なぜ外部リンクはSEOで重要視されているのか?では、外部リンクの大切さを理解して頂けたと思います。
しかし、どんなに外部からの評価が高くても、内部リンクが最適化されていないことには始まりません。
内部リンクの最適化は内部対策の1つですが、その中でも優先度は高いです。
今回は、内部リンクについての知識を深め、最適に使いこなせるよう詳しく解説させて頂きます
内部リンクとは
内部リンクとは、外部リンクのように自社サイト以外からリンクを貰うのとは違い、自社サイト内にリンクを送ることを言います。
- 関連記事リンク
- パンくずリスト
- 目次ページ(サイトマップ)
- リンクが埋め込まれたロゴ画像
なども内部リンクへ含まれます。
紹介した1つ1つの最適化については後ほど説明していきますが、サイトの導線を考える段階で目次ページを作っていたなど、内部リンク最適化を意識せずともやっていた、、、なんて方も多いかもしれません。
SEOでは外部リンクの要因が大きいと言われ、この内部リンクは少し陰に潜んでしまってる傾向もありますが、内部リンクも十分評価対象になります。
内部リンクの効果の実例
「内部リンクは大切です!」なんて言われても、なかなかイメージが湧かないと思いますし、実例が合った方が説得力はありますよね。
なので、以下では実際に内部リンクを最適化することによって上位表示をされているサイトを紹介していきましょう。
ブログマーケッターJUNICHI
web関連の様々なビッグキーワードで上位表示を連発しているブログマーケッターJUNICHIさんの「Google Analytics」というキーワードで上位表示されているページを見てみましょう。
見ての通り多くの内部リンクが貼られています。
その数およそ、30個前後(2016年12月)。
おおよそテキスト量や記事の内容が大切だと言われるSEOにおいて、これほどまでにリンクが占める割合が多い記事が上位に表示されるということは、内部リンクによる恩恵と判断してもいいのではないでしょうか?
Google Analytics関連の様々な記事への導線を整理した目次ページとなっています。
他にも、JUNICHIさんは「アクセスアップ」なんてキーワードでも1位をとっていますが、このページも同じようになっています。
バズ部
言わずと知れたweb業界の大御所バズ部さん。
星の数ほどあると言われるSEOの会社がどうしても手に入れたい「SEO」というキーワードで上位表示しているページを見ると、実は内部リンクが多く貼られているページなんですよね。
しかも、記事ではなくカテゴリーページであり、JUNICHIさんと同じくSEO関連の記事への導線を整理するための目次ページになっています。
共通点
以上で紹介した、成功例の共通点は
- 目次ページである
- 内部リンクの数が多い
- テキスト量がそんなに多くない
なんてことが挙げられます。
しかし、勘違いしてはいけないのが、
内部リンクを多く使えばいいということではないことです。
たしかに、ご覧になって頂いたページは内部リンクが多く、効果の実例としては大げさすぎるくらいわかりやすいものだったので、紹介しましたが、本当に理解して頂きたい点はリンク先の記事です。
リンク先はどんな記事でしょうか?
これは間違いなく関連性高い記事があります。
- 日本と野球
- 東京と野球
- スポーツと野球
- 野球とピッチャー
この4択であれば、恐らく、4番ではないでしょうか?
確かに3番も関連性があるものですが、関連性の高さという観点で見れば4番には敵いません。
少し脱線しましたが、サイト内でも特に関連性が高いものを紹介することにより、リンク先の記事の恩恵を受けることができるということです。
内部リンクをむやみやたらに使えばいいという訳ではないということがお分かりいただけたでしょうか?
外部リンクだけではダメなの?
外部リンクがダメな訳ではないですし、ペンギンアップデートで罰せられたようなルール違反をしていない限り、外部リンクがあるに超したことはありません。
ただ、外部をリンク頼りに内部リンク最適化を行わないことにはオススメしません。
Googleのクローラーは、リンクを辿って、サイトを徘徊しているという話しを過去の記事でもしていますが、外部リンクを辿ってクローラーが自分のサイトに来てくれたにも関わらず、内部へのリンクがないことには、自分のサイト内の記事への徘徊の機会を損失してます。
1日しかしてない仕事より、1ヶ月間続けた仕事の方が、仕事への理解が深まるのと似てます。
レベルの高いコンテンツを用意することはもちろんですが、自分のサイトへの徘徊率が高い方がクローラーがコンテンツに触れる機会が多く、正当な評価を受けられるためです。
絶対にやっておくべき内部リンク
上記では目次ページを使っての最適化についての話題ばかりになってしまいましたが、その他の要因も紹介させて頂きます。
関連記事リンク
関連記事を表示させる方法と使い方という記事で詳しく説明してますが、WordPress Popular PostsというWordPressプラグインを使うと表示することができます。
関連性の高い記事を表示することはユーザーニーズに応えるのはもちろん、しっかり関連の高いページへリンクへの導線を整理しているというGoogleの評価にも繋がります。
既にできている方も多いと思いますが、もし設置していない場合は必ず行ってください。
パンくずリスト
以下の画像にように、各ページ下層ページに表示されるパンくずリストの設置はお済みですか?
パンくずリストは、パーティカルリンクなんて言われますが、ユーザーやGoogleに今いる階層を伝える役割を果たしています。
パンくずリストを設置すると、必然的にページTOPへのリンクが増えるのに加え、サイト内部で相互リンクが形成されるので、ロングテールSEOにも効果的です。
Google Analitycsなどのアクセス解析ツールを確認していると、思いもしないキーワードからの流入が多いなんてことがあると思いますが、そんな機会を増やすための施策としても有効ですね!
アンカーテキストによるリンク
内部リンクを最適化する上でもアンカーテキストによるテキストには最も気を使いましょう。
よく、上記のようなアンカーテキストを見かけますが、非常にもったいないです。
アンカーテキストに使われているキーワードとリンク先の記事の関連性が評価に繋がるので、「詳細はこちら」では全くキーワードを抑えられていませんね。
大きく評価が落ちるなんてことはありませんが、残念ながらこれでは内部リンクが最適化できているとは言えません。
渋谷のラーメン屋を紹介してる記事にリンクを送るのだとしたら、「渋谷 ラーメン屋」というキーワードをアンカーテキストに含むようにしましょう。
「渋谷」「ラーメン屋」というキーワードをどちらも含むと、文章として不自然になってしまうようなことがあれば、2つとも使う必要はありませんが、最低限どちらかのキーワードは含めるようにしてください。
リンクの使い過ぎはNG!?
ここまで内部リンクの使い方を説明していきましたが、ページ内にリンクを使いすぎるのはSEO的によくないなんて意見があります。
SEOは絶対的なものではなく、あくまで相対的なものなので、必ずしもリンクを使い過ぎはよくないという意見を真っ向に否定することはしませんが、筆者的には数の制限はないものだと考えています。
というのも、ページ単位で先ほど紹介したパンくずリストや関連記事を表示していると記事では、意識的にリンクを使っていなくても自然と多くなってしまうんですよね。
たしかに、テキストが全くない、リンクしかないようなページは「リンクファーム」なんて呼ばれ、ペナルティーの対象になりますが、自社サイト内でアンカーテキスト使って、リンク先のページと関連のあるものでしたら評価の対象になるので数は気にする必要はありません。
海外SEOの鈴木さんも適切なリンクを使っていれば数は気にする必要はないということをおっしゃていますね。
まとめ
内部リンクの最適化について話していきましたが、いかがだったでしょうか?
バズ部さんや、ブログマーケッターJUNICHIさんの例を見ていただいた通り、テキスト量が少なくてもリンク先の記事の評価の恩恵を受けることにより、上位表示ができるということから内部リンクの大切さを理解して頂けたと思います。
外部リンクのように、外的要因に頼らずにもすむので、難易度も下がりますしペナルティーのリスク回避もできるのでSEOをやっている方ならすぐさま着手しましょう!