※今日クソ真面目
先日、毎年恒例でやっている鳥人間コンテストを見ました。
人力飛行機に乗って、自転車漕いで、プロペラ回しながら、その飛行距離を競うアレです。
僕はあれがめっちゃ好きで、毎年見ているのですがあれを見ていると「本当青春しているなぁ」と思えて大好きなんですが、ふと今年の鳥人間コンテストで思ったことがありました。
それは僕の人生の目標である、
【死に際に『いい人生だったなぁ』と言って此の世を去る】
ためにどうあればいいのかということです。
これがバカみたいに見えて、めちゃめちゃ難しい目標なんですね。
っていうのも人は大体後悔しながら死んでいくんです。
実際、ナースが患者に聞いた「死ぬ前に語られる後悔トップ5」っていう
「この質問したナースは鬼なの?」
「そのナース血も涙もないの?」
っていうデータがありまして、それによると以下の5つがその後悔だそうです。
1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」
「他人に望まれるように」ではなく、「自分らしく生きれば良かった」という後悔。Ware さんによると、これがもっとも多いそうです。人生の終わりに、達成できなかった夢がたくさんあったことに患者たちは気づくのだそう。ああしておけばよかった、という気持ちを抱えたまま世を去らなければならないことに、人は強く無念を感じるようです。
2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」
男性の多くがこの後悔をするとのこと。仕事に時間を費やしすぎず、もっと家族と一緒に過ごせば良かった、と感じるのだそうです。
3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」
世間でうまくやっていくために感情を殺していた結果、可もなく不可もない存在で終わってしまった、という無念が最後に訪れるようです。
4. 「友人関係を続けていれば良かった」
人生最後の数週間に、人は友人の本当のありがたさに気がつくのだそうです。そして、連絡が途絶えてしまったかつての友達に想いを馳せるのだとか。もっと友達との関係を大切にしておくべきだった、という後悔を覚えるようです。
5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」
「幸福は自分で選ぶもの」だと気づいていない人がとても多い、と Ware さんは指摘します。旧習やパターンに絡めとられた人生を「快適」と思ってしまったこと。変化を無意識に恐れ「選択」を避けていた人生に気づき、悔いを抱えたまま世を去っていく人が多いようです。
要するに「やることやっとけばよかった〜!!」っていう後悔なんです。
じゃあみんな後悔しないように、やりたいこと全部やろうね!
はい!
今日のブログおしまい!!
とはならなくて、、、
生きていれば物理的にやれないことが出てくるんですね。
なぜかといえば、時間は有限だし、自分は一人だからです。
もうちょい分かりやすく言うと、
1人しかいない以上、1つしか選べないことが多いし、
1つを選択するということは、それ以外のすべての選択肢を諦めるということ。
だからです。
例えば、
- 誰かと結婚するかというのは、それ以外の人と結婚しないということだし、
- どんな職業につくかというのは、それ以外の職業を諦めるということだし、
- 遊びの誘いが来たけど家で寝ていたいのであれば、遊びから生まれる可能性を閉ざしているわけだし、
- 家を買うか、マンションを買うかというのは、ライフスタイルを大きく限定する決断だし
まあ、あげればきりがないですが、
選択するっていうことはそういうことなのです。
もうちょいここを詳しく言うと、
夏の予備校でこんな広告があったんですが
個人的順位:3位「よう、さぼろうぜ」2位「いいじゃん、明日も夏休みだろ?」1位「この夏は一度きりだぞ」 この広告は逆効果じゃないだろうか #サボロー pic.twitter.com/pBilQvfIVo
— みっちゃん (@Izumi321)
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確かにこのサボローと言われているかわいそうな友達の誘いをすべて断れば、YDK(やればできるこ)になれて、その結果いい大学に行けるのかもしれませんが、学生時代の最後の夏に、冒険に出かけたり、クワガタ取りに行ったり、お祭りに行ったり、花火はできないわけじゃないですか?
本当にそれを後悔しないのか?っていうのはまた別の話になってきちゃうわけで、
やりたいことやればよかったー!!っていうのは結果論なんですね。
その時には最善の選択肢をしたつもりが、後で後悔の念が強くなってきて、
結果的に他の選択肢の方が最善だったように見えるわけです。
いい人生だ!と大きな声で言った2人
とはいえ、「いい人生だ!」と大きな声で言っていた人もいて特に印象的な方が2人います。
それは中村拓磨さんとヒルルクです。
鳥人間コンテスト2011年王者中村拓磨さん
中村拓磨さんは2011年で鳥コンテストの優勝パイロットです。
彼の発言は中二すぎると話題になりました。もう当時既に22歳だったのにまるで漫画みたいなことをいっちゃうんですね。
例えば
・エンジンだけは一流のところをみせてやるぜ
・フルパワーだぜ 信じらんねぇ
・対岸は見える、でもこれじゃだめなんだろ?
・風を…風を拾うんだ…!
と見ているこっちが恥ずかしくなってしまうような言葉のオンパレードでした。
僕は嫌いじゃありませんけど、
僕がなるほどと思ったのは
・俺の人生は晴れ時々大荒れ いいね、いい人生だよ
という言葉。
彼自身、飛行時にとても結果(飛行距離)にこだわる発言をしていました。
にもかかわらず結果が出る前に『いい人生』といったのです。
これは結果ではなく、過程つまり【今】が良いってことです。
ドクターヒルルク
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ヒルルクはワンピースという漫画に出てくるキャラクターです。
まあ、漫画の人物なので本当にいるわけでもないのですが、一応説明させてもらうと彼は闇医者なんですね。
しかもブラックジャックみたいに手術がうまいわけじゃなくて、ヘボ医者。
人を救おうとしても失敗ばかり。
ですが彼にはどうしても成し遂げたいことがありまして、、、
結局はその夢を成し遂げることができずに夢半ばで、人に夢を託すのですが、
それでも死の数秒前に『全くいい人生だった!!』と言ってこの世をさりました。
ほとんどの人に認めれらることなく、生涯を終えたにもかかわらずです。
納得のできるいい人生の行き方
要するにいい人生っていうのは結果じゃないってことです。
夢に向かって頑張った・頑張っている
と胸を貼って言えるかがどうかが、本人にとっての「いい人生」であり、充実感です。
そしてそれは人生をかけれるものでなければいけません。
未来を想って努力を続けている人であれば、夜寝る前に『今日も頑張ったな』と思えるはずです。
人生の充実感も高いでしょう。
そもそも人はいつ死ぬかなんてわかりませんし、
今この瞬間に飛行機が突っ込んでくるかもしれないし、心臓発作が起きるかもしれないし、階段から転げ落ちるかもしれない。
確かに『絶対に達成してやる!』という目標は大切で、達成するまで諦めることは無意味なことです。
ですが、自分のコントロールできない影響によってこの世を去るのであればそれはどうしようもない。
それでも一生懸命に、命をかけて努力していればその間はあなたにとってずっと『いい人生』です。
結果にこだわることは非常に大切ですが、
結果しか見えない人はそれまでが『良くない人生』になってしまう。
だから僕の『いい人生』というのは具体的なモノがあるわけではなくて、
『達成したい、たくさんの夢に向かって一生懸命生きるということ』なわけです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とか鳥人間コンテスト見ながら思ってました。