僕、漫画がめちゃくちゃ好きなんですよ。
そんな僕がずっとやりたかったビジネスモデルがありまして、それが「漫画クラウドファンディング」と言うもの
【漫画クラウドファンディング構想】
連載が打ち切られてしまった漫画の続きを書くために支援者を募るクラウドファンディング
漫画村よりこういうのやりたい!
ずーっと構想はあったのですが、権利関係や後ろ向きな理由もあるので100RT行ったらサービスを作りたいと思います意見ください! pic.twitter.com/xWWBJYZJ9S
— タロウ@YouTuber・ブロガー・アフィリエイター (@syuty) 2018年3月18日
漫画クラウドファンディング(仮名)とは
連載が途中で打ち切られてしまった漫画の続きを書くために支援者を募るクラウドファンディング
例えば、今ジャンプで人気のブラッククローバーやハイキューの作者も以前出した作品が打ち切られているんですね。ニセコイの作者の「ダブルアーツ」なんかも有名。ちなみに僕はニセコイよりダブルアーツの方が好きでした。
売れなかった漫画だから仕方ないのかもしれないが、僕はその続きを1万円出してでも読みたいと思うので、
そういう人は多いのでは?
→そういう人が100人いたら次の単行本を出す制作費に当てられるのでは?
という構想です。
参加者のリターンとしては
・書き下ろし漫画が読める権利
・コミックの後ろに名前を入れてもらう権利
・キャラとの2ショットイラストなど
などを想定しています。
本当はお金を払った方のみに続編を公開したいのですが、作者の方としては苦労した作品を世の中に出したいだろうなと思うのでリターンは+αになると言う感じですね。その分工数が上がっちゃうのが作者の負担になってしまいそう、、、
想定される問題とその回答
ビジネスモデル自体は割と簡単なのでここからは想定される問題について答えていきます。
(さすがに色々考えてから言ってるんだよ〜)
Q1.著作権はクリアできるのか?
版権問題等々、とても大変な壁と試練が待ち受けていると思いますが、この考え方と企画自体は素晴らしいと考えます
苦境に立つ漫画家さんを一人でも多く救う契機になれば、最高ですね
ちなみに、紙での出版は現在の出版界事情では無理でしょう。電子出版をメインにする事を強くお勧めします— サメくん (@same_kun) 2018年3月19日
現実問題、打ち切りであっても権利が出版社にあるという問題があり。
それさえクリアになれば後はモチベーションとお金の規模の話なのでスムーズかなぁ、、、と思います。
そこの所、権利関係の折衝は赤松先生、森田崇先生や佐藤先生に助言を仰ぐのが良いのでは、と思いますね。 https://t.co/WqWmUptGV3— an_tropical (@an_tropical) 2018年3月19日
A.3年後はほとんどの作品が作者の手元に著作権が戻ってくる
この質問が一番多かったのですがそれについてはラブひなの作者の赤松さんがこのような回答をしています
プロのマンガ家さえ意外と知らない事実ですが、とにかく漫画コンテンツでは著作者が最強なんですよ。出版社には、独占出版の契約期間(3年くらい)が過ぎたら、ホントに何の権利も残らないのです。だから1年ごとの自動更新が出版社の命綱。著作者はこれさえ自由に解除できます。 @gum_tape
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2011年7月22日
出版社は、「もう次から載せてやらないよ」と脅す以外に、作家を自由に動かす手はありません。しかしネット時代になり、「じゃあ自分で電子化するからいいです。」と作家に返されてしまう時代がやってきました。そのため出版社は、「版面権」などの具体的な権利をもらえるよう、国に求めています。
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2011年7月22日
出版契約書で、最初から3年とか期間が決まっているのです。その後は、双方が何も言わなければ、自動的に1~2年ごとに更新されます。 RT @LDmanken 横から失礼します。“最強”というのは仮に出版社がどのような契約条文で著作者を縛ろうとしても3年くらいが限界という事でしょうか?
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2011年7月22日
つまり作者が望めば、漫画の全権利は1~2年以内には必ず作者のもとに全て帰ってくるわけです。(※最初の3年程度を除く) だから、作者の意志に逆らって電子化を続けることはできないし、勝手に紙の出版もできません。作者最強。作者の方、出版社に酷い扱いを受けたら、私にご相談下さい。(笑)
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2011年7月22日
と言うわけで、出版社との力関係にもよるんですが、著作権は作者の手元に戻ってきます。
なのでまあ夢を諦めかけてもう別の道に進んでしまった人が再挑戦しよう!と思った場合は出版社云々とかどうでもいいと思うので可能です。
このサービスを通してだす出版物に関しては新しい出版社を作るか、自費出版になりますね。
売れる部数がある程度あるなら、ECサイトを立ち上げて自費出版の方が儲かっていいと思うし、
Q2.お金だけ集めて逃げちゃうのでは?
その場合「諸々の手続きを済ませており、既に続編をラストシーンまで制作完了している」作品でないと第三者が介入するのは厳しいのかなーと思います。
「うつ病詐称して持ち逃げしてやろう」って考える人がいないとも限りませんし。
— 淳士@凛fam@21&23徳島 (@Eila501J) 2018年3月19日
A.そもそもクラウドファンディングって応援するものだし、仕方ない
無責任かもしれないんですが、作者が鬱になったり、不慮の事故にあった際に集まったお金を返せって言うのはちょっと、、、
その辺りは、一般的なクラウドファンディングもお金だけ払わさせてサービスが一生開始しないことがあるので、仕方ないのかなって思います。基本的には普通のクラウドガンティングと同等のリスクはあると思っています。
でも自分の好きな先生はそんなことしない!って信じてお金を積もう。
作家の方を応援する一番の力はやっぱり金だよ。
Q3.完成するまで何回支援するの?
そのスタンスでいくなら「たのみこむ」がありますので…
必要かどうかに関しては、
あってもいいけど個人的には利用したいと思わない、ですね。
完結するためには複数回支援する必要があるでしょうし。— 淳士@凛fam@21&23徳島 (@Eila501J) 2018年3月19日
A.作者の先生によりますが、基本的には1~2巻で完成させてもらいます
本当は満足いくまでストーリを進めて欲しいのですが、再び人気が出るかどうかと言うのはわからないので、基本的には1~2巻で終わらせて欲しいなって思っています。
本当は満足いくまでストーリを描いて欲しいんだけど、、、
むしろここに関しては誰か良い案をくれ
Q4.むしろお金が少なすぎでは?
1万×100で100万で漫画家に単行本一冊描けってマジかこいつ・・・人件費とか全然考えてないだろ
1万×100で100万で漫画家に単行本一冊描けってマジかこいつ・・・人件費とか全然考えてないだろ https://t.co/bG7dpZbmwo
— 限界床師匠 (@xxx0101010100) 2018年3月19日
A.出版した漫画の利益も作者にお渡しします。
この方がおっしゃるには1冊作るのに大体400~500万かかるそうなので、全然少なすぎわろたwってことらしいのですが、そこはちょっと詰めてみないとわからないですね。
予算の調整が難しそう、作者の意向を汲み取って無理そうであれば考え直します。
でも、端的に言えば2万円を負担する300人が集まればなんとなると思うので、細かく試算して可能性がどれくらいあるか見てみます。
むしろこの企画の壁はお金以外に壁があるのかなぁって
ここからは自分が思うこのビジネスモデルの穴について
次の作品がヒットした・している場合は?
ここが一番の問題だと思うのですが、
そもそも今売れてる作家の方であれば昔の人気のない作品に取り掛かる暇はないですよね。
でも、ヒット作が売れたことによって、その以前の作品が注目されることってあると思うんです。
実際芥川賞を取った作家さんは「芥川賞を取ったことによって、以前の作品も注目され、過去の作品たちから発生する印税の方が大きい」とおっしゃっていました。
なので過去の作品の漫画の続きを見たいのですが、そこは「ドラゴンボール超」や「BORUTO-ボルト-」のように作者が監修に回ってもらえないかなぁ、、、って思うんですがそんな暇ないですよね?
うーん、困った。
でも過去の作品の続き見たいよね〜?
そもそも売れなかった過去の作品より、ヒットの可能性を感じる次回作を執筆したい
打ち切り経験のある作品を描くモチベーションてそもそもあるんでしょうか?
それよりは次回作を描きたいよーって言う方があるのかも、、、
でも、とりあえずやってみるわ
金ないからどうしようけんすうさんに相談するかー!って思ってこんなリプ飛ばしたら
とりあえず形にしてみてはいかがでしょうか!アイデアだけだとあれなので、、
— けんすう (@kensuu) 2018年3月19日
まあもともと100RT超えたらやるって言う話だったので、とりあえずやってみるわ!
なんか問題点とか改善点・アドバイスあればみんなリツイートしてコメントしてくれー!
優しくね!
できれば応援の方が嬉しいよ!!
ちなみに、、、
あんまりやりたくないんですが、
「完結した作品のキャラクターのその後を1話分で書いてもらう」という形のクラウドファンディングならたぶんできる。
工数が桁違いに少ないし、人気作品でもできるからね。
有名なのはスラムダンクのその後とかですよね!
でも1話だと消化不良なんだよ〜
日の目を浴びてない作品の俺だけが知ってる感は異常なんだよ〜