こんにちは、松田です。
最近は、もっぱら4コマ漫画を週一で更新しています。オモコロのパクリじゃないです。本当です。
昔から絵を描くのが好きで、漫画家を目指したり目指さなかったりしています。
>>ジャンプに持ち込みに行ってきたときの話
そんな僕が最近1番気になったのが、
CLIP STUDIO PAINTがiPadでリリースされたこと。
CLIP SUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)、通称クリスタと呼ばれますが、知らん人は全く知らないですよね。一言で解説すると、漫画制作に特化したペイントツールです。
>>公式サイトはこちら
漫画製作ソフトとしてはかなりのシェアを誇り、アマチュアの絵描きさんはもちろん、同人誌界隈、プロの先生方まで幅広く使用されています。
僕もここ2,3年くらい使用しているのですが、もうアナログには戻れないです。
ネット上の絵描きさんやら漫画家さんの間でもかなり衝撃的だったらしく、一時Twitterのトレンド入りするほど。そもそもタブレット端末とペイントツールってかなり親和性が高いのに、今まで無かったのが個人的には不思議だったんですが。
iPad買いました
このニュースが出たその日のうちに、アップル公式でiPadを購入しました。
僕はもともと「パソコンとスマホがあれば、タブレット端末なんていらないじゃん」というタイプの人間だったのですが、そんな薄っぺらいポリシーも今回のニュースを聞いて一瞬で吹き飛んでしまったんです。実に浅はか。
最初は、アップルの整備済製品(普通に買うより安い)を買おうかと考えたのですが、購入できるのが前モデルの12インチとiPad miniのみ。
iPad miniはディスプレイが7.9インチとスマホより少しデカい程度なので絵を描くには不十分。12インチの前モデルも、クリスタをフルに使うにはスペック的に心もとない感じだったので、結局新品で新モデルを購入することにしました。
新モデルでも10インチ64GBモデルなら7万円程度、液タブよりもお得です。漫画制作以外に使い道も思い浮かばないので、容量も少なくて良いはず。
ということで、1番安い10インチ64GBモデルを購入しました。お次は、絵を描くためのペンです。いろいろ調べてみた結果、純正品が良さそうだったので本体と一緒に購入することに。
い、1万円!!!?
本体7万に対して、ペンが1万円!!?マジか
なんか、こう考えると高く感じます。しかもペン先は消耗品です。4個入りで2,376円、これも結構いい値段するなぁ。
ちなみに、
なんにせよ、ペンがなければ絵は描けないので結局買いました。占めて合計87,048円、なかなか大きな買い物です。
iPad版クリスタを使ってみた
iPadの初期設定をささっと終わらせて、App Storeからクリスタをダウンロードしました。実際の画面はこちらです。
さらっと触ってみたところ、機能に差異は無さそうです。ディスプレイの大きさが違うので、各種ツールウインドウの表示は要調整といったところでしょうか。
クリスタは結構処理が重くなって古いパソコンなんかはすぐに止まってしまうのですが、iPadはあまりそういうことはありませんでした。多少止まる部分はあっても、せいぜい数秒といったところです。非常に優秀。起動も5秒程度で速い!
Apple Pencilの描き心地も悪くないです。ペン先が消耗品なんで、どのくらい保つのか気にはなりますが。
ちなみにタロログの4コマも、今週からiPadで描いています。先週までは1本描くのに1時間半〜2時間くらいかかってましたが、今週は1時間もかからなかったかも。すごい快適です!
iPad版クリスタが優れている点・ダメな点
まだ使い始めてから1週間も経っていないんですが、ここまでに感じたクリスタiPad版がPC版と比較して良いな〜、と思った点を書いてみます。
どこでも絵が描ける
何より素晴らしい点は、iPad自体の携帯性だと思います。ノートパソコンでクリスタを使っていれば無理やり外で描けないこともないですが、iPadの方がはるかに小さいし軽いんでやっぱり便利です。
別に外出せずに家の中でも、ベットの上やトイレの中、ゆったり座りながらでも寝転がりながらでも、もちろん立って作業することもできます。
PC版の場合パソコン本体とタブレットを置く場所が必要になりますが、iPad版であればiPad本体のみだけで大丈夫です。非常にコンパクト。
写真がすぐに取り込める
漫画やイラストを描くとき、写真を参考にするときが多々あります。人がポーズを取る様子だったり、背景用だったり。
今までのクリスタでは、
- デジカメやスマホで写真を撮影
- パソコンとケーブルで接続
- パソコンに取り込む
- クリスタで使用
といった工程が必要だったのですがiPad版は、
- iPadで写真を撮影
- クリスタで使用
と、少ない工程で写真を使用することが可能になりました。iPad自体にカメラが付いてますから。
漫画の背景を描くのが苦手なんで、個人的にこれはかなり助かる!
なんやかんやでリーズナブル
iPadは、新品で購入すると本体自体が7万円以上、Apple Pencilが1万円と最低でも8万円以上の出費となります。
しかし、パソコンでクリスタを使用する場合、パソコン本体(価格は機種による)と、ペンタブレットもiPadと同レベルの環境にするなら液タブが必要になるんでそれだけで8万円くらい(良いのはそれ以上します)するんで、多分10万はまず下らないです。
パソコンは何でも良いってことでもなく、そこそこのスペックが必要になります。数年前の機種とかだと満足に動かない場合も。さすがに、Mac Proとかは必要ないですが。
というか、iPad自体が非常に優れものなんですね。単純にマシンパワーがあるし、カメラが付いていて、ディスプレイに直接書き込める。買ってから気づきました。Appleすげー!Androidユーザーだけど!
iPad版が劣る点
クリスタ自体は、PC版とほぼ同様のことができるんで問題ないです。本当に全く問題ない。
ただタロログ用にサムネイルを作るときPhotoshopを使用しているんですが、PhotoshopはiPad版が無いんですよね。無くはないんですが、機能がPC版と比べてかなり限定的です。
フォトショのiPad版があったら、さらに純正キーボードも購入して普段の記事作成から画像編集やら全ての作業をiPadでできて、荷物が大幅にコンパクトにできるって思ったんですけどね・・・。
クリスタもiPad版のリリースにかなり時間を要したんで、ペイントツールとか画像編集ソフトは結構難しいのかもしれません。意外にスペック要求するし。
結局4コマを完成させたら、Macに取り込んでMacのフォトショでサムネイルを改めて作ってます。微妙に面倒くさい。
今なら半年無料!
今回リリースされたiPad版クリスタですが、すでにPC版を購入した人も使い回すことは不可能で新たに購入しなければなりません。
とは言っても、その価格も月額制で月々980円と結構安いです。PC版は1本買切りで2万円くらいするんで、手は出しやすくなっています。
さらに、2017年12月20日までに利用登録すると、半年間は月額利用料金が無料になります!計算すると、
980円×6ヶ月=5,880円
およそ6千円ほどお得です!
これのためにiPad買ったけど後悔は無い!
今回、かなり勢いでiPadどころかApple Pencilまで購入しましたが、全く後悔はしていません。マジで、強がりでもなんでも無いです。
以前はいわゆる”板タブ”を使っていたのですが、圧倒的に絵を描くのが楽しくなりました。板タブについてはしたの動画を見て欲しいのですが、
ペンで描く部分と、実際の絵の部分が別になってるんで、めちゃくちゃ作業しづらいんですよ!使っているうちに少しは慣れますが、それでも結構しんどいです。
iPad版は4コマ1本描いたくらいじゃ全然疲れない。めちゃくちゃ楽です笑
絵描きさんだったら、iPadとApple Pencilごと購入して欲しいぐらいおすすめします!マジで快適!
絵を描かない人でも、iPad持ってる人は半年無料なんでダウンロードしてみてください。絵を描くのマジで楽しいです!