7月に入り本格的な夏が到来しました。今年の予報では、2017年夏はスーパー猛暑になるとか・・・。
熱中症にならないためにも効果的に使いたいエアコンですが、エアコンをずっとつけていると電気代が気になりますよね。
そこで今回ご紹介するのが、主婦の方必見の「夏のエアコン電気代節約術」です。暑い夏を少しでも涼しく、お財布にも優しく乗り越えましょう。
今すぐ取り入れたい!夏の電気代節約術
夏の電気代の節約にもいろいろな方法がありますが、今回は下記の2パターンをご紹介します。
- エアコンを使いながら節約する場合
- なるべくエアコンを使わないで節約したい場合
1.エアコンを使いながら電気代を節約する方法
エアコンを上手に使いながら少しでも電気代を節約する方法をご紹介しましょう。
1-1.設定温度は28度くらい
設定温度を高めに設定しましょう。
外気温度と設定温度の差が大きければ大きくなる程、エアコンは設定温度に近づけるために大きく電力を消費してしまいます。
もし28度で「暑いな」と感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを併用してみてください。冷たい空気は下へ下へと向かいます。扇風機やサーキュレーターは上向きに置き、空気がかくはんすると効率よく部屋の温度を下げることができます。
1-2.つけっぱなしの方が節約になる場合も
エアコンをつけっぱなしにすると電気代が大変なことになるのでは?・・・と思っている方は多いと思います。
エアコンの電力が一番増えるのは、「エアコンをつけたとき」です。温まっていた部屋をすぐに冷やさないといけないので、すごくパワーを使います。
ですが、一度部屋が冷えてしまうと後はそれを保つだけに最低限の運転しかしないので、小まめに消す方法は節約にはなりません。
「じゃあどのくらい部屋を空けるときエアコンを消せばいいの?」ということになりますよね。これは3時間が目安になります。3時間以上その部屋から離れる場合はエアコンを消し、3時間以内に戻ってくるならエアコンはそのままつけておいた方が電気代の節約になります。
実際にエアコンを1ヶ月24時間つけっぱなしにすると電気代がいくらになるか試した下記の記事をご覧ください。
・一ヶ月エアコンをつけっぱなしにしたら電気代が、、、
・エアコンつけっぱなしでも電気代が安い、本当の理由を教えようじゃないか
1-3.除湿と冷房どっちがお得?
除湿と冷房では電気代に差が出るのか、これも気になるところですよね。除湿には大きく分けて「再熱方式」と「弱冷房方式」の2つがあります。
再熱方式は、熱交換器の温度を下げ、その後適切な温度になるように温めなおして除湿します。要するに室温を下げずに湿度を下げる方式。
一方、弱冷房方式は熱交換器の温度をあまり変えることができないので、冷房機能を使って除湿することになります。
どちらがパワーを使うかというと、室温を下げないよう空気を温め直す再熱方式の方が電気代がかかることになります。でも、除湿効果は再熱方式の方が高いのです。電気代をとるか、除湿効果をとるか悩むところですね。
自宅のエアコンの除湿機能がどちらなのか、その見分け方ですが、取扱説明書に書いていない場合もあります。一般的には再熱方式は値段も高め、弱冷房方式は一般的に普及しているものになります。
冷房にするか除湿にするかは、その時の湿度で判断しましょう。温度が高くても湿度が高くジメジメするような場合は、除湿運転にしたほうが快適ですし節約できますよ。
1-4.風量の設定
エアコンの風量設定ですが、涼しさを求めるあまり「強」にしていませんか?一番節約できるのは「自動」に設定することです。
風量をもっと強くしたい場合は、先ほどもご紹介した扇風機やサーキュレーターを併用する方法が節約できます。
1-5.カーテンを上手に使用する
室温を下げるのにカーテンが役立ちます。遮光カーテンなら文句なしです。
例えば朝出かけて夕方帰ってくる場合、カーテンを開けたままにしておくと部屋の中が温まっていて、エアコンをつけると温度を下げるのにパワーを使ってしまいますね。
朝出かけるときに部屋のカーテンを閉めていくとどうでしょう?カーテンを開けていくのに比べて、室温が低くなります。室温が低いと、帰宅してエアコンをつけても少ないパワーで運転することができますね。
1-6.古いエアコンと新しいエアコンの電気代の違い
「エアコンは10年毎に交換した方がいい」という話も耳にしますが、古いエアコンと新しいエアコンでは電気代に差が出るのでしょうか?
最近のエアコンは省エネモードが搭載されているものがほとんどで、10年前のものと比べると性能も進化していますし、電気消費量も削減できます。
かなり古いエアコンを使っているなら、新しい省エネタイプのエアコンを設置した方が今後節約になるでしょう。
2.脱エアコンで電気代節約する方法
ここからは、エアコンをなるべく使わずに涼しさを手に入れる方法をご紹介します。
2-1.すぐできる簡単節約
2-1-1.打ち水
すぐにできる節約としては「打ち水」があります。家の前や屋上、ベランダなど風通しがいい場所に水をまきます。
2-1-2.日中出かける
日中の暑い時間帯は、エアコンの効いている涼しいところに出かければ家の電気料金を節約できます。ただ出かけた先で散在してしまっては節約の意味がないので、無料だったり、できるだけ安く楽しめたりするイベントを探してみましょう。
2-1-3.シャワーを浴びる
帰宅して部屋が暑いときは、ちょっとお湯の温度を下げてシャワーを浴びましょう。汗も流れてベタツキがとれますし、体を先に冷やすことで暑さを軽減することができます。
2-1-4.アロマを使う
ペパーミントやユーカリ、レモングラスは夏にぴったりのスーッとした香りです。お風呂に数滴垂らしたり、脱脂綿に数滴含ませて扇風機の側に置いておくと爽快感のある香り広がります。
アロマオイルを手に入れるのが面倒な方は、ドラッグストアでも買えるハッカ油もオススメ。夏場の虫除け対策にもなります。
2-2.ちょっと手間がかかる節約
2-2-1.グリーンカーテン
ツル植物を育てて、グリーンカーテンを作る方法も人気です。植物を建物の外側に這わせることで日陰を作る方法です。
グリーンカーテン向きの植物としてはゴーヤが有名ですが、ほかにもヘチマ、キュウリ、花を楽しみたいならアサガオやヨルガオもオススメですよ。涼しくなりながら野菜も収穫できるなんて、お財布に嬉しい限りです。
どの植物もすぐには育たないので、計画的に準備しないといけません。また、植物ですので水やりや土の手入れも必要になってきます。
2-2-2.すだれ・よしずを使う
南側や西側の窓に、すだれやよしずを設置するのも昔ながらの方法です。すだれは上から掛けるもの、よしずは立てるものを指します。
すだれやよしずは、日差しを遮ってくれるほか、風も通すのでとても便利なアイテムです。昔からあるタイプのほか、最近ではおしゃれなものも購入することができるので、家の雰囲気に合ったものを探してみてはいかがでしょうか?
2-3.お金がかかる節約
2-3-1.冷感グッズを使う
夏場に使う寝具を冷感グッズに買い替える方法もあります。ひんやり感を得られる敷パッドやタオルケット、まくらなど近年熱帯夜を快適に乗り切るための便利グッズがいろいろ発売されています。
上手に電気代を節約して猛暑を乗り越えよう
夏はお出かけやバーベキューなどレジャーにもお金がかかる季節です。そのため「なるべく電気代を抑えたい!」というのが主婦の本音ではないでしょうか。
エアコンの使い方を工夫したり、エアコンに頼らずとも涼しさを手に入れられる方法を試したりすることで、電気代を節約できることがお分かりいただけたと思います。
今回ご紹介した方法のなかから、「これならできそうだな」と思うところからぜひご家庭に導入してみてください。少しでも安く、暑い夏を乗り越えましょう。
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