大隈良典先生が研究成果である「オートファジー」で2016年のノーベル医学・生理学賞を受賞されると話題になっています。
ノーベル賞を受賞したオートファジーとは?
オートファジー (Autophagy) は、細胞が持っている、細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの一つ。
自食(じしょく)とも呼ばれる。
酵母からヒトにいたるまでの真核生物に見られる機構であり、細胞内での異常なタンパク質の蓄積を防いだり、過剰にタンパク質合成したときや栄養環境が悪化したときにタンパク質のリサイクルを行ったり、細胞質内に侵入した病原微生物を排除することで生体の恒常性維持に関与している。
このほか、個体発生の過程でのプログラム細胞死や、ハンチントン病などの疾患の発生、細胞のがん化抑制にも関与することが知られている。出典: Wikipedia – 『オートファジー』
簡単に言うと、細胞を分解して、エネルギーを得たり病原菌に抵抗するというもの。
老化による病気や糖尿病などもこのオートファジーがある程度防いでくれます。
しかし、今回のノーベル賞は別の意味でも話題になっているのをご存知でしょうか?
この「オートファジー」、実はノーベル賞授与が決まる随分前から、とある漫画で紹介されていたのです。
7年以上前にトリコで登場していたオートファジー
少年ジャンプで2008年から連載している、島袋光年先生の漫画「トリコ」。
オートファジーはこの漫画の中で2009年に登場していました。
漫画トリコのあらすじ
未知な食べ物や貴重な食料には数億円もの金額が動くことも珍しくない時代である。
主人公の「トリコ」は様々な食材を捕獲・採取する冒険家、通称「美食屋」。
登場する動物は体調が数百メートルを超えるものや、目に見えないほどのスピードで動くもの、未知の毒を保持しているものなどが多く、その舞台も天空数千メートル・海中・極寒の地など未開の土地であることが多い。
そんな獲得困難な未知の食材を獲得するため、動物達やライバル達と戦うというバトル漫画である。
漫画で登場しているオートファジーとは?
漫画で登場しているオートファジーは主人公トリコの必殺技の一つとして紹介されています。
主人公は身長:220cm、体重:230kg、足のサイズ:45cm(ジャイアント馬場でさえ34cm)という巨漢のせいもあり、少し運動するだけで数千キロカロリーを消費してしまい、運動すると数万カロリー使うこともざらです。
そのため常に飯を食べているのですが、どんなに食いだめをしてもすぐにすぐに飢餓状態に陥ってしまいます。
そんな時に【自分の細胞を分解することにより、一時的なエネルギーと超人的な運動能力を得る!】というのが、この漫画ででくるオートファジーという必殺技です。
ただし、このオートファジーは最後の力を振り絞るような技なので長く使うことはできません。
長時間オートファジーを使えば自分の細胞を食べ尽くして死亡してしまうという、諸刃の剣です。
このトリコですが、10月12日までオートファジーが出てくる会を無料で読めます。
大隈良典教授のノーベル賞受賞理由
7年も前に漫画で紹介されていたことから分かるように、オートファジーは1960年代に発見されていました。
しかし、このオートファジーが具体的にどのような働きをしているのか?ということがわかっていませんでした。
このオートファジーの観察に成功し具体的な働きを解明したということで、今回大隈良典教授にノーベル賞が授与されることになったのです。
ちなみに、、、
島袋光年先生の漫画で「世紀末リーダー伝たけし」という作品があるのですが、
僕が小学校〜中学校頃に連載されていた漫画で、とても面白いギャグマンがですので良かったら読んでみてください。
伝説に残る最終回、、、
「この世紀末リーダー伝たけし」連載は人気だったのですが、、、
その最終回はギャグ漫画史上決して塗り替えることのできないある伝説があります。
それが、、、
連載中にしまぶー(作者)が援助交際をしているのがバレて、
何の伏線回収も、オチも、最終回もなく
以下のページが掲載されて終わるという、
誰にも残せない伝説を残した作品でもあります。