近年、
- Google被リンクを評価しなくなった
- 被リンクは重要視されなくなった
という意見が出てくるようになりました。
はたして本当にそうなのでしょうか?
確かにGoogleもアルゴリズムのアップデートを繰り返し、被リンクの事情も変わってきたのも事実です。
よってコンテンツの内容の質を高めることが重要視されるようになりました。
しかし被リンクが全く無意味になったわけではありません。
では現在どういった被リンクが検索エンジンに評価されるのかも踏まえて、これからの被リンクの獲得する方法について見ていきましょう。
ナチュラルリンクとは
ナチュラルリンクとは一言で言うと、
「リンク評価を狙った意図的なリンクでは無く、自然に張られたリンク」
を指します。
ナチュラルリンク以外にはリンクスパムを使用した被リンクがありますが、Googleがペンギンアップデートを導入してからはそれらの手法はペナルティの対象となりナチュラルリンクの獲得が必要になりました。
例えば、
- 他のサイトが記事を書いているときに参考にしたり、内容を引用したいときに参考にしたサイトへのリンク
といったものはナチュラルリンクとなります。
一方、
- 他の自分が運営しているサイトからのリンク
- 業者から購入したリンク
- たくさんの他のサイトと協力して張る相互リンク
- 隠しリンク
というのはスパム行為とみなされてしまいます。
現在、検索エンジンから評価されやすいのはナチュラルリンクです。
ではリンクスパムと認定されずにナチュラルリンクとなるにはどのような条件を満たせばいいのでしょうか?
順を追ってみていきましょう。
ナチュラルリンクと判断されやすいリンク
まずは検索エンジンからナチュラルリンクと判断してもらいやすいリンクを見ていきましょう。
リンク元のIPアドレス、ドメインが分散されている
同じIPアドレスやドメインからのリンクは自演リンクと見なされペナルティを受ける可能性があります。
IPアドレスはクラスで分けられます。
例えば、
12.345.678.90
というIPアドレスがあったとします。
最初の2桁の(12)がクラスA、以降順に(345)がクラスB、(678)がクラスC、最後の(90)がクラスDとなります。
GoogleはクラスAからクラスCまでの分散を評価できます。
つまり最低限クラスCの数値まで変わっていないと、Googleに目をつけられてしまう危険性があるということです。
最近はリンク元の内容の質が重視されるので重要度は以前ほど高くありませんが一応気を付けておくべきでしょう。
アンカーテキストがページタイトルやURLと同じ
アンカーテキストとは、リンクをクリックするときの、
「読み終わったら次へ」
この下線部分のことです。
みなさんは気に入ったコンテンツをリンクするとき、アンカーテキストはどのようにしますか?
「こちらを参照しました。」「○○さんのページ」
など簡単に記す方が多いでしょうか?
またコンテンツのタイトル、またはURLをそのまま貼り付ける方も多いと思います。
例えば、
「○○をする○○通りの方法」「http://www.○○○○.jp/123/」
のような感じです。
検索エンジンも同様にタイトルURLをそのまま使用しているリンクは、ナチュラルリンクと判断しているとみられています。
ここでひとつアンカーテキストには注意するべき点があります。
アンカーテキストは検索エンジンから、
「どのようなキーワードからリンクされてるか」
という評価を受けるため、
たくさんキーワードを詰め込むといいたスパム行為が流行った時期がありました。
例えば、
「ネット証券口座開設投資信託おすすめ」
といった感じです。
この行為はナチュラルリンクと判断されないどころか、検索エンジンからペナルティを受けますのでやめましょう。
専門性や独自性があるコンテンツからの被リンク
オリジナル性が高いサイトからのリンクの方がナチュラルリンクと判断されます。
逆に内容が重複していたり完全なコピーだったりするコンテンツからのリンクは、ナチュラルリンクではなく不自然だとみなされてしまうでしょう。
もちろんたまたま内容が被ることはあると思いますが、あまりにも多いのは検索エンジンは不審に思われてしまいます。
リンク元の内容が自分のコンテンツに関連している
ここまでの要素を満たしていてもリンク元と自分のコンテンツに関連性がなければ、リンク評価のための被リンクとみなされても仕方がないでしょう。
- 自分のコンテンツが参考になったとき
- 内容の引用をしたいときに
のように内容が関連しているサイトからのリンクは、ナチュラルリンクと判断される可能性が高いです。
スパムリンクと判断されやすいリンク
スパムリンクとは、検索エンジンのガイドラインに沿わない被リンク行為のことで、
「リンク評価を上げるためだけに自分で集めたリンク」
「キーワードを無理やり詰め込んだリンク」
「隠しリンク」
などを指します。
極端に多い相互リンク
サイトを運営し続けていると似ているテーマを扱ったサイトから相互リンクを求められることがあると思います。
SEOの対策として相互リンクの協力を求めることもあるでしょう。
しかしあまりに大量なのは危険です。
検索エンジンからペナルティを受けてしまう可能性があります。
有償、売買されているリンク
以前流行していた被リンクの手法ですが、Googleの品質に品質に関するガイドラインの禁止事項にもある通り、現在はいとも簡単にスパム行為と判断されます。
絶対にやめましょう。
ナチュラルリンクを獲得するための3つの基本
ナチュラルリンクになるかどうかはコンテンツを見た人に委ねられています。
なのでウェブサイトの運営者がすることは、訪問者がリンクを張りたくなるコンテンツ作りとなるのです。
ここからはナチュラルリンクを獲得できるコンテンツ作りを説明していきましょう。
ページタイトルは内容を明確にして引き付けるもの
ユーザーが検索からウェブページに訪問するとき、半数がタイトルでクリックするかしないかを判断します。
内容を明確にするのはもちろんクリックしたくなるようなユーザーを引き付けるものにしましょう。
例えば、
「○○する方法」
これは簡単で分かりやすいですね。
ただもう少し魅力的にするのであれば、
「○○する○○通りの方法」
など数字を入れてあげるとユーザーを引き付けやすくなります。
文章構成は適切で読みやすくする
内容がよくても読みにくければユーザーは離れて行ってしまいます。
具体的には<記事タイトル><リード文><見出しタグ><本文>の順番を守ることです。
構成は、
<h1>記事タイトル</h1>
リード文
<h2>大見出し</h2>
リード文
<h3>小見出し</h3>
本文
・
・
・
というふうに組み立てましょう。
これは検索エンジンのクローラー巡回に対しても有効なので忘れずに実践しましょう。
ソーシャルボタンは忘れずに
SNSからのリンクは直接のリンク評価にはつながりません。
しかし拡散された際に他のサイトやブログからリンクを獲得できれば、それはナチュラルリンクの獲得となります。
なかでもTwitter、Facebookのボタンは忘れずに設置しましょう。
閲覧の邪魔になるような配置はユーザーの離脱を招きます。
記事の上下が好ましいでしょう。
当サイトでは記事タイトルの下に、
の5つのボタンを設置して記事の本文の終わりに
といった感じに設置しています。
まとめ
良いリンクを獲得するためには内容の質を良くするとともに、その内容をユーザーに的確に伝える必要があることが分かったと思います。
ここまでのことはリンク獲得につながるだけでなく、ウェブページの評価そのものにもつながるのでぜひ心がけてください。