グーグルアナリティクスで最低限押さえておきたい基本用語

「グーグルアナリティクスを設定したけど、どの用語がどんな意味なのか分からない・・・」

せっかく導入した解析ツールも、その意味を理解していなければ上手く使いこなせません。グーグルアナリティクスには様々な用語や解析の方法が存在するので、設定した後にそうした意味やノウハウを学ぶのは必須事項です。

ただ、初心者の方がそれを一度に全部覚えるのは中々大変・・・。

ということで、この記事では「グーグルアナリティクスで最低限押さえておきたい基本用語」についてまとめてみました。

この記事を読み、まずは「どの用語がどういった意味なのか、何を表しているのか」を把握してみましょう。

ユーザーに関する基本用語

グーグルアナリティクス サマリー画面

(1)セッション

ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの単位です。

例えば、

「記事Aと記事Bを見て離脱した」

場合だと、閲覧したページは「2」ですが、セッション数は「1」となります。

ただ、一度サイトを離脱して30分以上経過してから再びサイトを訪れた場合は、新しく「1」とカウントされます。

(2)ユーザー

サイトに訪ずれた人の数です。

そのため、同じ人がどれだけ多くの記事を読んでくれてもユーザー数に変わりはありません。

これもセッション数と同じく、一度サイトを離脱して30分以上経過してから再びサイトを訪れた場合は、新しく「1」とカウントされます。

(3)ページビュー数

いわゆる「PV(Page View)」と呼ばれるもので、サイト内で閲覧されたページの数です。

例えば、

「記事Aと記事Bを見て離脱した」

場合だと、閲覧したページは「2」のため、ページビュー数も「2」となります。

(4)ページ/セッション

ページビュー数をセッション数で割った数字で、

「1セッションあたり、どれだけのページが閲覧されているか」

が分かります。

この数値が高ければ、回遊率の高いサイトと言えるでしょう。

(5)平均セッション時間

1人のユーザーが1セッションあたりで滞在している時間の平均です。

この数値が長ければ、「じっくりサイトを閲覧してくれている」といえるでしょう。

(6)直帰率

サイトを訪れたユーザーが、最初の1ページのみを閲覧した後に離脱して(帰って)しまった割合です。

例えば、

「サイトを訪れたユーザーの10人中7人が、最初のページだけを見て帰った」とすると、直帰率は「70%」となります。

(7)新規セッション率(New Visitor)

初めて訪れたユーザーの割合です。

例えば、

「サイトを訪れたユーザーの100人中70人が新規ユーザーだった」とすると、新規セッション率は「70%」になります。

(8)Returning Visitor

いわゆる「リピーター」で、サイトを訪れるのが2回目以上のユーザーのことです。

レポートに関する基本用語

グーグルアナリティクス 集客サマリー画面

(9)チャネル

「流入経路」の意味で、ユーザーがどういった方法でサイトに訪れたかを表す用語です。チャネルには以下の4つの種類があります。

1.Organic Search:Google検索やYahoo!検索などの検索エンジンからのアクセスを指します。

2.Direct:URLの直接入力やブックマークからのアクセスを指します。

3.Referral:自身のサイト以外のサイトや記事のリンクからのアクセスを指します。

4.Social:FacebookやTwitterなど、SNSからのアクセスを指します。

(10)ランディングページ

サイトを訪れたユーザーが最初に見たページことです。

(11)リアルタイム

今現在のアクセス状況と解析結果を表す言葉です。

(12)ユーザーの分布

ユーザーの傾向を表す用語で、以下の4つの項目が代表的です。

1.年齢:ユーザーの年齢を「25〜34」など6つの年代に分けて表示してくれます。

2.性別:ユーザーの性別を表示してくれます。

3.言語:どの言語によるアクセスが多いのかを表示してくれます。

4.地域:どの地域のアクセスが多いのかを表示してくれます。単位は、国、都道府県、市区町村、の3つがあります。

(13)モバイル

ユーザーがどういった端末を用いてアクセスしているのかを表す言葉です。カテゴリは以下の3つに分けられます。

1.mobile:スマートフォンからのアクセスを指します。

2.desktop:ノートパソコンやデスクトップパソコンからのを指します

3.tablet:タブレット端末からのアクセスを指します。

(14)デバイス

「iPhone」や「Xperia」など、具体的な機種を表します。モバイルを更に詳しく掘り下げて知りたいときに使うと有効です。

まとめ

ここで紹介した基本用語を覚えておけば、自身のグーグルアナリティクスを見るときはもちろん、他の人のアナリティクス解説記事を見たときも、内容がすんなりと頭に入ってくることでしょう。

この他にもまだまだ多くの用語がありますが、基本的な解析はこれらの用語を知っているだけで十分に行えます。

基本をしっかり押さえ、より良いサイト運営に役立ててみて下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

タロウ

1990年3月9日神戸生まれ。 webが好きです、でもラーメンはもっと好きです。SEOには自信があります。最近太ってきたせいで着る服がありませんが、太ってきたのであったかいです。 Twitter(@syuty)・Facebookから友達申請よろ!