ダイソンの「羽根のない扇風機」、カッコいいですよね。
家電量販店に行くと必ずといていいほど展示してあり、ちょっと高いとは言え憧れている人も多いのではないでしょうか。
一方で、
「実際、ダイソンの扇風機って機能面はどうなの?」
こんな疑問を抱いている人も多いはず。
そこで今回は、ダイソンの「羽根のない扇風機」を3年間にわたって使い続けてきた私が、そのメリット・デメリットについて解説して行きます。
この記事を読めば、「羽根のない扇風機」の全貌が見えてくるはずです!
ダイソンの扇風機は「羽根がない」が最大の特徴
出典:dyson
ダイソンの「羽根のない扇風機」は、その名の通り羽根がないのが最大の特徴。
本体下部の胴体部分にファンが内蔵されており、ファンから吸い取った空気を送風するというのがダイソンの扇風機の仕組みです。
また胴体部分には空気清浄フィルターが内蔵されており、空気清浄器としての機能も備えているという特徴も。
ダイソンの扇風機には「羽根がない」というその独特の駆動方式から、通常の扇風機とはちょっと違ったメリット・デメリットが存在します。
ダイソンの扇風機のメリット
出典:dyson
まずはダイソンの「羽根のない扇風機」のメリットについて見ていきましょう。
風にムラがなく、心地良い
ダイソンの扇風機には羽根がない故に、常に一定の風が出ます。
通常の扇風機の場合は風にムラが発生しがちなのに対して、ダイソンの扇風機が送り出す風にはムラが一切ありません。
ムラのない風はいわゆる「自然風」に近く、なめらかで心地が良いです。
「扇風機の風が苦手」という人も、ダイソンの扇風機であれば不快感は感じないでしょう。
手入れが楽
ダイソンの扇風機はその手入れのしやすさも魅力です。
通常の扇風機の場合、羽根にホコリが溜まったらいちいちカバーを取り外して掃除をします。
一方でダイソンの扇風機の場合は、汚れても本体の表面を水拭きするだけでOK。
送風部分を綺麗に保ちやすいので、風がホコリを拡散してしまう心配もありません。
扇風機の掃除が面倒くさいという人は、一気にその悩みが解決されるはずです。
安全性が高い
ダイソンの扇風機には羽根がないので、安全性も非常に高いです。
通常の扇風機であれば、小さなお子さんが指を入れて怪我をしてしまうリスクもありますよね。
しかしダイソンの扇風機であれば、小さなお子さんが興味本位で風が出る部分を触ったりしても、怪我をする心配は一切ありません。
安全性の高さは、ダイソンの扇風機が通常の扇風機よりも優れる1つの理由と言えます。
空気清浄機としての機能も兼ねる
ダイソンの扇風機は空気清浄機としての機能も兼ね備えています。
PM0.1レベルの微細な粒子も捕らえ、その実力は一般的な空気清浄機と同等以上。
空気清浄機が欲しいという人は、扇風機と兼用できるアイテムという位置付けでダイソンの扇風機を選んでも良いですね。
収納しやすい
ダイソンの扇風機は縦長のデザインであるため、収納性にも優れます。
一般的な扇風機にあるような台座の部分がないため、狭いスペースにも納まるのが強み。
扇風機を使わないシーズンも、収納場所に困りませんね。
とにかくカッコいい
近代的なデザインは、家に置いてあるだけで所有欲を満たせます。
ダイソンの扇風機は過去にグッドデザイン賞を受賞したことでも有名で、洋室であればどんな部屋に置いても「お洒落な家電」として存在感を醸し出してくれます。
友達が家に来た時なども、リビングに置いてあるだけでちょっとドヤ顔できますね。
ダイソンの扇風機のデメリット
出典:dyson
一方でダイソンの「羽根のない扇風機」はメリットばかりではありません。
続いてはデメリットについて見てきましょう。
値段が高い
ダイソンの扇風機は通常の扇風機と比べ、やはり高いです。
安いモデルでも4万円前後となり、決して手軽に購入できる家電ではありません。
通常の扇風機であれば5,000円以下で購入できるものもたくさんあるので、予算面は大きなハードルとなります。
上下方向への角度調整ができない
ダイソンの扇風機の場合、普通の扇風機のように上下方向への角度調整ができません。
普通に使う分にはそれほど不便はないのですが、例えばエアコンの送風口に向かって風を送るといった使い方ができないというデメリットがあります。
上下方向への角度調整が制限されるという点は、人によっては不便を感じることもあるので注意しましょう。
本体ボタンで風量調整ができない
ダイソンの扇風機の本体には、電源ON/OFFボタンのみが設置されています。
風量を調整したい時などは、リモコンから操作する必要があります。
扇風機と言えば、本体足元のボタンで風量調整をするのがお馴染みですよね。
昔ながらの方法で風量を調整できないのは、慣れるまで案外面倒です。
本体が倒れやすい
私も実際に使ってみて初めて気づいたのですが、ダイソンの扇風機はちょっとぶつかっただけで倒れます。
通常の扇風機のように足元に台座がないので、横方向からの衝撃にはめっぽう弱いです。
私の場合は夜の足元が見えない時などに既に3〜4回本体を倒しているのですが、幸いにもまだ故障には至っておらず…。
お子さんがよく家の中を走り回る環境などでは注意が必要です。
ダイソンの扇風機のラインナップ
ダイソンの「羽根のない扇風機」には、特徴が異なる複数の製品が存在します。
ここではダイソンの扇風機のラインナップとその特徴について解説していきます。
Dyson Pure Cool
出典:dyson
扇風機に空気清浄機能がついた、ダイソンシリーズにおける最もベーシックなモデルです。
余計な機能がついていない分、使い方などで戸惑う心配もありません。
純粋な扇風機という位置付けで買うのであれば、最もおすすめのモデルです。
Dyson Pure Cool Me
出典:dyson
卓上にもおける小型モデルです。
245mm×245mm×401mmというコンパクトさで、卓上はもちろんベッドの脇などに置いても邪魔になりません。
また小型モデルでありながらも空気清浄機能はしっかりつくので、空気清浄機の代用品としてもぴったり。
部屋全体というよりも部分的に風を送り出すという用途におすすめです。
Dyson Pure Hot+Cool
出典:dyson
ファンヒーター機能を併せ持ち、冷風だけでなく温風も送り出せるモデルです。
一般的なファンヒーターは横方向への温風拡散を苦手とするのに対し、こちらのモデルは首振り機能がつくため、部屋全体を暖めることが可能。
もちろんベーシックモデルと同様、扇風機や空気清浄機としても機能してくれます。
夏でも冬でも活躍してくれるので、1年間を通じてダイソンの扇風機を使い続けたいという人におすすめです。
まとめ:予算に余裕さえあれば、ダイソンの扇風機は買う価値あり
ダイソンの扇風機のメリット
- 風にムラがなく、心地良い
- 手入れが楽
- 安全性が高い
- 空気清浄機としての機能も兼ねる
- 収納しやすい
- とにかくカッコいい
ダイソンの扇風機のデメリット
- 値段が高い
- 上下方向への角度調整ができない
- 本体ボタンで風量調整ができない
- 本体が倒れやすい
ダイソンの扇風機には、通常の扇風機にはないメリットが多数あり、満足度としては非常に高いです。
一方最大のデメリットは、やはり値段の高さですね。
安価な扇風機であれば5,000円以下で買えるのに対し、4万円以上の金額を出すとなると躊躇う人も多いでしょう。
総括としては、ダイソンの扇風機は予算に余裕さえあれば買う価値有りですね。
値段が高い分、1つの家電として享受できるメリットは非常に大きいです。
思い切って買ってみれば、必ず「買って良かった」と思えることでしょう。