安易に利用するべからず!リボ払い地獄の末路

こんにちは!

春になっても財布が張る(春)どころか、スッカラカンで何だか気持ちもスッカラカンな気分のサクラです。
まぁ、いつもお金はないので慣れていますからなくても全く問題ないですけどね(笑)

最近、クレジットカード会社でも大々的にリボ払いを勧めている広告を目にすることが多いのではないでしょうか?
月々5000円の支払いでOK!と言われると、支払いが抑えられるのだったら助かるし使ってみようかな…今ならポイントもたくさんつけてくれるみたいだし…と気持ちが揺らいでしまいそうですがちょっと待ってください!

リボ払いには、高金利な手数料と人間の心理を利用した恐ろしいカラクリがあるので、その便利さや目先の負担額だけ見ていると後々に取り返しのつかないような大きな代償を支払うことになるかもしれませんよ…。

今回は、リボ払いについての正しい知識とその仕組みをサクラのリボ払いの体験談を交えてお話していきます。

リボ

リボ払いってどんなもの?

リボ払いをクレジットカード会社が大々的に宣伝するのには理由があり、クレジットカード会社の収益は「加盟店からの手数料収入」と「カード利用者が分割・リボ払いすることによる金利・手数料収入」の二つからなっているからです。
クレジットカード会社からすれば、手数料をどんどん得るために手数料の多くかかるリボ払いを宣伝するのは会社としては当然のことですよね。

クレジットカードの支払方法は「一括払い」「ボーナス一括払い」「分割払い」「リボ払い(リボルビング払い)」4種類に分けられています。
一括払いとボーナス一括払いは金利手数料はかかりませんが、分割払いとリボ払いは金利手数料がかかってきます。
今回のリボ払いは、簡単に言うと利用した金額に関係なく毎月の返済を一定の金額に設定してその金額で支払い続けて完済する返済方法のことです。

また、リボ払いにはあらかじめ決められている支払い残高のランクに応じて毎月の支払額+手数料が増減する「残高スライド方式」と支払い残高に関係なく毎月一定の額を支払う「定額方式」があります。
定額+手数料で払うことができて毎月の支払額が一定になるので、負担にならないというメリットがある反面、クレジットカード会社の金利手数料は年15.00%前後とかなり高い金利を負担することになります。
どれくらい高いかというと、消費者金融や銀行のカードローンのキャッシングの金利が一般的に3.0~18.0%が相場となっているということからみても、高く設定されていることがお分かりになるのではないでしょうか。

更に、金利が高いという問題点の他にも「返済が長期化する」「借金をしている意識が小さいので金銭感覚狂う」といった2つの問題が起こりやすく、気が付くと借金地獄になっていた…という事になりかねないのです。

では、その2つの問題点について詳しくお話していきます。

継続利用で返済の出口がない…返済長期化と金銭感覚マヒ

毎月、定額で負担なく支払いができるということでリボ払いにしていると買い物をしても定額なので「借金をして買い物をしている」という感覚がなくなってしまいがちになります。
そして、リボ払いを継続して利用していると更に恐ろしいことになってしまうのです。

例えば、今回3万円の買い物をして毎月1万ずつ返済していくとします。
定額だし大きな負担はないしきちんと返済しているからいいや、と更に毎月3万円ずつ買い物を続けているとどうなるかというと、

初回の買い物残高(+手数料)+次の月の買い物分(+手数料)+その次の分の買い物分(+手数料)…

と初回の分も返済し終わってないのに買い物を重ね、どんどん買い物した金額(+手数料)が加算されていくのでみるみるうちに借金が膨らんでしまって、気が付くと返しのつかない金額になるまで膨れ上がっていることが多いのがリボ払いの怖いところです。

支払っている本人はリボ払いで設定した定額しか支払っていないので、たくさん使っているという感覚がありません。よって、支払金額が増えている(=借金が増えている)という感覚が全くないまま買い物を続けてしまうのです。
そして買い物をどんどん重ねていくことで、支払い期間が延びてしまい払っても払っても支払いが終わらなくなるデス・スパイラルにハマっていくのです。

更に、毎月支払う手数料は残高によって変化するので

利用残高×手数料率÷365日×30日

という計算式になります。

この計算式から分かるように、支払い残高が増えるたびに金利手数料は増えます
手数料は利用残高に対して発生するものですので、支払い手数料は減らないので残高は一向に減ることがなく、実質手数料しか払ってない…といったことも起こります。

そして、手数料がどんどん増えて月々買い物もしているので残高も増える、更に返済も手数料分しか払っていないので買い物した分は減っていない…という雪だるま式に借金が増えて気付いた時は手遅れ…といったことになってしまうのです。

高い手数料もですが、一番怖いのが「定額だから負担がなくてラッキー!」と思って安易にリボ払いで買い物を続けてしまった場合の末路なのです…。
きちんと正しい知識もなく安易に利用し続け、気付いた時にはショッピング支払い限度額いっぱいになってしまい、カードで買い物をしようとしたらいつの間にか利用停止になっていることに気づいてからようやく事の重大さに気づく…という人も少なくないのがリボ払いの怖いところです。

【サクラの体験談】もう遅かった…無知識での利用で一気にリボ払い地獄へ

今回、リボ払いについて熱く語ったサクラですが、私自身もお恥ずかしい話ですがリボ払い地獄になり苦しんだ経験がああります。あのような苦しい気持ち、そして終わりのない絶望に苦しむんで路頭に迷う人が少しでも減るように過去の体験談をお話していきます。

悩む

お気楽な学生の考えが招いた悲劇

数年前、私が専門学校に通っていた頃ですが学生をしつつバイトに励むごく普通の専門学生でした。

その頃の楽しみといえばファッションだったので、服は頻繁に買っていました。
ネットをしていて欲しい服を見つけたのですが、ちょっと手持ちがない…でも欲しい…そんな時にクレジットカードがあるじゃん!とクレジットカードを利用することにしました。
欲しい服を全てカートに入れると2万…一括にするのも高いし、来月も支払いあるしバイト代もそんなにない予定だし厳しいなぁ…と悩んでいるとふとリボ払いの選択が目につきました。
「月々5000円から!今ならキャンペーンでポイント増量!」となってたのもあり、「月5000円なら大丈夫だし、まぁ分割払いみたいなものだし使ってみよう!」とリボ払いを選択したのが始まりでした。

次の月の支払いは5000円ちょっとで支払いも全く負担にならず、なんていいシステムなんだ!と知識のない私は上機嫌でリボ払いをそこから利用し始めました。
服だけでなく、化粧品、生活必需品…と毎回リボ払いを利用していたのです。

そしてやってきた悪夢の瞬間

そして、ある時利用明細が来ていつもなら「ちゃんと支払っているし問題ないでしょ」とよく見もせずに捨ててしまうのですが、「たまにはちゃんと見ないと、どれくらい減ったかな?」としっかり目を通してみると、

利用総額 30万円

まで膨れ上がっていて真っ青になりました…手には汗をかいて持っている支払明細書が汗でシワシワになるまで強く握りしめて数分立ち尽くしていました。
実際は数分だったのですが、体感的には何時間にも感じられて…「どうしよう…なんで?…どうしよう…」と思考回路が完全にフリーズしてしまったような状態でした。
そこまで全く気付かずに、当時の私は安易な気持ちで気軽に買い物続けていたのです。

学生に30万円は大金です、バイトで賄えるほど働くことはできず当時は学費も自分で払っているような状態だったので、どうすることもできずに途方に暮れたのを今でも鮮明に覚えています。

結局、自分では解決策を見つけられずに親に正直に話し、これ以上手数料がかからないように全額親に借りました。
両親にはこっぴどく叱られ、全額貸す代わりにクレジットカードは全て解約するように約束をさせられました。
その後、すぐクレジットカード会社に電話して繰り越しで全額返済し、カードは全て解約して親に借金して返済して事なきを得ました。
一時の自分の楽しみと安易な考えが招いてしまった、私の人生の汚点と言える出来事です。

リボ払いをしているなら一括支払いor支払額の増額を

カードで買い物をするのであれば、基本は手数料がかからない「一括払い」「二回払い」「ボーナス払い」を選択するようにしましょう。
どうしても分割でないと苦しい時は、リボ払いより分割払いを利用しましょう。
分割払いの手数料は支払回数が少なくなるほど低くなるので、支払える金額に設定してなるべく支払回数を少ない状態で利用することをオススメします。

もし、既にリボ払いを利用している場合は「残高を一括で払う」「月々の支払額を増やす」ことで手数料の支払いを軽減しましょう。
月々の支払額を増やすだけ、出口の見えなかった支払い回数が見えてきて終わらない支払い地獄から抜け出すことができることもあります。

リボ払いを利用されている方は、一度自分の支払額と残高がどうなっているかしっかり調べてみて下さい。
「毎月の支払いが少なくてラッキー!」という安易な考えで利用していると、サクラのようにリボ払いのからくりに気づかなくて一気に地獄に落ちる場合もありますので気をつけて下さい…。
クレジットカード利用の極意は、「手数料がかからない方法で早期に返済」であることをしっかり念頭に置いてクレジットカードは借金であるという意識、そして正しい知識をもって利用するようにしていきたいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

サクラ

ライターとして雇われたつもりが、いつの間にか社長にマルチに何でも対応できるように鍛え上げられた2児の主婦です。 アフィリエイトをアフェリエイトと勘違いして社長に突っ込まれつつ、日々勉強させてもらってます☆