検索エンジンと聞くと、どのようなサービスを思い浮かべますか?
日本国内ではYahoo!とGoogleがシェア数90%を占めるので、おそらくこの2つが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
スマートフォンの普及により検索エンジンを使わない日はないという人が多い中、世界では日本以上に様々な検索エンジンが使用されています。
今回は、日本で使用される検索エンジンはもちろん、馴染みのない世界の検索エンジンの事までご紹介させて頂きます。
日本と世界の検索エンジンのシェア率を見てみよう
日本で使われている検索エンジンは世界でも使われているのでしょうか?
以下で、日本と世界の検索エンジンのシェアを比較していきましょう。
日本の検索エンジンのシェア率(2016年8月)
Yahoo | 70% |
20% | |
docomo | 5% |
msn | 3% |
never | 1% |
その他 | 1% |
世界の検索エンジンのシェア率(2015年8月)
89% | |
bing | 3% |
Yahoo! | 3% |
baidu | 1% |
never | 1% |
その他 | 3% |
StatCounte社調べ
日本ではYahoo!のシェアが1番ですが、世界を見ると圧倒的にGoogleの利用率が高い事がわかります。
世界のGoogleが苦戦?
世界のGoogleのシェアを見ると1強な感じもしますが、参入に苦戦する国もあるのが事実です。
ロシアではGoogleが1位の4割のシェア率を誇りますが、自国のサービスであるYANDEX RUが同じくらいのシェアを誇っており、まったく抜け出せないような状況が続いております。
同じような状況は韓国でも起こっており、NAVERまとめで馴染みの深い、韓国に本社を構えるNAVERが4割程度のシェアを誇り、Google社相手に健闘しています。
ただ、ロシアのYANDEX RUも、韓国のNAVERも、元々はそれぞれの国でトップシェアを誇っていた検索エンジンなので、Googleにトップシェアの座を奪われたという事になる訳ですね。他国に比べ苦戦してると言えど、トップを奪ってる訳ですから今後もシェア率を上げていきそうです。
そして、世界のGoogleが最も苦戦したのが、Baiduがトップシェアを誇る中国です。
報道規制が厳しい中国ではGoogleのサービスが問題視され、中国政府による厳しいネット検閲や、g-mailが中国国内からハッカー攻撃を受けたことを踏まえ中国市場から撤退しました。
検索エンジンはいっぱいある!
世界には様々な検索エンジンが存在しますが、ほとんどの人が
「初期設定のまま、検索エンジンを利用している・・・・」
といった状態だとお察し致します。
検索エンジンには、それぞれ特徴があるので、自分にあったサービスを見つけてみましょう。
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- 世界でNo.1のシェア数
- 自社ロボットによる順位付け
- ユーザー満足度の高さより「グーグル先生」「ググれ」などの言葉が生まれる
- 週と月のトレンドキーワードを国別に見る事ができる
- web系の仕事をしている人からの指示が絶大
Yahoo!JAPAN
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- 日本でのシェア率は1位
- Googleの検索データを使っている為、検索結果はGoogleとほぼ同じ
- 最新ニュースを検索窓の下に掲載しているため、トレンドを抑えやすい
- 国内でもトップクラスのオークションサービス「ヤフオク」を運営している
livedoor
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- 過去に堀江貴文氏がCEOをしていた会社の検索エンジン
- Blogサービスの利用者数が多い
- 最新ニュースを検索窓の下に掲載しているため、トレンドを抑えやすい
- LINE株式会社が運営
NAVER
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- 韓国では検索エンジンとして使われている
- 韓国でのシェア数はGoogleに次ぐ2位
- 日本ではNAVERまとめが有名
- NAVERまとめは、国内トップクラスのキュレーションメディア
楽天ウェブ検索
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- ポイントが溜まる検索機能がある
- 楽天市場で使えるお得なポイント情報などを表示してくれる
- 最新ニュースを検索窓の下に掲載しているため、トレンドを抑えやすい
Bing
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- Microsoft社が運営する検索エンジン
- シェア率は低いが検索結果までのスピードを重視している
- Googleと検索結果があまり変わらない
msn
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- Microsoft社が運営している検索エンジン
- 女性誌を連想させるようなデザイン(を意識している)?
- リンクをクリックすると他サイトに飛んでしまう事が多く、キュレーションメディアとしての役割も担う
- 最新ニュースを検索窓の下に掲載しているため、トレンドを抑えやすい
Baidu百度
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- 中国で圧倒的シェア率を誇る検索エンジン
- 「中国版Google」と言われるようにシンプルなデザイン
- 話題の画像 話題の動画などのコンテンツが満足度を高めている
Yandex
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- ロシアでトップクラスのシェアを誇る検索エンジン
- ロシア語圏(ペラルウス、カザフスタン、ウクライナ)でも人気の検索エンジン
- 独自のアルゴリズム「MatrixNet」を採用している
- ロシアの広告市場の8割を確保している企業としても有名
最後に
今後、世界的にモバイル検索が増える傾向にあります。
その流れの中で、また新しい形の検索エンジンが登場する日も近いのでは?なんて思いますが、コンテンツ制作者は時代の流れに置いていかれないように、常に動向をチェックしながらコンテンツ制作に力を注いでいかないといけませんね!
果たして、今後もGoogleが世界の検索エンジンとして、トップシェアを誇り続けるのでしょうか?
日本の企業にもがんばってほしいところです!