これはアラサー男3人がおばあちゃんに怒られながらも、
何とか寝床を確保する壮大な物語である
【プロローグ】
僕は、車を持っていない。
その代わりに『カーシェアリング』という、いつでも乗れるレンタカーを契約している。
僕の契約しているカーシェアリングでは毎月1000円分の会費がかかる代わりに、1000円分の無料利用分がついている。実費ゼロってやつだ。
しかし、最近はなかなか乗る機会がない上に、一緒にドライブしてくれる人もいなくて、毎月無料利用分を余らせていた。
毎月毎月無料分を余らせるのももったいないので、そろそろ久しぶりにドライブへ行こうと友達を誘った。
はじめはただ、朝日を見に行くだけのつもりだったんだ。
【登場人物紹介】
僕・・・24歳。
Kさん・・・29歳のIT社長。一番パソコンに強い。唯一しっかりしている。
Hさん・・・30歳の社長。調子が良くて、顔も良い。あとゲスい。
1日目 千葉から館山~ 晩御飯まで
Hさんを何度もドライブに誘っていたのですが、忙しかったようで断られ続けていました。
めげずになんどもアプローチしました。
なんども断られていたのですが、ようやく僕の大事さに気付いてくれました。
お互い忙しかったので、出発は仕事終わりの9時。朝日を見て帰る予定だったのですが、
いつの間にか壮大なプランへと変更
首都高速
上野を21時に出発。
Hさんを迎えに行く途中で、「おれも行くわ!」とメールが来て一人仲間が増え、3人で旅が始まりました。
僕しか運転ができないという現実を突きつけられながらも、目的地は館山に決定!
僕「女の子いるかな?」
H「いるでしょ!俺iPhone6にしたし話題はあるよ!」
僕「そんな簡単なの?w」
H「最悪、東京から来たっていえばいちころでしょ!ワンチャンあるよ!これ!」
僕「まじかwww」
とテンションはすでに最高潮!
地図で見ると館山めっちゃ遠いんですよね。
とりあえず高速に乗り
レインボーブリッジへ突入!
まさかアラサー3人で真夜中のレインボーブリッジを見ることになるとは、、、
海ほたる
途中で海ほたるで休憩!
「海の幸を堪能しようぜ!やっほい!!」って思ったら、フードコートのそばしかやってませんでした、、、
~ 海ほたるダイジェスト ~
土「とりあえずアサリそばはあるから、これでも食べる?」
H「いや、俺アサリダメだから、、、」
土「そっか、、、」
H「俺ティッシュ買いたいからコンビニいくわ。」
土「カシミアがおすすめだよ。」
H「何回も(鼻かみ)すると痛くなっちゃうもんね。」
K「じゃあ、煙草でもすいますか!」
土「あ、喫煙室辛いから先車帰ってるね」
H&K「あ、うん、、、」
全員「幸せの鐘やー!!!」
~ 海ほたるおしまい ~
道中は将来の不安で盛り上がりました。
僕(自営業)は年金も国民保険料も高いのです。
途中の釣具屋さんに入って、
「レンタルありますか?釣りしたいんですけど!」と聞いたら、
「館山にはレンタル釣り具はないですね」とどう考えてもウソを言いわれたのが印象的でした。
館山駅
館山駅ドーン!
Hが館山生まれなことを知りつつ、23時過ぎに無事館山駅に付きました。
K「ホテルどうします?」
H「あそこにビジネスホテルあるんで!あそこ泊まろう!」
ホテル「今日は満室です」
全員「(^_-)-☆」
まあ、なんとかなるべ!ってことで深く考えず、また車を走らせることに
海
今回の旅の一番の目的である海へ!
僕「海きたー!!」
K「来たねー!」
H「写真取って!写真撮って!」
写真になるとうまく伝わらないけどすごいきれいでした。
夜はだいたいこんな感じになりますよね。
次にどこに行こうか?と話していると、Hさんが「とりあえずイオンがめっちゃ大きいからイオン見に行こう」と田舎のヤンキーみたいなことを言い始めたので、イオンへ。
しかし、23時のイオンは空いてるどころか電気すらついていませんでした。
でも月がきれいでした。
来るまでは、女の子がどうのこうの言っていた僕らですが、
女の子どころか、館山の平日23時は誰もいません。
いや、マジで、
取り合えず、今日の宿を情報収集すべくココスへ行くことに、
ココスへ
ココス入る前は
全員「車3時間走らせて、晩飯ココスかよwww」と言っていた僕らですが、
ココスでご飯食べて
「ココスうまぁー!!」
「ココス大正解じゃんw」
と大盛り上がり。
タコス風サラダが激ウマでした。
僕はお酒が飲めないので、2人で乾杯。
ちなみに、3人ともパンツの替えすら持ってこないのに、パソコンは全員持ってきていたので各々宿泊先を調べ始めました。
そして、ココスでは大学生ぐらいの店員がめっちゃからんできて、
完全に旅の初日MVPを持っていかれました。
なんていうか、コミニケーション能力がないのに馴れ馴れしいんです。
Hさんのパソコンのファンの音がうるさくて
店員「パソコンすごい音してますね。大丈夫ですか?」
僕ら「そうなんですよ。治りますか?」
店員「そうですね。」
僕ら「え、『そうですね』??」
たとえば、Hのスマホが割れているのを見て
店員「(急に)スマホの画面バキバキですね!」
僕ら「そうなんですよ。落としちゃって、auショップありますか?」
店員「それは大変ですね」
僕ら「、、、(大変ですね??)」
なに、あの店員話が通じなくて怖いよ。。。
って言ってる間に何度も料理を運んできます。そして料理を運ぶたびに僕らに話しかけてきます。
店員「ゲームとかしてるんですか?」
僕ら「いや!調べものしてるんですけど」
店員「僕モンハン好きなんですよ!」
僕ら「あ、はぃ、、、」
こちらからも話しかけてみました。
僕ら「この時間だと旅館が全部しまってるんですが、この辺にビジネスホテルありますか?」
店員「えっと、ここをココスとすると。あのー出てこっち側のこの辺に1個泊まるところがあって(腕を道路に見立てようとしながら、説明するのでどこだかさっぱりわからない。)、なんて言ったかな。まあ泊まれるんですよ。あとは反対のここにもありますね。」
僕ら「そうなんですか、ホテルの名前わかります?」
店員「名前はわかりませんね」
僕ら「そこはビジネスホテルですか?」
店員「いや違います。」
僕ら「・・・」
気付くとすでに23時半
そろそろ宿を見つけないと本当に泊まるところがなくなってしまします。
とりあえず近くの宿に最年長のHが電話することに、
H「この時間電話してもいいのかなぁ、、、」
プルルルル、プルルルル、ガチャ!
H「出た!」
ガチャ、ツー、ツー、
H「切れた!」
僕&Kさん「!!??」
ワンギリでした。
プルルルル、プルルルル!
折り返しきた!
H「あの~、夜分遅くに申し訳ありません」
電話に出るHさん、その後ちょっとやり取りするも、
H「そうですよね、、、あ、はい、大丈夫です。はい、はい。失礼します~」
僕「どうだった?」
H「おばあちゃんが○○って言ってた」
続く~
次回
「館山男旅 その②泊まる場所は見つかるのか?ワンチャンあるのか?」
お楽しみに!
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