いつ購入したかも思い出せない、年季の入った手持ちのモバイルバッテリー。
充電できる量が少なく、パワー不足を感じることありませんか?
モバイルバッテリーもスマートフォンと同様、使用することでバッテリーが劣化していきます。
バッテリーが経年劣化することによって、充電できる容量が減っていくということです。
モバイルバッテリーの充電パワー不足を感じたら、そろそろ買い替えの目安。
これからモバイルバッテリーを買い換えるのであれば、「USB Type-C」の入出力ポートがあるモバイルバッテリーへの買い換えがオススメです。
本記事では
- USB Type-C付きのモバイルバッテリーを選ぶ理由
- USB Type-Cで充電するメリット
- 3つ厳選したUSB Type-Cモバイルバッテリー
それぞれ紹介していきます。
USB Type-Cの接続端子を採用するガジェットが普及してきている
これから新しくモバイルバッテリーを買うのであれば、USB Type-Cの入出力があるモバイルバッテリーがオススメ!
オススメする理由としては、2019年現在で機器の接続端子にUSB Type-Cを採用するガジェットが普及してきているからです。
2016年以降に発売されたMacBookシリーズや、Androidスマートフォン等のガジェットでは接続端子にUSB Type-Cが採用されています。2019年夏季に発売されたAndroidスマートフォン「Xperia 1」、「Google Pixel 3a 」、「Galaxy S10」等の端末のUSB接続端子には「USB Type-C」が採用されました。
その他にも、SONYのワイヤレスイヤフォンや、モバイルWi-Fiルーター等のガジェット機器でもUSB Type-Cを採用。
今後Android端末やガジェット機器を中心に接続端子にUSB Type-Cの機器も普及していくと予想されます。
USB Type-Cに新しい充電機能「USB PD」を搭載し大容量・高速充電が可能になった
USB Type-Cでは、データ通信の高速化や、USB経由での映像の出力ができるようになりました。
給電面でも進化しており、USB Type-Cでは「USB Power Delivery(USB PD)」という新たな給電規格を採用。
USB PDによって、従来のMicroSBに比べて大容量、高速充電が可能になりました。
USB PDでは最大100Wまでの給電が可能になり、従来のUSBでは充電できなかったノートPCへの給電ができます。
USB PD対応端末に、急速充電をする際はUSB PD対応のUSB Type-Cポート付きの電源(モバイルバッテリーやACアダプタ)とUSB Type-Cのケーブルが必要になる点は注意が必要です。
USB PD機能があるUSB Type-C対応モバイルバッテリーの選び方
モバイルバッテリー選びで失敗しないためのポイントは下記の2つです。
メーカーの信頼性をチェックする
日本国内に法人があり、製品保証やカスタマーサポートなどのアフターサポートが充実しているメーカーモバイルバッテリーがオススメです。
聞いたことがない外国メーカー品なのに、絶賛する高評価レビューが多数見られる商品や、説明文や商品画像の日本語が怪しい商品の購入は避けましょう。
またモバイルバッテリーの安全性を示すPSE対応は必須です。PSE対応の表記があるメーカーのモバイルバッテリーを選びましょう。
バッテリー容量をチェックする
10,000mAh以上のバッテリー容量があると、ゲームや動画などのコンテンツを楽しみながらも1日中スマートフォンを使うことができるでしょう。
10,000mAhで充電できる目安としては、iPhoneやAndroidを2回以上、iPad Pro等のタブレットを1回フル充電することが可能です。
QR決済や電子チケットなど、スマートフォンのインフラ化が加速してきた今日。肝心な時にスマートフォンやモバイルバッテリーが電池切れという事態を避けることができます。
USB PDに対応したノートPCの充電や多数のガジェットへの充電を検討しているのであれば、大容量の20,000mAh以上の容量も検討してみてください。
USB PD機能があるUSB Type-C対応モバイルバッテリー3選
Anker PowerCore 10000 PD
「Anker PowerCore 10000 PD」はガジェットメーカー「Anker」社のUSB PD対応モバイルバッテリーです。
「Anker PowerCore 10000 PD」は最大18WのUSB PD機能をもっており、iPhone XSだと30分で50%まで充電が可能。
丸みをおびたコンパクトな樹脂ボディが特徴です。
モバイルバッテリーの寸法は114 x 52 x 25 mm。重量は192g。
電子タバコiQOSと同程度の大きさで、片手で握れるほどです。
USB-Aの出力端子では、Anker社独自の高速充電機能PowerIQを搭載。10Wの出力で給電ができます。
cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W
「cheero Power Plus 5 」は日本のモバイルアクセサリーメーカー「TRA株式会社」が製造、販売するモバイルバッテリーです。
最大18Wの急速充電規格 Power Delivery 3.0を採用し、 iPhoneⅩを45分で74%まで充電することができます。
ボディの素材のはアルミ。本体の寸法が 46 × 98 × 24 mmで、重量が205 gです。
「Anker PowerCore 10000 PD」より一回り小さく、13g重いですが、じゅうぶんに片手で握ることができる大きさ。
cheero Power Plus 5では、バッテリー残量を1%ごとにチェックできるデジタルインジケーターを採用されているのが特徴です。
インジケーターはLEDなので、暗い場所でもバッテリー残量を把握できるので便利。
RAVPower RP-PB059 (20100mAh )
「RAVPower RP-PB059」は中国に本社があるSUNVALLEYグループのモバイルバッテリーブランドの商品です。
日本法人の株式会社SUNVALLEY JAPANが販売とアフターサポートを行っています。
RP-PB059の特徴は、30Wの高出力と20100mAhの大容量。
最大30WのUSB PD機能をもっており、MacBookAirなどのUSB PD対応ノートPCへの給電が可能です。
バッテリー容量は20100mAhで、iPhone7を7回充電することができます。
本体の寸法が172 x 80 x 20 mmで、重量は390 g。
上述の二機種に比べるとバッテリー容量が大きい分、片手で持つと手からはみ出てしまうほどの大きさです。
USB Type-Cポート以外にもUSB-Aポートの出力が2つあるので、ガジェットを複数持ち歩く方や、停電時の電源としてもオススメできます。
まとめ:新しくモバイルバッテリーを買うならUSB Type-Cポート付きを選ぼう
USB Type-CができることやUSB Type-C対応のモバイルバッテリーについて解説、紹介しました。
USB Type-CのUSB PD機能によって、従来のUSB比べて大容量・高速での充電が可能です。スマートフォンを1時間以内に70%以上充電することや、USB PD機能をもつノートPCへの給電ができます。
またモバイルバッテリーを選ぶ際は、メーカーの信頼性、バッテリー容量のチェックが重要です。
新しくモバイルバッテリーを買う際は、USB Type-C対応モバイルバッテリーを選んで、快適なモバイル生活をお送りください。