こんにちは。松田です。
ブログでお金を稼ぐ方法といえば、まず思いつくのが「アフィリエイト」であり「グーグルアドセンス」だと思います。タロログにアクセスしてきた方の中にも、実際にやっている方やこれから始めてみようと考えている方もいるでしょう。
しかし、アドセンスを始めるためにはGoogleに審査してもらい、広告を掲載するにふさわしいサイトと認めてもらわなければなりません。
以前からアドセンスに取り組んでいる方であれば関係ないのですが、これから始める方には収入を得られるか得られないか以前に超えなければいけないハードルとなっています。
そしてここ1年、このアドセンスの審査が以前よりも厳格になったことも、より新規参入ユーザーにとっての悩みの種となっています。
では、具体的にどんな基準をクリアすればいいのか?
これは正直、はっきりとわかってはいません。一応、Google公式からアドセンスを取得するための心得のようなものが発表されています。
しかし、記事数はいくつ必要か?文字数は?画像やリンクの扱いは?など、具体的な合格ラインは明記されていません。
そこで「アドセンス 審査 基準」などと調べてみると、サイトによってかなりバラつきがあって結局どれを参考にすればいいのかわからなくなってしまっている方も多いと思います。
そこで今回は、僕なりに今のアドセンス審査の基準を検証してみます。
というのも実は、2月はじめからとあるクライアントさんのブログ立ち上げからアドセンス取得までサポートさせていただきまして、この度無事審査を通ることができました。
その方のブログに現在ネット上で見かける審査基準を照らし合わせてみると、合っている点、違っている点が見えてきたので、みなさんの参考になればと思います。
ちなみに、実際の経過はこんな感じでした。
2/8 | サイト立ち上げ | |
2/19 | 記事初投稿 | |
3/5 | アドセンス申請 | 記事数15個 |
3/8 | 審査合格 | 記事数17個 |
投稿記事
まず、気になるのが投稿する記事の数やその文字数だと思います。実際、サイトボリュームもあまりに薄すぎると、アドセンスは通らないことが多いです。
ただその基準も曖昧で、記事数は15以上あれば良いとする方もいれば、20記事以上書いても通らなかった方もいたり明確なラインはわかりません。
中には、ペラサイト(1ページのみのサイト。だいたいが縦に長い)で通過した方もいるので、記事数自体は明確に何記事以上というラインは存在しないのかもしれません。
サイトボリュームの点以外にも、画像の使用や外部リンク、SNSのシェアボタンなどの使用を避けるようにアドバイスしているハウツーサイトもあったりと、投稿記事に関しては特に困惑することが多いと思います。
文字数や記事数
上の経過を見てもらえればわかりますが、実際に申請したときは15記事、無事審査に通ったときは17記事とそこまで記事数は多くありません。むしろネット上でよく見る基準の最低ラインギリギリです。
一応クライアントさんには15〜20記事を目安にと言っていましたが、15記事あればとりあえず問題は無いようです。
文字数ですが、こちらも事前に1,000字以上は書いてくださいとお願いしていました。実際のサイトは、大体が1,500字前後くらいのボリュームの記事でしたが、中には900字くらいの記事もあります。ただ、極端に文字数が少ない記事はありません。
アドセンスの話ではありませんが、Googleの検索スパム対策専門チームのリーダーだったマット・カッツ氏は、サイトの質に文字数は関係無い、といったことを述べたことがあります。
文字数をまるでノルマのように捉えて水増しするよりも、内容を精査してより良いものを書いた方が検索エンジンは評価するといったことなのですが、アドセンスの審査にも同様なことが言えるのかもしれません。
むしろサイトの読者に伝えたいことをどんどん盛り込んでいけば、自然と文字数は増えていくものです。まずは、読者目線に立った質の高い記事を目指すべきでしょう。
画像やリンク
ネット上でよく見る基準には、「画像は使うな」「リンクは貼るな」というものが多くあります。
しかし、実際のクライアントさんのサイトでは画像を使用していない記事はありませんし、記事によってはソースへのリンクなども貼っています。画像とリンクに関しては、使用することは全く問題無いということです。
画像を使用してはいけない根拠でよく著作権の話をする方もいましたが、今回のクライアントさんはゲームやアニメの記事を書いたこともあって、他者に著作権のある画像も使用していました。
引用タグを用いての使用だったので、引用など用法を守ってクレジット表記などの対策を取れば大丈夫のようです。
その他
上記以外にも、投稿記事に関して様々な基準も挙げられていました。いくつか検証できたので、まとめます。
SNSのシェアボタン
ツイッターやフェイスブックのシェアボタンを設置してはいけない、という意見もよく見受けられました。
が、クライアントさんのサイトでは、そもそも使用しているテーマが自動でシェアボタンが設置されるタイプを使用していたので全記事にがっつり入っています。いらぬ心配ということです。
カテゴリー
審査に合格された方の経験談の中でも、カテゴリー内の記事数の話がよく出ていました。
要は、あるカテゴリー内の記事数が少ないと、そのカテゴリーのボリュームが薄いとみなされるから、1記事しかないようなカテゴリーは整理して別のカテゴリーに移す、などの対策を取るといった話です。
一応、事前に特定のカテゴリーに偏らないように記事を書くようにお願いしていたのですが、最終的に4つのカテゴリーの内、あるカテゴリーだけに偏ってしまい、それ以外のカテゴリー内が1記事ずつという凄まじい偏りっぷりになってしまいました。
しかし結果は、見事合格。
カテゴリーの偏りも、はっきり言って問題ないようです。
記事以外のコンテンツ
アドセンスの審査を受ける上で、必須コンテンツやあった方がいいと言われているコンテンツというものがいくつかあります。具体的には、
- 運営者情報(プロフィールなど)
- お問い合わせフォーム
- プライバシーポリシー
の3つです。一つずつ確認してみましょう。
運営者情報
作っていません。必要では無いということですね。
メールアドレスを載せた方がいいというサイトもありましたが、お問い合わせフォームなど他の手段で管理人とやりとりできれば必要ないでしょう。
ただ、著者の顔が見えていると読者からの信頼度も上がるので、アドセンスの審査とは別に今後のサイト運営の問題として作った方がいいと思います。そんなに凝る必要も無いので。
お問い合わせフォーム
審査申請後の6日に作成しました。リンクはフッターメニューに設置してあります。
プラグインの「Contact Form 7」を、利用して作成したページです。
プライバシーポリシー
こちらも申請翌日の6日に作成しました。
「プライバシーポリシー 雛形」などで検索するとコピーOKの例文が見つかるので、それを利用させていただいています。
プライバシーポリシーは、Google公式が必須と発表しているので必ず作成しなければなりません。ただ、申請後であっても、すぐに準備できれば問題は無いようです。
その他
上記以外にも、様々な基準が言及されていました。
グローバルメニュー
ヘッダーにあるメニューですね。タロログでいえば以下のようなやつです。
アドセンス審査の基準について書いている記事の中には、このグローバルメニューの設置もやった方がいいとするサイトも多いです。
ワードプレスのカスタマイズ機能を使用すればごく簡単に設置することが可能なのですが、今回のクライアントさんのサイトには設置していませんでした。サイドバー等の代替があれば、必須では無いようです。
サイト内容
いわゆるGoogleのプログラムポリシーに抵触するような内容は避けています。具体的には、
- アダルト
- アルコール類
- タバコ
- 薬物関係
- その他犯罪に関するもの
などなどです。こちらはネット上の体験談でも、一次審査で落ちた後に該当部分を削除して再申請したらほんの数十分で通過した、といったサイトもあったので、絶対に書いてはダメです。
記事の内容ですが、個人の日記のような薄いものではダメという意見が大半だったので、お店のレビューや料理の記事はよりお役立ちコンテンツになるように、
- Googleマップや休業日や営業時間
- 細かいレシピ
などの記載を忘れずに行っています。また、ネットニュースに対してのクライアントさん自身の意見などの記事もありました。
ただ記事のジャンル自体は、お店のレビューや料理から、ゲームや漫画、芸能ニュース、ネット回線などかなり幅広くやりました。今後サイトの専門性を高めるうえで絞っていく予定ではありますが、アドセンス審査の段階では難しく考える必要は無いということです。
更新頻度はほぼ毎日です。1日に2記事更新した日もあります。更新が0の日も無いことは無いですが、平均1日1記事はありました。
また、ネット上であまり言及されていませんが(言及しているサイトもあります)、文章の構成はできるだけ気をつけてもらいました。具体的には、見出しと段落です。
記事内で適所に見出しを使用すること、段落は長くても3〜4行程度に抑えること、といったことに注意してもらいました。これは読みやすさをアップさせるためです。
まとめ
以上が今回のクライアントさんのサイトで、アドセンス審査に向けて取り組んだことです。まとめると、
- 記事数は15個程度で問題無い
- 文字数は1,000字程度で問題無い
- 更新頻度は多いほうが良い
- 見出しや段落に気をつける
- 画像やリンクの使用はOK
- 他者に著作権がある画像も、正しく引用すればOK
- SNSシェアボタンの設置もOK
- カテゴリー内の記事数が少なくても問題無い
- 運営者情報は無くても問題無い
- お問い合わせフォームとプライバシーポリシーは必須
ただし、申請直後に作成しても間に合う - グローバルメニューは無くても問題無い
- Googleのプログラムポリシーは遵守する
- サイト内容は雑多でも大丈夫
と実際に終わってみると、ネット上で騒がれているほどは難しくはなかったように思えます。大事なのは、
- 文章の構成
見出しを使い段落を整理することで、読みやすくする - 内容
読者のためになるような情報を入れる
自分自身の視点を入れる
プログラムポリシーを遵守する - 更新頻度
1日1記事程度 - ボリューム
1,000字程度 - 必須コンテンツ
お問い合わせフォームとプライバシーポリシー
くらいです。
上記を守ればサイト開設から1ヶ月もしないうちに合格することも可能です。
(記事の初投稿から数えれば、3週間も経っていません)
ただし、ここ1年で大きく審査が厳しくなったように、今後もこの基準が変わることも大いに考えられます。