みなさんの中で、スマホ充電ケーブルが切れそうだけど、充電できてるから放置している人、けっこういるんではないでしょうか?
私もその一人ですw
まぁ、断線したら新品ケーブルを買えばいい話ですが、1,000円ぐらいと地味な出費なんですよね。しかも安物はまた断線しやすいし。。。
ということで、いま使っているお亡くなり(断線)になりそうなスマホ充電ケーブルを絶縁テープで修復してみました。実際にやってみたら簡単で安くすんだのでオススメです。
断線したケーブルを使うのは危険
既に断線していてケーブルの角度によって充電ができたりできなかったり、判断線(銅線の一部が切れている)の状態になっているケーブルを使うのは危険なようです。
断線した状態だと、断線箇所が熱をもったり、ショートしてスパーク(火花)するリスクが高くなります。もし、近くに燃えやすいものがあれば引火して大惨事になる可能性もゼロではありません。
すでに断線している場合は、おとなしく新品のケーブルを購入しましょう。
ちなみに、私のケーブルは電線が剥き出しになっているものの、断線はしていなく普通に使えるので修復します。
絶縁テープとは
絶縁テープとは「電気を通さない粘着テープ」ぐらいの理解でしたが、Wikipediaで調べてみると、電気ケーブルの被覆の補修を用途としたテープのことをいうようです。
被覆(ひふく)とは・・・物の表面を他の物でかぶせ包むこと。
絶縁テープ(ぜつえんテープ、英: Electrical tape)とは、電線などの絶縁被覆の補修に使われる粘着テープ。 電気絶縁テープ、耐熱テープ、ビニールテープとも呼ばれる。 一般的にはポリ塩化ビニル (PVC) を基材としたものを見かけることが多い。
引用:Wikipedia
絶縁テープといっても、素材が違ったり、耐熱性能、耐寒性能、厚さ(mm)、対応電圧、粘着性など、性能が違うさまざまな絶縁テープが売られています。
ただ、性能の違いはプロが気にすることで、家庭用のケーブルを修復する際は、気にしなくて問題なさそうです。
ガムテープなどで代用できないの?
「絶縁テープ用意するのが面倒だからガムテープなどで代用できないの?」
と思う方がいるかと思いますが、結論を言うとケーブルの修復にガムテープを使うのはやめておきましょう!
ガムテープ自体は電気を通さないけど、布なので湿気など水に濡れてしまったら通電する可能性があります。そして耐熱性能の面からも絶縁テープより燃えやすいので、万が一、ショートしたら発火しやすくなります。
また、そもそもガムテープは使用用途が違うので、劣化しやすいというのもあります。
仮にガムテープ巻いとく程度の使用用途であれば使えると思いますが、長期的にはお勧めはできないです。
おとなしく絶縁テープを買いましょう!安いし!
充電ケーブルの修復作業
今回使用した絶縁テープは、ホームセンターなどでどこでも買えるものです。
メーカー:オーム電機
材質:PVC(ポリ塩化ビニル)
テープ寸法:厚さ0.2mm、幅19mm、長さ10m
品番:DE1910K
長さ:10m
色:黒
600V以下での使用
まずは、修復難易度が低いと思われる、充電ケーブルの途中にある被覆の損傷を直していきます。
絶縁テープを3~4cmぐらいカットして、クルクルっと巻いたらおしまい。ん~実に簡単!
テープ引っ張ってテンションをかけながら巻くと綺麗に巻けます。
が、しかし!
損傷個所の周りも補強できるように斜めに絶縁テープを巻いたので、余分な隙間ができてしまいました。
絶縁テープで修復のデメリットですね。
まぁ~、これでも十分だと思います。
でも、折角なので隙間を埋めて綺麗にしたいと思い、ライターで軽く炙ってみましたw
火で熱を加えると縮むので、良い感じ隙間が無くなりましたヽ(^◇^*)/ ワーイ
注意:ライターで炙るのは推奨しません。危険ですし、絶縁テープが劣化します。
ちょっと、ケーブルも焦げました、、、
続いて、重要なコネクタとケーブルの接続部分の修復です。
銅線だけで繋がっている状態なので、修復しないと断線は時間の問題です。
コネクタ部分からケーブルにかけて絶縁テープを巻いてガッチリ固定します。
しかし、どうしても余計な部分ができちゃいます。
この余計な部分をハサミで切って、さらにカットした部分を隠すようにテープを巻くと、ちょっといびつではありますが、少し綺麗になりました。
強度は申し分ないです。
完成!
絶縁テープで復活した充電ケーブル
見た目は不格好ではありますが、触った感じは安心感があります。
絶縁テープの色も何種類かあるのでケーブル色に合わせるといささかマシになるとは思います。
もちろん、問題なく充電できました!
修復にかかったお金と時間
かかったお金
かかったお金は絶縁テープ代のみです。
今回使った絶縁テープはホームセンターで1個38円で購入しました。安っ!!
※税込か税別か忘れた。
ホームセンターまでにいく交通費・ガソリン代のほうが高くつくレベルに安いですw
100均だと3個入り100円で売られていました。
もし、もっと耐熱性能や耐紫外線、厚さなど品質が良い絶縁テープで修復したいという方は、ホームセンターだと売っていないことがあるのでRSコンポーネンツなどプロ向けの電子部品を扱った通販サイトで購入すると確実です。
かかった時間
写真撮影の時間を除くと修復時間は15分ぐらいでした。
慣れると5分ぐらい修復できると思います。
だって、切って貼るだけですもん。
スマホ充電ケーブルを絶縁テープで修復するのは、見栄えが悪くなるのを我慢すれば、めちゃめちゃ安く済むし、時間もかからないので、安くすませたい人にはかなりおすすめです!
是非、お試しあれ!
おまけ
実は、絶縁テープのほかに、熱収縮チューブも買っていました。
熱収縮チューブとは・・・
加熱することによって長さの変化が少なく、径が大きく(1/2以上)収縮するチューブをいう。プラスチックの形状記憶特性を応用したもので、塩化ビニール、ポリオレフィン、エチレンプロピレン、シリコーンゴム系、フッ素系ポリマー、熱可塑性エラストマーなどを原料として諸種の製品が製作されている。
引用:Weblio 辞書
絶縁テープだと余計な隙間ができちゃうのは分かっていたので、ドライヤーの熱で縮んでくれる収縮チューブを使えば、より簡単で綺麗に修復できると思ったからです。
値段は300円ぐらいと絶縁テープよりかは高めです。
そして、いざ試してみようと思ったら、、、
入らなかった。。。
しっかりサイズを確認してから買いましょう!
追記
追って調べたところiPhone充電ケーブルを熱収縮チューブで補強する場合は、「チューブの内径」が重要だということが判明。
収縮前には充電ケーブルの先のプラスチック部分がチューブ内を通ることが必要ですし、熱収縮後は最小幅のケーブルにぴったりと張り付くようにしなければいけません。
iPhone充電ケーブルの場合、収縮前8㎜以上、収縮後の内径が3㎜以下になるものを選んでください。
電子部品のオンライン販売で有名なアールエスコンポーネンツ社(サイトはこちら:熱収縮チューブ)では、豊富な種類の中から内径で検索ソートをかけることもでき、購入に便利です。是非ご参考にしてみてください。