文章を読んでいくうちに、
- 「何か引っかかるな・・・」
- 「どことなく統一感がない・・・」
- 「チグハグな印象を受ける・・・」
と感じる場合、もしかすると単位と言葉が揃っていないのかもしれません。
文章内の単位と言葉を揃えるだけで、全体の印象はガラッと変わります。
それでは、例を挙げながら見ていきましょう。
「単位」を揃える
単位とは、「kg」や「m」などのことです。
例えば、身長を比較するとき、
- 165cm
- 1.8m
- 1700mm
といった書き方をすると、間違ってはいませんが、読み手が一目で長さを比較できません。パッと見ただけでは、一番下の「1700mm」が大きく見えてしまう可能性もあります。
そのため、同じ物事を比較するときは、
- 165cm
- 180cm
- 170cm
といった風に、単位を揃えるようにしましょう。
「言葉」を揃える
多くの記事において単位の揃っていないことはほとんどありませんが、言葉が揃っていないことが多々あります。言葉の揃え方で気をつけるポイントは、以下の3つです。
1.文章は「常体」か「敬体」か
簡単に言うと、
常体とは、「〜だ。〜である。」といった書き方で、
敬体とは、「〜です。〜します。」といった書き方です。
この2つが文章内で入り乱れていると、文章内の統一感が欠けてしまいます。
例えば、
と、
だと、明らかに後者の方が統一感あるのが分かります。
他にも、もっとフランクな表現や硬い表現、さらには常体と敬体をあえて混在させるテクニックなどもありますが、基本はこの2つです。初心者の方が文章を書き始めるときには、まず「この文章は常体と敬体どちらで書くのか?」を決めてから書き始めるとよいでしょう。
2.文末の「形」は同じか
文章の文末はどのような形で終わっているでしょうか?特に箇条書きの場合は動詞、名詞など、文末の「形」を合わせると全体的に統一感が出てきます。
例えば、
- オリジナルコンテンツの作成などサービスの差別化が必要である
- コピペチェックツールの導入
- 積極的にインタビュー記事を書いていく
と
- オリジナルコンテンツの作成などサービスの差別化
- コピペチェックツールの導入
- 積極的なインタビュー記事作成
であれば、後者はすべて体言止めになっており、統一感が出ています。
3.同じ記事内で「異なった言い回し」をしていないか
長文の記事でよく見られるのが、「同じ言葉を異なった言い回しで表現してしまうこと」です。
例えば、
- ページビュー
- PV
- アクセス数
は同じ言葉ですが、この3つを同じ記事内の中で別々に出てくると、読者は「なぜ表現を変えるんだ?何か意図があるのか?そもそも違う意味の言葉なのか?」と混乱してしまいます。
そうした混乱を避けるためにも、「複数の表現方法がある言葉は、同じ表現方法を用いる」のが基本です。
まとめ
文章内で統一感を出すには「単位」と「言葉」を揃えるのが基本です。
言葉に関しては、「常体・敬体」「文末」「言い回し」の3つを意識してみて下さい。
経験は関係ない簡単なテクニックなので、文章を書く機会のある人は今すぐ実践してみましょう。