逆SEOとは

「自社サイトを検索上位に表示させたい! 」

webサイトを運営してる方なら、誰しもこんな思いを抱きながらコンテンツ制作に取り組んでいることでしょう。

しかし、順位を上げるためのSEO対策がある一方、順位を下げるためのSEO対策があることをご存知ですか?

「逆SEO」「ネガティブSEO」「リバースSEO」

などと呼ばれますが、果たして順位を下げるためのSEOとは一体どういったものなのでしょうか?
今回はこの悪質とされる逆SEOについて詳しく解説していきます。

逆SEO=悪い事?

例えば、『旅行』というキーワードで自社サイトが2位だとしたら、1位のサイトをなんとか抜かしたいですよね。

「自社サイトのコンテンツを充実させて1位のサイトを抜かそう!」

と言うのが一般的な考え方ですが、

「1位のサイトの検索順位を下げて、自社サイトを1位にしよう!」

のような、悪質な考えのもと、1位のサイトがペナルティーになるよう働きかけるのが「逆SEO」です。

元々は風評被害を受けた個人が、悪い評判を記載するサイトを検索結果から除外するために使用した方法として世に知れ渡りました。

逆SEO対策は何をするの?

逆SEOではターゲットとなるサイトへ質の低いリンクを張り、Googleが提供するガイドライン違反によるペナルティー発動を促します。

ここで言われる質の低いサイトとは

  1. 無意味に大量なリンクを貼付けているサイト
  2. 背景とフォントの色を同色にするなど、人に見えない隠しテキストでリンクを出しているサイト
  3. コンテンツに関係のない、広告が多く表示されている会社
  4. コンテンツがコピーコンテンツ

以上のようなガイドラインに全く添ってないようなサイトです。

逆SEOは必要なのか?

もともとは風評被害を受けた個人が使用した方法として有名になったという話しをしましたが、自分や自社に悪い噂を掻き立てるようなサイトが上位を占める場合は「外」で戦う事をオススメします。

事実とは違うことが記載されている場合は、「名誉毀損」などの容疑で法的に裁く事も可能ですし、Googleの順位だけを意識して泥沼な争いをするくらいでしたら、第三者に対応してもらうことが効率的ですので必要はありません。

また、自社サイトを上位にするための対策の場合、仮にターゲットとなるサイトがGoogleからガイドライン違反のペナルティーを受けたとしても、相手の対応次第では順位を持ち直す事も可能です。※ペナルティー解除の仕方参照

順位回復までの期間は少なからずかかりますが、そこにかけた手間やコストを考えると効率的とは言えないので、このようなケースでも必要ないと言えます。

まとめ

「逆SEO」について説明していきましたが、いかがだったでしょうか?

SEO対策の1つですが、ライバルサイトの順位の下落を狙った逆SEOを検討する方がいるのであれば、使わないと戦えないような市場の見直しと、ライバルとの差を埋めれるようなコンテンツを作り上げる方が先なのではないでしょうか?

Googleはあくまで「質問者(ユーザー)にとって、最高な回答者」になる事を目的としてアルゴリズムを日々更新しているので、一時的に相手を蹴落として、自社サイトの順位を上げるなんて考えでは今後の変更には対応できないと言えます。

小手先のスキルでは通用しないのが、SEOのいい所であり、Googleが多くのユーザーから信頼を得ている由縁なんですね。

ABOUTこの記事をかいた人

ケニー

ピンポンキャッチという「箸を使って、1分間でピンポン玉をいくつキャッチできるか!?」という企画のギネス記録を持ってましたが、最近中国人に記録を抜かれた上、僕はピンポン球を投げ、親友がキャッチするというスタイルから、投げる側の凄さが認められず、ギネス記録保持者の欄から名前まで抹殺されました。