「王道家にセカンドブランドがある」

 

かねてから、そんな噂は耳にしていた。

王道家狂を名乗っている以上、行かねばなるまい。

千葉・柏の家系ラーメン「王道家」の中毒性は法規制されるレベル

2017.01.09

ということで、本日は本家・王道家がある柏市のお隣、野田市に店舗を構える「家系ラーメン・王道」にお邪魔してきた。

 

<店舗情報>

    • 店舗名:「家系ラーメン 王道」
    • 営業時間:(平日・祝日)11:00〜23:00 (日)11:00〜22:00
    • 定休日:月曜
    • TEL:04-7125-5535
    • 住所:〒278-0022 千葉県野田市山崎2166-2

来店〜食券購入

東武野田線梅郷駅西口から徒歩13分。

本家・王道家とは違い、駅から離れた郊外に位置するのが「家系ラーメン 王道」だ。

外観

黄色と赤の看板が「いかにも」な雰囲気を醸し出しており、心が躍る。

駐車場はざっと見た感じ20台は停めれそうなので、車で行っても安心だ。

この日は時間をずらして21:30ぐらいに行ったのだが、10人ほどの待ちができていた。

「お手並み拝見」

昂ぶる気持ちを抑えながら、いざ入店。

注文は本家と同じく食券制。

ただ、メニュー構成や注文方法が本家とは少し違うため、代表的な違いを以下にまとめておく。

  • 野田・王道には「塩ラーメン」「岩のりラーメン」「コテコテラーメン」の3つのオリジナルラーメン、「チャーハン」と「餃子」のオリジナルサイドメニューがある
  • 野田・王道のつけ麺は「豚骨つけ麺」と「和風豚骨つけ麺」の2種類から選べる
  • 本家・王道家にあった「現金注文制」はなく、トッピングもすべて食券で注文する

ざっくり言ってしまえば、

「本家よりメニューが豊富で、注文も簡単になった」

ということだ。本家の方では現金注文制のため、たまにオーダーミスがある。そういう面では、野田・王道の「すべて食券で注文」は、オーダーミスが起こりにくい嬉しい仕組みだ。

 

さて、さきほどの券売機の画像を見て、勘のよいみなさんはもうお気づきだろうか?

 

そう……

なっ!

なっっ!!

なっっっーーー!!!

そう、

超絶良心的価格設定

なのだ。

例えば、王道家と野田・王道で同じ中盛りラーメンを頼んだとしよう。

  • 王道家:ラーメン中盛り=760円
  • 野田・王道:ラーメン中盛り=490円

その差なんと「270円」。

そもそも本家・王道家も十分コスパがよいのに、さらにコスパがよいとはどうなっているんだ。

今回は、

  • ラーメン(ほうれん草トッピング)
  • 半まかない飯(チャーシューまぶし)
  • コテコテラーメン
  • 餃子
  • チャーハン

をチョイス。

「基本メニューで本家との違いを確認しつつ、野田・王道独自のメニューを調査」という作戦に出た(※もちろん一人ではなく同行の太郎とふたりで食べるよ)。

券売機の上には各メニューの説明と写真が添付されてある。

初めて訪れた人も安心だ。

店内は6人がけのテーブル席が3つと、カウンター席が10席ほど。

「家族連れもぜひ!」とアピールしているだけあって、テーブル席が多いのはプラスポイント。

給水機は入り口のすぐ左手と、店舗奥にふたつある。

奥のテーブル席に座った人がわざわざ入り口にこないでいいように、との配慮を感じた。

食券を置き、ラーメンの好みを伝える点は本家と変わらない。

卓上調味料は本家とほぼ同じだが、餃子用のタレとラー油が追加されている。

おろしニンニク、しょうゆ漬けニンニク、行者ニンニク、揚げニンニクのニンニク四銃士をなんとなく撮ってみる。

着丼〜完食

さて、そうこうしていると、着丼。

ただいま。

王道家のラーメンと同じく、見た目でうまいことはすでにわかる。

そして、謎の安心感というか帰宅感があり、思わず挨拶してしまった。

見た目は本家とほとんど変わらない。

ちなみに、野田・王道には本家・王道家の店員さんも掛け持ちで働いており、チャーシュー1枚と味玉1/2のサービスをしていただいた。

ありがたや、ありがたや。

合法ドラッグほうれん草。

麺を包むとうまさ倍増の海苔。

左が野田・王道のチャーシュー。右がサービスしてもらった本家・王道家のチャーシュー。

野田の方は脂身が多くこってりとした味わい。

本家の方は脂身が少なくスモーキーな味わい。

スープが飲みやすい。

自ら「ライト版」と謳っているだけあって、本家よりも塩分濃度や獣っぽさは控えめ。

ただ、その分飲みやすく、しっかりとコクを残しつつ万人向けする味へと変化させている。

麺は安定してうまい。

一方、こちらは野田・王道のオリジナルメニュー「コテコテラーメン」。

その名の通り、背脂がガッツリと浮いている。

これはうまいぞ。

家系ラーメンと背脂ちゃっちゃ系。

合わせるとクドくなりそうなふたつの良さが、高次元で融合。

これを食べるだけでも野田・王道にくる価値はあるだろう。

チャーハンは、「昔ながらの焼き飯」といった趣。

パラパラではなく、全体的にもっちらした感じで、「これはこれであり」といったシンプルな味付けだった。

ただ、「チャーハンはパラパラでなくっちゃ!」という人はおすすめできない。

餃子も登場。

餃子に関しては、正直「メニューにいるか?」というぐらい可もなく不可もなく、といった印象しか残っていない。

今回は、本家・王道家の記事で書き忘れていた「(俺的に)正しいまかない飯の食べ方」を紹介しよう。

まず、しょうゆ漬けニンニクとマヨネーズをトッピング。

次に、ラーメンの海苔をスープにしっかり浸す。

そして、その海苔でまなかい飯を包みこむと…

絶対的賄飯神降臨。

ひっくり返るぐらいうまくなるので、ぜひ試してほしい。

気がつけば完食・完飲。そして合掌。

まとめ

ライト版・ファミリー向けというキャッチフレーズに間違いはなかった。全食券の注文も嬉しい限り。

また、コテコテラーメンは本家を凌ぐほどのうまさがあり、この一杯を食べれただけでも来た価値はあった。

ただ、サイドメニューであるチャーハンや餃子は、正直パッとしない印象。

飲みやすいスープも、本家のしょっぱさや獣っぽさが好きな人には少し物足りなく感じるかもしれない。

総評すると、

  • ガツンと殴られるぐらいの濃さとその中毒性を味わいたいなら「本家・王道家」
  • クセのない家系が食べたい人や家族連れ、独自のメニューを食べたいなら「野田・王道」

といったところだろうか。

ちなみに、王道家グループは全部で7店舗あるため、これで残り5店舗。

まだまだ旅は始まったばかり。

みんな、応援してくれよな。

 

P.S.関連記事にある他のラーメン記事も見てくれると、とっても嬉しいです。