Googleの収入源とSEOの関係

Yahoo!やGoogle、あなたはどちらの検索エンジンを使っていますか?

 

日本での検索エンジンのシェア率はGoogleが約60%、Yahoo!が約30%となっているので、ほとんどの人がどちらかの検索エンジンを利用していると思うのですが、正直どちらが優れているとかはないんですよね。

というのも、実はYahoo!の検索結果は2010年12月よりGoogleの検索エンジンシステムを採用したため、検索結果がほぼ同じになったためです。

2014年のアウトコンサルティング社の独自調査によると、国内におけるGoogleの検索エンジンシステムは97%と高いシェアを誇っています。

そのため日本でSEOをする=Googleのシステムに向けた施策をとるということになるのです。

Googleの収入源とは?

Googleに評価され、自社サイトが上位に表示されると売上が大幅に上がった! なんてこともあるでしょう。

しかし、売上が上がったと言っても、売上のいくらかがGoogleに支払われるという訳ではないです。
検索エンジンに限らず、gmailやGoogleマップといったサービスも誰でも無料で利用できますし、果たしてGoogleの収益源とはどこにあるのでしょうか?

Googleの収入源=広告?

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データ参照元:アルファベット社2015年度Q4報告書

Googleは世界でも有数のインターネット企業です。
収入源が見えてこない方も多いと思いますが、以上のグラフでわかるように

「Googleの自社サービスの検索エンジンからの収入」+「Adwordsなどパートナーサイトからの収益」=97%が広告収入

となっています。

これでも、まだまだ収入源が見えてこない! なんて方もいると思うので、売上の約9割をしめる検索エンジンからの広告収入、具体的には、「検索連勤型広告」というものを以下で説明していきましょう。

図1:「薬剤師 求人」で赤枠で囲んだ部分が検索連勤型サービスの例です。

seo-ad

検索連勤型広告に表示されたサイトがクリックされるごとに、広告主に料金が発生します。

 

図2:キーワードプランナーで「薬剤師 求人」の入札単価を確認する

Google_AdWords

図1で囲んだ部分がクリックされるたびに、広告主は9914円(2016年8月現在)Googleに支払わなくてはいけません。

つまり、多くの人がGoogleを利用してくれると、広告をクリックしてくれる割合も高まり収益が増えるという訳です。

そのため、Googleは検索エンジン利用者の満足度をとても重視していて、毎日のように検索結果の変更を行っています。

Googleに評価され検索結果に上表示されるページとは「ユーザーニーズをしっかり捉えた、有益な情報が盛り込まれたサイト」なのです。

Googleに評価されるための心持ちとは?

「ユーザーニーズをしっかり捉えた、有益な情報が盛り込まれたサイト」を上位表示すると言っても、10億を超えるという世界中にある膨大の数のwebサイトを人の目で1つ1つ確認することは現実的ではないです。

なので、独自の計算方法(アルゴリズム)を構築し、これを踏まえたクローラーというロボットが日々サイトの順位付けを行っております。

このアルゴリズムは正式には発表されていない上、毎日のように変わりゆくものなのでアルゴリズムを完全に解明する事はできないです。

ターゲットはユーザー

コンテンツ制作に取り組むさいは、SEOに気をとられるあまり、誰に見てもらうのかというターゲットを見失いがちです。

もちろん、SEOを意識してGoogleが認識しやすいよう試行をこらすことは悪くありませんが、あくまでターゲットユーザーにとって「役立つか? 」「参考資料として使えるほどのレベルか? 」「SNSでシェアしたくなるか? 」といった点を忘れないようにしましょう。

まとめ

  • 日本国内におけるGoogleの検索エンジンシステムのシェアは97%
  • SEO=Google対策
  • Googleの収入源の9割が検索連勤型広告
  • コンテンツ制作の際は、SEOに気をとられがちだが、あくまでユーザーが満足するコンテンツ作りを目指す

ABOUTこの記事をかいた人

ケニー

ピンポンキャッチという「箸を使って、1分間でピンポン玉をいくつキャッチできるか!?」という企画のギネス記録を持ってましたが、最近中国人に記録を抜かれた上、僕はピンポン球を投げ、親友がキャッチするというスタイルから、投げる側の凄さが認められず、ギネス記録保持者の欄から名前まで抹殺されました。