短時間取引の禁止(次の取引まで2時間開けないといけない)や、ハイロー取引(単純2択での取引)の禁止、投資額にかかわらず利益が固定される・・・などです。この規制は2014年に実施されました。
それからというもの、これらの規制がかからない海外の業者を利用する人が増えるようになったのです。海外の業者を利用すれば、2時間の枠に縛られずに常に取引が可能ですし、投資額に応じて払い戻される利益の割合が変わる(ペイアウト率)ので利益を出しやすくなっています。
マネーロンダリング問題とは?
海外の業者を利用するときは、マネーロンダリング対策をしっかりと行わなければいけません。マネーロンダリングとは「資金洗浄」という意味で、脱税や麻薬取引など犯罪を通して得た資金の出所を分からないようにするために、架空の口座を作ったりすることです。
これがバイナリ―オプションと、どのように関係するのでしょう?
それまでに国際的に大きな取引実績がないのにもかかわらず、ある日いきなりバイナリ―オプションで儲けが出て100万円口座に入金されたとします。それを口座から引き出そうとすると、「マネーロンダリングではないか?」と怪しまれてしまうのです。
マネーロンダリングが疑われてしまうと、取引を行っている国の金融庁の指導が入ります。このように、多額の金銭のやりとりは国際的にも厳しく監視されているのです。
日本の業者では出金拒否はないの?
海外の業者を利用する場合、出金拒否に遭う場合がある・・・という話をしましたが、日本の業者を利用する場合はどうなのでしょう?
残念ながら、国内の業者を利用していても「詐欺に遭った」として国民生活センターなどに相談する事例があります。国内の業者がすべて信頼できて、安全というわけではないのです。
なかには金融庁に無登録で取引を行っているところもあります。きちんと届出をしている業者は金融庁のHPに掲載してあるので、自分の目でしっかりと確認することが大切です。
まとめ
今回は、バイナリ―オプションで海外の業者を利用するリスクについてご紹介しました。海外の業者を利用することについては、全否定される人もいるようですが、必ずしも海外だからといってすべてが悪いわけではありません。
規約をきちんと隅々まで確認し、英語力に自信があるなら、海外の業者を利用することにはメリットもあるのです。海外ではバイナリ―オプションに規制がない分、国内よりも大きな利益を生み出すことができるでしょう。
しかし、海外の業者を利用する場合はすべてが自己責任となります。徹底的にリサーチした上で利用するようにしてくださいね。
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