今日、収益化を始めると客は逃げていくという記事を読みました。
この中にある、
保険や車の営業マンを知り合いに紹介って、なかなかできないですよね。人は売り込まれるのが大嫌いで、自分のせいで知り合いが売り込みをかけられることがあれば、自分の信用の失墜につながります。
ブログ記事上に広告があるとソーシャルメディア上での口コミが限定的になりやすいです。
他人を儲けさせたくないという心理が働くのでしょう。
という文章が非常に腹落ちしました。
事実、多くのウェブサービスは立ち上げの数年は赤字を垂れ流しながらサービスを継続しています。
この記事で取り上げられている、LINEですが、
2012年(13期目)の決算を見てみると驚きます。
第13期決算公告(2012年12月期) 2013.04.01官報より
資本金125.96億円 資本剰余金126.61億円 利益剰余金-53.48億円
売上259.04億 営業損失7.07億 経常損失4.79億 当期純損失19.14億円
53億円の赤字ですよ?
ロトシックスに9年連続で当たらないと返せませんね。笑
とはいっても、その次の期は75億の黒字を出しています。
ビジネスを一気に拡大させチャンスがあるなら、目先の利益を捨ててフルドライブ(ドライブ=ビジネスを回すこと)をかけなければ成長は緩やかなものになってしまいます。そのため、ベンチャーは市場のシェアを握るために収益を無視してでも顧客獲得に走るため必要があり、そのために資本金調達ができるかどうかがビジネス成長の大きな分岐点になっています。
利益を出さないAmazon
この利益を捨ててビジネスを成長させるということをもっとも顕著に行っているのが、『Amazon』です。
Amazonは2013年に売上が1兆7000億を超えたにもかかわらず、40億の赤字を出しています。これは経営がうまくいかなかったからではなく、利益を限界まで再投資に回すという経営のスタイルだからです。
下記のグラフをご覧ください。売上は青、利益が赤です。
ご覧いただければわかるように、10年で売り上げは10倍になっているにも関わらず、利益は相変わらず出ていません。
ではこのお金をどこに回しているのか?といえば、
ITと物流に投資しています。
2012年には20もの物流拠点を、2014年には1万台のロボットを追加しITのインフラを整えました。これらの経営努力により無料配送、当日配送を可能にし、さらなる顧客獲得にもつながっているのでしょう。
僕らでもできる『最も効率のいい投資』
1兆7000億もの売上を出す会社が、利益すべてを投資しているのに僕らのようなミジンコは何を投資できるのでしょうか?
彼らがお金を投資するなら僕らはさらに価値のあるものを投資しなければなりません。
それは【時間】です。
時間は、
誰でも等しく与えられる唯一の資源であり、
最も価値のある有限資産です。
何かを始めたいと思いながら、何もないと思っているのであればもっとも価値のある【時間】を投資しましょう。テレビを見るのをやめ、ダラダラスマホを見るのをやめて、その時間を資格の勉強や仕事の準備をすれば必ず大きなリターンを得ることができます。
時間に関する名言
毎日自分に言い聞かせなさい。
今日が人生最後の日だと。
あるとは期待していなかった時間が驚きとして訪れるでしょう
ホラティウス
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